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内面の暗闇に光をもたらすフラワーエッセンス、ゲンチアンとマスタード

フラワーエッセンスは内面の暗闇に光をもたらしてくれるものがたくさんありますが、その中でゲンチアンとマスタードは次のように、よく引き合いに出されることがあります。

理由のわかっている憂鬱にゲンチアン

理由のわからない憂鬱にマスタード

ゲンチアンはちょっとした後退や困難があると、自分を疑って落胆してしまうようなとき、「やっぱり自分はだめなんだ・・・」みたいなときに、自分を信頼し続けるのを助けます。

一方、マスタードはとくに理由があるわけではないのに突然心が重く絶望的な気持ちになるようなとき、気持ちを軽くして感情的な落ち着きを取り戻すのを助けます。

要するに、どちらも気持ちが重くなり、ふさぎ込んでしまうようなときのためのフラワーエッセンスですが、ゲンチアンは物事がうまくいかないという理由があるのに対して、マスタードの場合はこれといった理由が思い当たらないという違いがあります。

この2つのフラワーエッセンスをそれぞれの植物の特徴から比べてみると、フラワーエッセンスの性質をより有機的に理解することができます。

フラワーエッセンスと植物の関係

フラワーエッセンスは「花のエネルギーを水に転写したもの」と説明されることが多いですが、みなさん、その説明だけで納得されているのかなあ・・・?といつも思います。

もちろん、この説明が間違っているという意味ではありません。その通りなのですが、もしかしたらこの辺りの説明が必要以上にフラワーエッセンスを「怪しいもの」にしているのではないかと思います。

というのは、特別な能力のある人、サイキックな能力のある人にしかわからないんだろうな・・・と思われてしまうと、そこでみなさん思考停止になってしまうのではないかと思うのです。

ここは声を大にしてお伝えしたいのですが、フラワーエッセンスの作用は植物をある方法で観察すればある程度誰にでも理解することができます。特殊な能力などは必要ありません。

そのあたりのことを知っていただきたいということもあって、ゲンチアンとマスタードをフラワーエッセンスと植物の両方の視点で比べてみたいと思います。

植物の特徴とフラワーエッセンス性質のつながりが見えてくると、フラワーエッセンスは本当にワクワクするような自然の不思議を実感することができます。

※この記事で使う「暗闇」は「ネガティブ」や「悪」とつながるものだけでなく、純粋に光が届かないところという意味で使っています。フラワーエッセンスの基本的な世界観では、光=善、闇=悪というわけではありません。光と闇は両方で成り立つ自然現象と捉えます。

おっと、横道にそれてしまいました。元に戻りましょう。

光に敏感に反応するゲンチアン

ゲンチアンはリンドウ科の植物です。ゲンチアナとか、ジェンティアンと呼ばれることもあります。バッチのフラワーエッセンスになっているリンドウは日本には自生していません。

リンドウは二年生植物です。二年生植物というのは、発芽してから枯れるまでのサイクルが一年以上二年以内の植物です。春に発芽したものは花をつけずにそのまま冬を越し、次の年になって花柄が伸びて秋に花を咲かせます。

しっかりした真っすぐな茎をもっていて、花は紫~すみれ色の鐘形で、先端は5つに分かれています。根は苦み成分を含んでいます。

ゲンチアンは太陽の光に敏感に反応します。曇りの日や気温が低いときには花弁を閉じていますが、太陽の光が射し、気温が上がるとすぐに反応して花弁が開きます。(*1) 逆に光が少なくなると、すぐに花弁を閉じてしまいます。

このような花のジェスチャー(仕草)と「ちょっとした後退で自分を疑って落胆してしまう」というゲンチアンのタイプの経験しやすい傾向とを1対1の因果関係で結びつけることはできませんが、とにかく光に敏感です。

ゲンチアンは花の、その深い紫色の空間の中に太陽の光をいっぱいに受け取るように花弁を開きます。

ゲンチアン

バッチのフラワーエッセンスになっているゲンチアンの近縁種・日本のリンドウ

暗い土の中に眠るマスタードの種

一方、マスタードは光とどんな関係をもっているでしょう?

マスタード(ノハラガラシ)はアブラナ科の一年草です。春から初夏に4枚の花弁をもつ黄色い花をつけます。バッチのフラワーエッセンスになっているマスタードも日本には自生していません。

マスタードは、種子の芽吹きと光の関係が特徴的です。マスタードはさやの中に1mm程度の小さな種子をたくさん実らせます。それらはやがて地面に落ちて地中に運ばれますが、すべてが次の年に芽吹くわけではありません。暗い土の中に運ばれた種子のいくつかは地中でそのまま眠ります。時には10年以上も地中で眠っていても発芽能力を失わないそうです。

眠っていた種子は土地が耕されたり風雨によって掘り起こされてして地面近くに運ばれると、春から初夏にいっせいに芽吹き、4枚の花弁をもつ黄色い花で辺りの空間を覆いつくします。

マスタードの花の黄色

マスタードの花の黄色は独特の黄色です。日本では、桜の花が終わった後にセイヨウカラシナが川岸や川の中州に群生して、辺りを黄色で覆うことがありますね。葉や茎のライトグリーンから花のレモンイエローへと移っていく色合いは、目の前の空間全体が、生命の春のよろこびで満たされ、広がるような感覚です。

FESのP.カミンスキーとR..キャッツは『フラワーエッセンス・レパートリー』の中で、マスタードについて次のように解説しています。

黄色のマスタードの花には、明晰な精神エネルギーとつながり、憂鬱の原因や意味を理解できるように促す力があります。(*1)

「理由のわからない憂鬱にマスタード」といわれる「理由がわからない」のは、私たちの心の中の、意識の光の届かない暗いところに眠っている何かが関係しているのかもしれません。マスタードの種子が地中に眠るように。

暗い土の中に眠るマスタードの種

まとめ:フラワーエッセンスの性質と植物の姿かたち

理由のわかっている憂鬱にゲンチアン

理由のわからない憂鬱にマスタード

ゲンチアンは、私たちが外的な困難によって見失った内面の光を、太陽の光にとても敏感な五芒星の花弁をもつ深い紫色の空間に取り込んだ光によって思い出させてくれるように思います。

土が掘り起こされ環境が整うと種子が一斉に芽吹き、群生して、あたりを黄色の花で覆うマスタードは、まだ冷たい空気を春の喜びの歌で満たすように、私たちの中の生命の喜びを思い出させてくれるように思います。

ゲンチアンとマスタードのフラワーエッセンスを、植物の特徴を比較することで、より立体的でいきいきとしたイメージとして捉えていただくことを目指して書いてみましたが、いかがだったでしょうか。

今の新型コロナウィルスの状況が収まったら、思いっきり植物観察会をやりたいと思います。そのときは、ぜひご参加ください(^^)

 

この二つのフラワーエッセンスについての僕自身の体験談は以下をご覧ください。

自己肯定感に取り組むための一歩目…「どうせ自分なんか」を変えるには

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*1:パトリシア・カミンスキ、リチャード・キャッツ 『フラワーエッセンス・レパートリー』 BABジャパン 2001, 403p

参考:バッチ医師は1933年のTwelve Healersのなかで、ゲンチアンのタイプについて「より大きな見地を理解するのでなく、物事をあまりに自分の思い通りにしたいと望むことがよくある。」と書いています。最終的には「確信が持てない」のカテゴリーに入っていますが、1932年のFree Thyselfでは、「疑い/理解」という極ではたらくとされています。

 

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