観察会の参加者の方の感想の一部をご紹介します。

「チェリープラムとカタクリの花」植物観察会の感想

ヤロウの葉の手触り。タンジーの葉の香り。風に乗るような形のシデの花。簡単にやぶれたりしないオークの落ち葉。風が吹くと雪のように舞うチェリープラムの淡い色の花びら。植物たちの今の様子をひとつひとつ確かめるように見ていくことができました。その中でも印象に残っていたのは、意外にもカタクリでした。

 

去年3月初めの観察会でみたカタクリは、まだ一年目の芽、葉だけのものやツボミでした。地上に出てきて光合成をしては地中に潜りをくりかえし、花をつけるのに8年ほどかかると聞いて、それぞれの植物にはそれぞれのサイクルがあったのだと知りました。

 

それから1年経って、今回はじめて花が開いた様子をみましたが、ツボミから想像したより大きく感じました。花弁の色は鮮やかで、下を向いた花の内側にはくっきりと模様があり、去年みたツボミの印象とはちがう主張の強さを感じました。

 

観察会のおわりに皆さんと一緒にエッセンスをとる時もフォーンリリーのエッセンスを選んだので、カタクリの様子を思い出しながらとりました。鮮やかなピンク色の花、下を向き花びらを反り返らせて咲く様子、アンバランスにも思えるほど大きなみずみずしい葉の感触は、観察会の後も夢にあらわれるほど深くわたしに影響を与えているようです。

 

最初は、なぜカタクリを観察するの?多年草とは??こんなジメジメしたところに…??なんて思うくらい興味のなかったカタクリだったのですが、いつの間にやら共鳴するものを感じはじめていたのかもしれません。

 

そのことを思うと、なんとも言えないあたたかいものが胸の奥にわいてきます。
これから植物たちと過ごす時間を重ねていきたいと思います。

(T. N.さん)

 

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