人の心に起きている現象を共に経験しようとする態度は、

人が癒えることを可能にする場を

提供しようとする人たちにとって、

基本的な態度ではないかと思う。

 

それは、状況を客観的に判断して、

外側からその人の問いや悩みに

正解を与えようとする態度とは違って、

その人の心の世界に起こっていることの「中に」

自分を置こうとすることだ。

 

この心のあり方は、

ゲーテ的な自然観察のアプローチを用いて

植物に向き合う時の態度と物凄く似ている。

(と個人的には思っている。)

 

それは、先入観や主観を脇に置くことによって、

自分の理解の枠の中で植物を見ようとするのを

やめることだ。

 

(日常私たちはいろいろなものを

自分の理解の枠の中にどう収めるか

ということばかりをやっているので、

この態度がいかに普段の態度と異なるかがわかる。)

 

言い換えると、自分の世界の枠から出て、

植物に意識を添わせること。

植物が経験している形や色をそのままたどり、

それを共に経験すること。

 

それによって私たちははじめて

すでに知っている植物ではなく、

現に目の前にある植物そのものに出会うことができる。

 

まったく同じように、

自分の世界を出て

人の心の世界に起こっていることに

意識を添わせ、それを共に経験するとき、

外から理解しているその人ではなく、

その人の内的世界に内側から

触れさせてもらうことができる。

そうして、光や水は可能性や希望の種子に届けられる。

 

フラワーエッセンス・プラクティショナーなら、

その種子がどんな花を咲かせるかを想いながら、

その過程を共に歩くことになるのではないかと思う。

 

Share This