『大人の友情』(河合隼雄)を読む

いろいろな人間関係のベースに「友情」がある、ということは、

年齢を重ねるにつれて実感がわいてくるように思う。

友人との関係が深くなるにつれて、その影の部分が明らかになるにもかかわらず、なお友人関係が続くためには、そこに「やさしさ」がなくてはならない。
友人の欠点や、時には悪事をさえ知るかもしれない。それを肯定することはないが、非難する前に、まずそのようなことのある人間としての苦しみや悲しみの方に身を寄せる。その気持ちを共にした上で、それからのことを共に考える。外から見て批判し、非難する以前に、内側に共に立って感情をわかちあう、やさしさが友情を支える。

若い頃は、何かと外側に立って批判してきたなあと思う。

自分自身のことさえ・・・。

このやさしさはどこから来るのだろう。あっさりと言ってしまうと、死すべき者の自覚ということになるのだろう。何のかのと言っても、彼も死ぬし自分も死ぬ。このことは絶対確実なことだ。人生は予測不能なことが多くて、未来にいったい何事がおこるかまったくわからないが、人間は死ぬことだけは確実である。このことがどれほどしっかり自覚できているかが大切である。・・・

人は死ぬ。

それはいつ来るかわからない。

その日までこの世界に共に生きる者として、

この世の評価や価値を超えて互いのたましいを思うとき、

そういうやさしさが湧いてくるのかもしれない。

 

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