傷と自分との関係を癒す

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癒えない傷に耐えられる自分」の記事の中で、誤解を恐れずにあえて「傷は癒えないと思う」と書きましたが、傷に取り組むことには物凄く大きな意味があると思っています。

ヤロウ

 

傷は、過去に満たされなかったものを外側から誰かに満たしてもらっても埋め合わせられないし、ましてその経験を塗り替えたりはできないという意味で傷は癒えないと思いますが、暗いところに隠されていた傷や痛みに意識の光を当てて正直に向き合うことはできます。

いまここで感じている痛みを自分の癒えない傷の痛みの一部として意識の光を当てることができれば、暗いところに隠されていた傷や痛みに正直に向き合うことができれば、痛みを避けたがためにどんどん膨らんでしまった恐怖を鎮めて、より等身大に近い傷を見られるようになるかもしれません。

だからといって、いくら等身大に近づくからといって傷に触れる痛みがなくなるわけではないし、その痛みを受けとめるのはやっぱり辛いわけで、そういう痛みや辛さがなくなってしまうことはないと思います。

 

傷に光を当てて向き合うことの最大のメリットは、傷を自分から隠しておかなくてもよくなることです。暗いところに隠されていたために正体の見えない怖さを余計に感じていた傷に、意識の光が当てられて傷が等身大に近づいていくなら、怖さから自分を守るために、傷を自分から隠しておかなくてもよくなります。

傷を自分から隠しておくために使っていた、おそらくは自分がそのためにつかっているとさえ意識してこなかった大きなエネルギーを別のことに使えるようになります。そのエネルギーを創造的に使って傷のパターンとは違う経験を増やしていくことができれば結果的に傷に翻弄されることはさらに少なくなるでしょう。

 

傷自体はなくならないけれども傷と自分との関係を癒していくことはできると思います。そしてそれは自分自身との関係が変わっていくことで、それはつまり世界との関係が変わっていくことだと思うのです。自分自身を癒すことは世界を癒すことでもあると。だからこそ「汝、自らを癒せ」なんだと。

 

 

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