ゴース
フラワーエッセンス ゴース/Gorse

ゴースのフラワーエッセンスは
7ヘルパーズの中で最初につくられました。
1933年秋に発表された
『12ヒーラーズと4ヘルパーズ』に掲載され、
その中でエドワード・バッチは
「彼らのあきらめは、
過去のある時期に経験した、
不安や恐怖、苦痛によるものです。
その結果、回復への希望を失い、
努力するのを止めた状態に
陥っています」と述べています。
育った環境の中で
自分の人生に起ってくることを
悲観的に見てしまい、
希望や明るい期待をもって
見ることのできない態度を
身につけた人が、
本来もっている内面の光によって、
希望をもって世界を見ることを
助けてくれるのが
ゴーズのフラワーエッセンスです。
フラワーエッセンス・ゴースと共鳴する心
【 ゴースが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・個人的な闇、絶望、あきらめ。希望を見いだすことができない。苦しみを予期する。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・魂の奥深くからもたらされる希望。期待と喜びの視点から人生を見ることができる。
日常生活で使う
・希望を見出せないような状況、何も打つ手がない状況に置かれたとき。
・長期間よくならない慢性的な症状に。
・努力することをあきらめたり、やめてしまったときに、ゴースは希望と喜びを再びもたらします。
・ゴースは光をもたらすレメディで、松果体を活性化するといわれています。とくに日が当たらないと憂鬱になる人に。
植物としてのゴースの特徴
マメ科ハリエニシダ属 学名:Ulex europaeus 和名:ハリエニシダ
西ヨーロッパ原産のマメ科の常緑低木で2~3mの高さにまで成長します。成長すると葉は長さ1~3cmの棘状の偽葉に変化しますが、若い苗木は3小葉からなる通常の葉(三つ葉)をつけます。
花は黄色で、1~2cm。マメ科の植物に典型的な花の構造をしています。1年を通して花をつけますが、最盛期は春~初夏です。花はココナッツに似た香りがします。
果実は2cmほどの長さの鞘で、中には2、3個の種子が入っています。夏には鞘が破裂して種子をとばします。植物のゴースは「火」と関連が深いようです。
ゴースの木はよく燃えますが、根は残り燃えた株から新たに成長を始めます。また、種子は火の刺激によって発芽が促されます。
ゴースが思い出させてくれること
私の希望は私の魂の太陽からやってくる。
闇の中で道を見失っていたときも
他の誰かの太陽に目を奪われていたときも
私の中の太陽は
私の物語をずっと照らし続けてきた。
そのことを本当は知ってる。
冬の朝の空気を胸いっぱいに吸って
わたしの中の太陽が照らす道に立とう。
その光を内側から全身に浴びて
胸いっぱいに呼吸しよう。
私の中の太陽が照らす道をゆこう。
参考文献
・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳 BABジャパン、2003
・BioImages – Virtual Field-Guide (UK)
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990