すべての人は「傷を負った癒し手」のアーキタイプとかかわりをもっている。けれども、とくに他者の心の癒しや援助にかかわろうとする人にとっては直面することを避けて通ることのできないアーキタイプだ。

それが人生の中で活性化するとき、あるいは自らそのアーキタイプに近づこうとするとき、われわれは自らの傷に、そして自らの影に対峙せざるを得ないときがある。ときに個人的な傷を超えて・・・。

 

傷を負った癒し手は、自らが癒えない傷に苦しむがゆえに、
傷ついた他者が、彼の傷を経験することに心を開くことができる。

傷を負った癒し手は、自らの癒えない傷に心を開くことができるからこそ、
傷ついた他者が、彼の傷に向き合うことに耐えることができる。

傷を負った癒し手は、自らの癒えない傷と共に歩んできたからこそ、
傷ついた他者の傷の神秘を信頼できる。

 

 

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