フラワーエッセンスヒーリングのセッションをやっていると、時々発達障害の子どもさんの相談を受けることがあり、少しでも力になれないだろうかと、本を探して読んだりするのですが、何度読んでも胸を打たれ、ほとんど泣きそうになる文章があります。

それは花園大学心理カウンセリングセンター監修の『発達障害との出会い こころでふれあうための一歩』という本の一番最後におさめられている村瀬嘉代子先生の「あるエピソード」という文章です。

次元が違い過ぎて何もコメントできないのですが、興味のある方はぜひ読んでみてください。この本の副題は「こころでふれあうための一歩」です。

 

【追記】「何もコメントできない」だけではタイトルを見てクリックしていただいた方にあんまりなので、エピソード以外のところで村瀬先生が書いていらっしゃることで、僕が肝に命じておきたいと思っていることをいくつか書いてみます。

 

・「対人的な反応というのは“相互関係”の中から現れてくる。」

たとえば器質的な要因があったとしても、同じ遊戯療法をやってもその効果はセラピストによって違うのだそうです。私たちは明快な因果論で理解するとスッキリするけれども、よくよく見てみると、指の間から砂がこぼれ落ちるように論理的な考えに当てはまらない事実がある。それをよく見つめて「これはなんだろうか」と問うことが大事なのではないかとおっしゃっています。そして、なぜ人によって子どもの反応が違うのかを見ていくと、彼らは人間関係を避けているというより、不器用で非常に敏感なために世間の基準で人間関係を結べないのであって、本当は緻密な観察眼やデリケートなセンスをもつ質のいい相手を欲している人なのではないかというわけです。

遊戯療法だけでなく、そして発達障害の子どもさんだけでなく、他のセッションにも共通することだと思います。フラワーエッセンスヒーリングに来ていただいた方と、どんな関係を築くことができるかということは、フラワーエッセンスの効果に影響を及ぼす大きな要素になると思います。

 

・「わからなさのなかでつながる」

一義的にわかったつもり、単一の軸でわかったつもりにならないことが大切だとおっしゃっています。臨床家に求められるいちばんの資質は、”わからなさ、不確定な状況に耐えること“だと。

 

僕など後からセッションを振り返ってみると、不確定な状況に耐えられなくて、自分が安心するために言ってしまった言葉に気づいたり、相手の安定を手助けしたつもりが、実は自分がわからない状況に耐えられなかったのではないかと気づいたりして、次こそはもっと自分の無意識に自分を開いていようと思うことがたびたびです。

この本を読むたびに人を援助するということを原点に返って考えるよい機会を与えてもらっています。

 

 

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