フラワーエッセンスと、ネガティブと、ドラゴンについて-8

 

僕らは、毎日を生きると同時に、その経験を「私」の体系に収めていくということをやっています。経験すると同時にその経験を体系化するということをやっているわけですが、その主体を自我だとすると、自我は相反する2つの面をもっています。それは、新しい経験を体系に収めるために「私」の体系を見直して変えていこうとする傾向と、それが体系の安定を脅かすような経験のときには、体系から排除して安定を守ろうとする傾向です。ですから、自我は「私」の安定を守りつつ、つねに発展しようとする存在です。(*1)

そのような自我の安定と発展を助けるものとしてフラワーエッセンスは物凄く役立つと思います。そのときに、実際に起こってくるのはこんなことじゃないか、ということを「フラワーエッセンスと、ネガティブと、ドラゴンについて-4」に書きました。

 

ドラゴンと内面の旅、たましいの物語

フラワーエッセンスを使って、いや使うかどうかには関係なく、正直に自分の気持ちや感情や行動パターンに向き合って、自我の発展の方向に向いて進んでいくと、自然に自分のたましいが求めるものって何だろうとか、自分にとって本当の幸せって何だろうという、自分の中にずっとあった問いがだんだん大事になってくると思うのですが、それと同時に、自分の中にできれば向き合いたくないことや、向き合うことが難しいことがあることが気になり始めるんじゃなかと思います。

普段はほとんど意識に上ってこないようなこと。・・・人生の局面では何度となく浮上してくる、生き方の土台にかかわるようなこと。これまで後回しにしてきた、どう扱っていいかわからない、自分の中で答えの見いだせない問題・・・。

けれども、僕らはそういうことにあえて向き合おうなんて気にはなかなかなれません。いや、なかなかじゃなくて絶対なれません。そんなものは絶対迂回してうまく切り抜けたい。実際、それに向き合う以外の方法をさんざん試してみたりする。

そこまでして僕らが避けたい理由は、それが「私」の体系の安定を土台から脅かすように感じられるから。それは「私」の体系から排除してきたものだから。排除することで安定を保ってきたものを、もし体系に組み入れるとなると、自我は体系自体の大改築を迫られます。

 

僕らがドラゴンに立ち向かうことができるのは、たいてい立ち向かわざるを得ない状況が訪れて、…そういう状況が訪れることには少なからず偶然が関与しているのですが…、やっと覚悟を決めて旅に出る、みたいな感じだと思います。

けれども、自分のたましいが求めるものって何だろうとか、自分にとって本当の幸せって何だろうという、自分の中にずっとあった問いがだんだん大事になってきて、だんだん深まっていくことと、ドラゴンの登場はどうやら無関係ではなさそうです。

 

ある時主人公は旅に出る。
旅の途中でドラゴンに出会い、
なんとかドラゴンを退治して、
囚われていた犠牲者を救い出す。

 

宝物を見つけて持ち帰り、
持ち帰った宝物と旅の経験で得たものによって
彼の人生は新しいものになり、
かかわる人すべてに影響を与え、
彼の国はもまた新しくなる。

 

こうした筋書きが土台となっている物語がたくさん存在し、それらを読んだり、見たりする僕らが心を動かされるのは、もともと心の深いところにみんなが共有している、たましいの物語とでもいえるものがあるからだと思います(*2)。こうした内面の旅、…僕ら一人ひとりが自分のドラゴンに立ち向かって宝物を手に入れる旅の助けとしても、フラワーエッセンスは物凄く力を発揮してくれます。

 

ミスミソウ

ミスミソウ(2017/3/4)

 

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参考文献

*1:河合隼雄著 『コンプレックス』 岩波書店 1971

*2:キャロル・S・ピアソン著、鏡リュウジ監修、鈴木彩織訳 『英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー 12のアーキタイプを知り、人生と世界を変える』 (原書『Awakening the Heroes Within』)

 

 

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