今年芽吹いたオトギリソウの根元を見ると…
フラワーエッセンス的な植物観察で達成しようとすること
「フラワーエッセンス的な植物観察」という言い方はちょっと変に聞こえるかもしれませんが、植物と自分が共有している自然の「何か」を探求していくような観察の仕方です。そのような観察の仕方で一番大事なのは、観察しようとする植物のために時間を使うこと。時間を使って体を使ってその植物にかかわること。そして、次にその植物が「現にどうか」を丹念に調べていくことです。調べていくというのはその植物に意識を添わせていくこと。形や色の変化を生み出している自然の何かにつながるために、まず目の前の植物に意識を添わせること。それを経験するにはスケッチするのが一番いいと思います。
意識を添わせて見ると…
意識を添わせて見ていくときに、いくつか見るポイントを意識しておくといいと思います。たとえば、その植物がどんなふうに空間を占めるかということに注意を払ってみる。日本のオトギリソウはとくに最初は垂直方向に伸びていく感じで、あまり枝分かれしません。スケッチしてみるとそういうことは経験としてわかります。
と思っていたら、種子から今年芽吹いたオトギリソウの根元に新しい芽が出ているのに先日気づきました(下の写真)。植物と付き合っていると、そうか、こういうことかと思ったことが、覆されることが度々あります。それが本当に面白いですね。植物は私たちの思考の枠を簡単に飛び超えてくれます。何か決まった正しい答えにたどり着こうとしているわけではなく、植物と自分の間で響きあっている「何か」を体験していく面白さ…。
どんなふうに育っていくか楽しみです。
その後のオトギリソウの成長は・・・
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