フラワーエッセンス・エルム

2020年12月16日

ニレ科ニレ属、学名:Ulmus procera
和名:ヨーロッパニレ、イングリッシュエルム

エルムのフラワーエッセンスの性質

・責任をもって仕事を成し遂げる自信。自分の能力を信頼できる。

【経験しやすいパターン】
・自分の役割や仕事の重荷に圧倒され、役割や仕事をやり遂げることができないのではないかと自信を失う。

 

エルムを日常生活で使う

・あまりに多くの責任に圧倒され、一時的に仕事をやり遂げられない感じがするときに。

・大きな責任を担う仕事や難しい仕事に携わっている人に。

・エルムは注意力を現在の瞬間に維持しておくのを助けます。

・動物が移動の過酷さに圧倒されるときに。猫を車に乗せて移動するときや、動物を飛行機に乗せて移動するときなど。

植物のエルムの特徴

エルムはニレ科ニレ属の落葉樹で、高さ30m以上にもなる高木です。たくさんの枝を放射状に広げ、葉は互生します。葉の根元に近い部分は左右対象ではありません。

花は小さな赤褐色の両性花で、花粉は風で運ばれます。2~3月頃葉が出る前に花を咲かせます。

果実は平べったい翼果(よくか)です。翼果とは果皮の一部が翼状になったもので、熟すと風に乗って飛んでいきます。

イギリスのエルムは1960~70年代にニレキクイムシによるオランダエルム病(ニレ立ち枯れ病)にかかり数が激減しました。

ニレ属の木は神話の中で重要な役割を果たします。ギリシャ神話では、エルムは眠りの神モルフェウスの木で、その枝にはもろもろの夢が宿っているとされ、
その木の下で眠る者に奇怪な夢や恐怖をもたらします。

北欧神話では、セイヨウトネリコ(ash)から最初の人間の男(Askr)が生まれ、エルムから最初の人間の女(Embla)が生まれたとされています。

興味深いのは、アイヌ神話でも、神の子でありながら人間のように暮らす「アイヌラックル」は雷神カンナカムイと春楡(ハルニレ)の木の精霊チキサニ姫との間に生まれたとされています。

日本に自生するニレ属は3種で、ハルニレ、アキニレ、オヒョウです。

フラワーエッセンス・エルムの心へのはたらき

バッチフラワーレメディーのエルムは自分の役割や仕事をやり遂げることができないんじゃないか、自分には無理なんじゃないかと、自分の能力を疑ったり、自信を失って消耗してしまったときに、再び自分への軽やかな信頼を取り戻すのを助けます。

典型的なエルムタイプは利他的な志をもっていて、それを達成しようと果敢に振る舞おうとする傾向があります。個人的なことを超えて役割を引き受けてしまうような傾向もあります。FESの『フラワーエッセンス・レパートリー』には「英雄」や「救世主」の役割に、との記述があるように。エルムタイプはいい意味でも悪い意味でも「救い手」のアーキタイプの影響を受けやすいと言えます。

本人が期待されているだろうと無意識に信じる役割を完璧にこなそうと苦闘するよりも、リラックスして、できないことを手放して個人的な興味や熱意や軽やかさを取り戻すのを助けます。自分の興味や熱意や軽やかさとつながっている信頼によって、仕事や役割を愉しめばいいんだとエルムのフラワーエッセンスは教えてくれます。

フラワーエッセンス・エルムがつくられる樹木=ヨーロッパニレ(エルム)の観察

2月初めのエルム(ヨーロッパニレ)

フラワーエッセンス・エルム

2月の晴れ渡った空を背景に立つエルムの姿は素晴らしいです。ずっと見上げていたくなるような心地よさを感じました。光に照らされる枝は、白、あるいはシルバーの輝きのある存在感で、風に揺れていました。よく見ると枝先の冬芽はすでに膨らんでいます。

フラワーエッセンス・エルム…植物としてのエルム

エルム(ヨーロッパニレ)の開花

昨日(2015年3月8日)は東京・小石川植物園で「エルムと友達になる」観察会を行いました。あいにく小雨の降る中での観察会となりましたが、「あいにく」は観察する人間側の都合で、エルムにとっては晴れの日の陽射しと同じように、恵みの雨だったのだと思います。

花が開花する直前や開花したばかりのときに植物が放つエネルギーを言葉で表現するのはとても難しいのですが、樹木の場合、木全体からそれが感じられます。昨日はまさにエルムがその状態でした。その木の下で参加者のみなさんと共に過ごしました。

エルムの開花

エルム(ヨーロッパニレ)の花
バッチのフラワーエッセンス・エルムがつくられるヨーロッパニレの花 (2015年3月8日・小石川植物園)

エルム(ヨーロッパニレ)の翼果(*1)

エルムのフラワーエッセンスは、自分の役割や仕事をやり遂げることができないんじゃないか、自分には無理なんじゃないかと、プレッシャーを感じて自分の能力を疑ったり、自信を失って消耗してしまったときに、再び自分への軽やかな信頼を取り戻すのを助けます。

樹木としてのエルムは、幹の堂々として印象に比べて枝先に向かうにつれて細かく枝分かれしているのが特徴の一つです。そのためか木全体からしなやかな力強さと同時に細やかな印象を受けます。

細やかさは、繊細であるがゆえに責任の重さに圧倒される植物のジェスチャーとしても、役割や仕事を成し遂げるための、隅々までエネルギーの行き届いた自信のジェスチャーとしても見ることができます。

エルム(ヨーロッパニレ)の翼果
フラワーエッセンス・エルムがつくられる樹木=ヨーロッパニレは花が咲き終わった後、翼下になり、その後で葉が展開します。
エルム(ヨーロッパニレ)の翼果がたくさん地面に落ちています
エルム(ヨーロッパニレ)の翼果がたくさん地面に落ちています。

エルム(ヨーロッパニレ)の翼果

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*1 翼果(よくか):果皮の一部が平らな翼状に発達した果実

※以下はエルム/ヨーロッパニレ(Ulmus procera)の動画です。(小石川植物園)

 

 

参考文献

・園芸植物大辞典 3 小学館, 1989

・金田一京助 『金田一京助全集 第11巻』三省堂、1993

・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003

・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936

・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990

Posted by admin_takahara