傷を負った癒し手 – 2 (癒し手と影)

(「傷を負った癒し手 – 1」からの続き)

人の中の「内なる癒し手」が目覚めることに絶対の信頼をおいて仕事をする癒し手は、自らの暗い部分にも光を当てることになる。

強さの陰には弱さが、謙虚さの陰には傲慢さが、寛大さの陰には嫉妬深さが、柔軟さの陰には頑固さが、許しの陰には復讐心が住んでいることは珍しくない。

それらは、いくら取り組んだからといって完全に消えてなくなったりはしない。光がある限り影がなくなったりはしないように。

もし、影を排除して光だけを求めるなら、影は自分の意識の外で力をもつ。

もし、影を迎え入れるなら、光と影のドラマは意識の内で起こり、内的な経験となる。

意識の外側で力をもった影は、自分と援助しようとする他者との関係に大きな影響を、ときに破壊的な影響を与える。

 

だから、傷を負った癒し手は、いったん自分の意識から排除され捨てられた心の断片との再会を果たさなくてはならない。

受け入れがたい自分自身との、再会までの道のりは決して平坦ではなく、危険も伴う。

その道を超えて、彼らとの再会を果たし、彼らの声に耳を傾け、彼らの存在に心を開くとき、光と影の神秘に触れる。

 

傷を負った癒し手は現象の外側にだけいることはできない。

傷を負った癒し手の仕事の中心は、現象全体を照らす目を持つと同時に、現象の中に生きることを通して行われる。

現象の内側で他者から影響を受けるときにこそ、他者に影響を与えることがでる。

傷を負った癒し手の仕事の土台は、影響を受けた自分自身を変容させることによって他者の変容を手助けすること。

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