「月がきれいですね」と、花でつながる関係

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漱石が英語教師をしていたとき、生徒が”I love you.”を「我君を愛す」と訳したと聞き、日本人はそんな言い方をしない、「月がきれいですね」とでもしておけばいいのだ、と言ったという逸話があります。事の真偽は別として、なぜ「月がきれいですね」なのかの理由として、日本人が直接的な表現を好まないことがよく挙げられているようですが、僕はこの話を聞くと、表現の仕方というより関係の在り方ではないかと思います。

それはこのエピソードの「月でつながる」ところです。直接面と向かってあなたと私の関係を云々するのではなく、同じ月を共に見ることのできる幸せを通して相手との関係を深めるところ。そこが日本人的なのではないかと思います。

ここから一気に話が飛ぶのですが、僕はこの話を聞くと、フラワーエッセンスヒーリングのセッションのことを思います。フラワーエッセンス療法のセッションにはさまざまなスタイルがあると思いますし、プラクティショナーの個性によって違うのが自然だとも思っているのですが、僕自身が目指しているのは「花でつながる」ということです。

たとえば、フラワーエッセンスヒーリングでお話を伺っていると、セッションに来られた方が、印象的な夢を見たんです。その夢は・・・と夢の話をされることがあります。フラワーエッセンスを服用し始めると、固まった心が緩んで、とても鮮明に記憶に残る夢を見たり、それまで無意識だった自分の感情に気づいたりすることがあるので、そうしたことが起こったら、できるだけ書き留めておいてくださいとお願いしています。

それで、夢の話をされる方が結構いらっしゃるのですが、夢の中で感じた驚きや、うれしさや、悲しさや、恐さや・・・場面場面で感じたことを物語の展開と一緒に味わいながら聞かせてもらいます。そのときの気持ちについて話し合ったり、その夢をご本人がどう感じたかについても話し合ったりします。こちらから夢を解釈することはほとんどありません。そうしていると、いつもというわけではありませんが、僕の中にいくつか花(フラワーエッセンス)が浮かんでくることがあります。

 

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それで、今度は僕がそのいくつかの花について話します。どんなところに咲いていて、どんな色をしていて、どんな形をしていて、実際に見たことのある花なら、出会った時の印象なども。そしてフラワーエッセンスとしてはどんな作用があるといったことをお話しします。そうやって、夢の物語と重なる花を共に見つけていく作業をしていくわけです。

もちろん、夢だけではなく、変えたいパターンや、悩みなどについても同じように一緒に味わいながら、それに重なる花を見つけていければいいなと思っています。夢と花を因果関係で結びつけるというよりは、互いに夢と花をその場に出し合って、重なるものを探していく感じでしょうか。

ガップリヨツで相手と自分との関係の中で相手のことを因果で云々すると、たとえば、あなたのそのパターンはチコリですね、これだけやってあげているのにと思うことはありませんか、そうですか、ありますか、では・・・、となってしまうと、そこはとても窮屈な空間になってしまって、時にはその人が自分のままでいられる場をつくるのが難しくなると思います。

けれども、花や夢のイメージなどでつながることができると、つながっているものについてどう感じるかを自由に話せます。自分のままでいることのできる場ができると思うのです。僕らプラクティショナーにできるのは、フラワーエッセンスの選択も含めて、人が他の誰かではなく自分のままでいることのできる場をいかにつくることができるかということかもしれませんね。土と水と光と伸びていく空間があれば、種は季節がくれば自分の力で必ず芽吹いて伸びていくのですから。

 

チコリ

 

 

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