ウツボグサ(セルフヒールの亜種)の花のつくりとメタモルフォーゼ-3

ウツボグサ(セルフヒールの亜種)の花のつくりとメタモルフォーゼ-3

2.葉から花への形の変化:葉、苞葉と花弁をつなぐ萼の形

★「ウツボグサ(セルフヒールの亜種)の花のつくりとメタモルフォーゼ-2」の記事の続きです。

前の記事に「葉から苞への変化は、形自体に飛躍的な変化はありませんが」と書いたように、苞には葉の形の名残りをはっきりと確認することができます。

一方、花は(1)に書いたように、根元が筒状になった唇形花(しんけいか)です。まさに、動物の口を思わせるような形をしています。

ウツボグサ

これを、たとえばユリ科の植物と比べてみると、その違いがよくわかります。

早春の里山の花、カタクリ」「今年発芽したカタクリと花の開花まで」で紹介したカタクリの場合には、葉と萼と花弁の形にこのような大きな変化が見られません。

 

カタクリ

カタクリ

 

萼から花弁への変化はほとんどないくらいですね。(本来は外側の3枚が萼、内側の3枚が花弁ですが、これらを総称して花被片と呼んでいます。)

一般にユリ科の花はもとても幾何学的な形をしていて、基本の数が3で、きれいな六芒星をつくります。

 

それに対してウツボグサの花序は4と3が組み合わさった形(十字に対生する葉や苞と、一つの苞に包まれる3組の萼)で、それが花序の中でメタモルフォーゼしながら、まるで曼荼羅のように配置されているように見えます。

 

ウツボグサ

ウツボグサ

 

ウツボグサの場合、萼は葉や苞葉と花弁をつなぐような中間的な形をしているように見えます。

花弁は根元が筒状になっていますが、萼は上下2枚が合わさって筒をつくっています。この中に蕾ができます。(花が咲き終わった後は出口が閉じられてこの中で守られて子房が成熟します。)

 

 

苞では1つだった突起が2枚の萼では2つと3つになります。それが花弁になると、さらに複雑な形へと変化しますが、2つの突起の名残と3つの突起の名残は残っているように見えます。ただし、萼と花弁では引き継がれる形が上下逆になっています。

 

ウツボグサ

 

まとめはまた改めて(^-^)

Submit a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Seeds of Angelica Newsletter

Seeds of Angelica Newsletter

Seeds of Angelicaの活動やイベント、ブログ記事などのご案内のNewsletterです。

 

講読をご希望の方はメールアドレス(お名前は任意)を入力して登録をクリックしてください。

ありがとうございます。ご登録が完了しました。