パイン

2023年10月22日

フラワーエッセンス・パイン

パインのフラワーエッセンス
自分を責める傾向、
自分の振る舞いや行動を
十分ではないと感じるときに、
自分を受け入れて許すこと、
評価に値しなかったのではないか
という自分への疑いと
過去の自分を受け入れ、
許すのを助けます。

心の中で自分を責めたり、
罵倒したり、見捨てたりする声と、
自分の力で自分なりに
生きてきたことを認めようとする声、
そして自分を自由に
生きていきたいという声の葛藤に
変化を与えることを手伝ってくれます。

FESの『フラワーエッセンス・レパートリー』には
「パインのタイプはしばしば、
実際の出来事とは
まったく不釣り合いな
罪悪感を抱いている。
この感情は子供時代の経験から
来ることもある。
家族の不幸せを
自分の責任と感じることを
学んだ場合だ。」(*1)
と内なる子どもとの関連が
述べられています。

たとえば、父親や母親の期待に
応えることのできない
自分はダメなんだとか、
喜ばすことのできない自分に
何か悪いところがあるんだと
考えることは、
子どもなら誰でもあることでしょう。

とくに「個」よりも「場」が
優先される日本のような文化圏では
尚更だと思います。

パインはそのような内面の子どもに
語りかけ、過去の自分を許して、
自分自身でいることを
肯定するのを助けてくれます。

(パインのエッセンスが
自分にとって重要なテーマになる人は、
服用するときに
そういう葛藤がより意識される期間を
経験することがあるかもしれません。

そのことも頭に入れておいて、
もしそういうことが起こって
思いのほか
深い取り組みになるようなら、
服用頻度を下げて
作用を緩やかにしたり、
サポートになるようなエッセンスを
一緒に組み合わせて使ったりして、
大事なその時期を
自分のペースに合わせて
通過することを考えるのが
いいと思います。

また、そのような場合には
信頼できる専門家に
相談するのが助けになると思います。)

フラワーエッセンス パインと共鳴する心

【パインが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・過去の失敗に対する自責。自分を責めたり卑下する傾向。

【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・自分自身を許し受け入れる。過去を手放し、自分の可能性を受け入れる。

日常生活で使う

・褒められても、それをそのまま受け取れない人、いつも「自分なんかまだまだ…」と思う人に。

・良いことが起こると罪悪感を感じる人に。

・人の悲しみを自分のせいだと考えて人の責任を自分で引き受ける傾向。

体験談や関連する記事

植物としてのパインの特徴

マツ科マツ属 学名:Pinus sylvestris 和名:ヨーロッパアカマツ

高さが25~40mにもなる常緑樹です。樹全体の形は丸みのある円錐形です。ユーラシア大陸北部に広く分布しています。日本には近縁種のアカマツ(Pinus densiflora) があります。

パインの花には雄花と雌花があり、同じ株に付きます。春になると枝の先端から新しい芽が出て枝が棒状に伸びていきますが、その新しい枝の根元にたくさんの雄花が付き、花粉を散布します。花粉は風に乗って広がり、新しい枝の先端に付く雌花に達して受粉します。

種子が受粉してから成熟し、松かさが開いて飛び出すまでには22-24ヶ月が必要です。また、種子には種子翼という羽上状の付属物がついていて風に乗って散らばりやすくなっています。

パイン(ヨーロッパアカマツ)の近縁種、日本のアカマツは身近にある植物なので、花や毬果(松かさ)の様子を観察することができます。(もちろん、同じものではありませんが基本的な特徴を理解するのに役立ちます。)

種子は私たちがよく知ってる松かさ(松ぼっくり)の中にあります。松かさは雌花が受粉して成長したものです。1つの枝には3つの世代の松かさを見ることができます。そして、松かさは周囲の湿度によって鱗片を開閉します。乾燥すると鱗片が開かれて翼のついた種子が風に乗って遠くまで飛んでいくこができます。

このような植物の特徴がパインのフラワーエッセンスの過去とのつながり(内面の子ども)と、それから自由になることにどのように関連しているか、思いを巡らせてみることができます。

アカマツの雌花
アカマツの雌花
アカマツの果実
アカマツの果実
アカマツの果実
アカマツの果実:受粉したばかりの果実と前年の緑の果実
アカマツの果実
アカマツの果実:前年の緑の果実と前々年の茶色の果実(松ぼっくり)

引用・参考文献

*1:パトリシア・カミンスキ/リチャード・キャッツ 『フラワーエッセンス・レパートリー』 BABジャパン 379-380p

・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳 BABジャパン、2003

・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936

・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990

Posted by takahara.daisuke