マスタード/Mustard

アブラナ科シロガラシ属 学名:Sinapis arvensis

マスタードのフラワーエッセンスの性質

・感情的な落ち着きと生きる喜び。

【経験しやすいパターン】
・理由もなく暗雲がたれ込めてくるような暗い憂鬱な気分におそわれ落胆する。

バッチ医師のマスタードの解説

Those who are liable to times of gloom, or even despair, as though a cold dark cloud overshadowed them and hid the light and the joy of life. It may not be possible to give any reason or explanation for such attacks. Under these conditions it is almost impossible to appear happy or cheerful.

マスタードを日常生活で使う

・陰鬱な気分でふさぎこんでいるとき。

・PMSやホルモンバランスの乱れからくるうつ状態に。

・動きたくないほど気分が重いとき。

・雨の続く時期や冬の時期に太陽の光にあたらないと落ち込むとき。

・部屋の雰囲気が陰鬱なとき、マスタードのミストスプレーを。

・出口のないトンネルに入ったように感じて光が見えないとき。

植物としてのマスタードの特徴

マスタード(ノハラガラシ)は地中海沿岸を原産とするアブラナ科シロガラシ属の一年草です。茎は直立して高さ40~80cmくらいになり、群生します。

属名のSinapisはギリシア語で「カラシ」を意味するsinapiに由来し、arvensisは「畑、あるいは耕作した土地の」という意味のラテン語に由来します。

春から初夏に倒卵形の4枚の花弁をもつ黄色い花をつけます。アブラナ科の花の花弁は4枚で十字状で、十字架を連想させることから昔は十字花科(Cruciferae)とも呼ばれていました。

アブラナ科の植物の多くは秋に芽生え、冬はロゼット(*1)で過ごし、春に開花するというサイクルをもっています。地面が硬くやせた土地、海岸地域のアルカリ性で塩分のあるような土地、気候の厳しいあまり日当たりのよくない地域などに生えるパイオニア植物(*2)です。

果実は長さ2~5cm、幅2~4mmで、7~16個ほどの種子がはいっています。種子は暗褐色の球形で直径1~1.5mm程度です。

新約聖書の中でイエスは神の国をカラシ種にたとえています。「土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほどの大きな枝を張る」(マルコ4:30~32)

ここで紹介されているカラシは植物の大きさからクロガラシとする説が有力ですが、イスラエルではシロガラシやノハラガラシの方がクロガラシよりもよく見られるようです。どちらにしろ、小さな種子が急速に成長し群生するカラシのジェスチャーがたとえに用いられています。

マスタードの種は種子銀行と呼ばれ、十年以上も地中に眠っていても発芽力を持ち続けることがあります。畑が耕されたりして地面が掘り起こされると、いっせいに芽吹き、他の植物を圧倒して地面を覆いつくすように群生します。

 

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*1:ロゼットはバラの花の形を意味する言葉で、地上茎がないか極端に短く、葉が放射状に直接地中から出ている状態。冬の間は寒さに耐えるように地表に張り付き、広く葉を広げて光を最大限に受け取ることができる。タンポポなど。

*2:パイオニア植物:自然災害(台風、山火事など)や人為的な活動によって、荒地となったり、裸地(らち)となったところに真っ先に出現する植物。

以下の写真はノハラガラシの類縁種のセイヨウカラシナです。

ノハラガラシの類縁種のセイヨウカラシナ

ノハラガラシの類縁種のセイヨウカラシナ

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ノハラガラシの類縁種のセイヨウカラシナ

ノハラガラシの類縁種のセイヨウカラシナ

参考文献

・J. アディソン『花を愉しむ事典』樋口康夫、生田省悟訳、八坂書房、2002

・廣部千恵子『新聖書植物図鑑』教文館、1999

・『日本の帰化植物』平凡社、2003

・長田武正『原色日本帰化植物図鑑』保育社、1976

・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003

・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936

・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990

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