本来「わたしの物語」は自身の深い内的な世界とのつながりから、つまり日常とはちょっと違う次元とのつながりから生まれてくるわけですが、そうやって生まれたものじゃない物語に、私たちは縛られてしまうことがあります。

自分がそういう物語に縛られているかも?と気づくことは、他の誰かではない「わたしの物語」を見つけるための大きな一歩になるのではないかと思います。そのために私たち自身にできる最初のことは、日常の現実と、心の深い層の動きがどんなふうにつながっているかということに意識的に取り組むことではないかと思います。

と、言葉で言うのは簡単ですが、これがなかなかどうして難しいです。

私たちは普段日常的な意識が勝っているので、自分の内面にただ下りていくのは難しいものです。どうしても意識が外側に向いてしまったり、原因-結果で考えてしまったり、良い悪いとか、正しい間違っているにいってしまったりしがちです。

たとえば、

「あの人が理不尽な態度をとったから、私はとてもイライラした。あんな態度さえしなければ嫌な気分にはならなかったのに。どうしてあの人はあんな態度をとったのだろう。何か私に原因でもあるのだろうか。いや、そんなはずはない。だって私は・・・」

「あの人が理不尽な態度をとったから、私はとてもイライラした。あのイライラの感じはとても嫌な感じだ。胸と喉がキューっとつまるような感じで何も言えなかった。私の心はなんて言いたかったのだろう。そういえば、あんな感じは前にもあったような…。私はあの人の何をに不尽さを感じたんだろう。・・・」

日常の意識を行ったり来たりしている感じと、自分の中に下りていこうとしている感じの違いは、こんな感じかなーと思いますが、どうでしょう。

2つの世界とわたしの物語を探す旅

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