「セッション」

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フラワーエッセンスヒーリングでクライエントの方と1対1でお会いすることを

セッション」と呼んでいます。

 

他にもいろいろ呼び方はあると思うのですが、

僕はこの「セッション」という言葉が好きです。

それは普段の時間とはちょっと違う時間です。

役割は違うけれども、基本的に二人の人間が会って

花(フラワーエッセンス)を介して時間を少し共有させてもらう。

 

クライエントの人の世界からできるだけ外に出ないで、

勝手に中に入っていかないで、

それを支えることができるといいなと思います。

 

河合隼雄先生は

『子どもの本を読む』の『思い出のマーニー』についての解説のなかで、

「ところで、老人夫婦のペグさんたちは、今日の優秀な心理療法家がアンナに対してするだろうと思えるのと同様のことをしたのである。つまり、彼らはアンナを好きなり、できるかぎりアンナの自由を尊重し、彼女の内面に触れようなどとは全然しなかったのである。」と述べられている。

 

プラクティショナーやヒーラーもまた、

クライエントの方の世界を安全に守ることがもっとも大事な仕事だと思います。

けれども、正直この仕事を始めたころは

その辺のことがぜんぜんわかっていませんでした・・・。

それについては「しくじり先生」ができます。

 

「セッション」というと僕は同時にジャズのことを思い出します。

僕は大学に入ってから物凄くジャズに興味をもって、好きになって、

レコードをたくさん買ってジャズばかり聴いていました。

だから、あんまり、・・・正確には途中からほとんど、授業に行かなかった(^_^;)

 

M. デイビスの Someday My Prince Will Come. とか何回も何回も聞いて、

そうしたら、録音の中にドアを開ける「ギィー」という音が入っているのを見つけたりして・・・(笑)

K. ジャレット、G. ピーコック、J. ディジョネットのスタンダーズトリオも物凄く好きでしたね。

スタンダーズトリオのSomeday My Prince Will Come.とか、

もう聴いてたら泣きそうになる。

 

いやいや、そうじゃなくて「セッション」のこと。

 

ジャズではテーマ(のメロディ)とコード進行が決まれば、

あとはほとんど打ち合わせなく即興で演奏してしまうわけですが、

そういうのを「セッション」と呼びますね。

 

一緒に演奏するミュージシャンの音やフレーズや情熱や、

いや、ミュージシャンだけじゃなくて、

その会場の空気とか、観客の熱とか・・・そんな全部を感じ取って

それがまた音に反映されて展開されていくわけですね。

僕はジャズのそういうところが物凄く好きです。

 

「セッション」というとき、僕はそういうことを思います。

流れている音やメロディに耳を傾けながら、

その音やメロディに響き合う花を感じながら、

クライエントの人の世界を守るために自分に何ができるできるだろう。

 

けれども、そういうセッションを成り立たせるためには、

その場でただ即興的に反応すればいいかと言えば、

それはまったく大間違いで、

テーマやコード進行について物凄く理解が必要で、

同時に、できるだけ自由で自然でいたいわけだから

そもそも矛盾していることをやろうとしている。

 

そして、つねに自分に正直に向き合わなくちゃいけないし、

たくさん努力しなくちゃいけない。

自分の世界を半歩出て

相手の世界に寄り添うと努力、

自分を生きる努力。

そして花を、自然を畏れをもって好きになる。

きっと一生かかってもできるかどうか。

 

だから、僕はそういう「セッション」が好きです。

 

 

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