種子が十年以上地中に眠ることもあるマスタードのフラワーエッセンス

 

ワイルドローズの次につくられたエッセンス、マスタード(ノハラガラシ)は、春から初夏に4枚の花弁をもつ黄色い花をつけます。マスタードはアブラナ科の花ですが、アブラナ科は4枚の花弁が十字状であることから、以前は十字花科(Cruciferae)と呼ばれました。

 

マスタードのフラワーエッセンスは、ワイルドローズと同じカテゴリー「現実に関心がもてない」に含まれるエッセンスです。訳もなく憂鬱な気分になって現実に対処できなくなるようなときに助けになります。理由が日常生活の中に見いだせないのでどうすることもできず、余計に落ち込んでしまう感じです。

 

その理由は通常意識に上ってこないような無意識の領域にあって、何かが引き金となってそういう状況が起こるのではないかとFESのR. キャッツとP. カミンスキは述べています。(*1)

それは、いわばひろ~い意味でのフラッシュバックと言えるかもしれないと、個人的には思います。出来事については何も覚えていないけれど、憂鬱な感覚だけが戻ってくるような…。

 

植物としてのマスタードの特徴の一つは、種子が十年以上地中に眠っていても発芽力を持ち続けることがあること、そして土が掘り起こされて種子が地表近くに運ばれると、いっせいに芽吹き、他の植物を圧倒して地面を覆いつくすように群生することです。

これは普段は無意識の深い領域にあって、何かのきっかけで意識に上ってくる「憂鬱な気分」の種と重なるように思います。

けれども、マスタードは、地表近くに運ばれた種子が発芽すると、一気に成長して開花し、明るく澄んだ黄色い光で一面を覆います。それは私たちの心に光を届け、心を軽くしてくれます。

 

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*1:パトリシア・カミンスキ、リチャード・キャッツ 『フラワーエッセンス・レパートリー』 BABジャパン 2001, 403p

 

※写真は類縁種のセイヨウカラシナ(@京都、下鴨神社近くの河原)

セイヨウカラシナ

 

 

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