植物観察と真(まこと)の名 – その4「真の名を呼び合う」

植物観察と真(まこと)の名 – その4「真の名を呼び合う」

植物観察と真(まこと)の名 – その3」からの続きです。

植物観察と真(まこと)の名

植物の観察を続けていると、「あっ!」とか「おー!」とか「そうかー」という瞬間があります。

それは、丹念に観察をすることで、自分がその植物にもっていた勝手なイメージや思い込みのようなものが崩れたときや、これまで知らなかったその植物の姿に、そう、自然の不思議!に出会ったようなときです。

ちょっと大げさに言うと、植物が自分にだけ秘密を明かしてくれたんじゃないか、そんな気持ちになるときです。真の名(に近い)ものに触れたような・・・。

真(まこと)の名を明かされるとき

そういうときに、自分はどうかと振り返ってみると、植物が真の名(に近い)を明かしてくれたというそのことに、自分も影響されるのです。

影との戦い ゲド戦記1』の物語の中では、真の名を明かすことは相手が自分を支配するかもしれないことを許すことです。物語の中で、学院の友で正式の魔法使いとなったカラスノエンドウが故郷に帰る前にゲドを訪ね、別れを告げるところがあります。そのとき彼は自分の真の名をゲドに告げ、ゲドもまたその名を彼に告げます。

ただの人間でさえ、よほど信頼している人でなければ本名をあかさないのだから、よりあぶない目にあうことの多い魔法使いともなれば、なおさらのことである。人の本名を知る者は、その人の命を掌中にすることになるのだから。それなのに、カラスノエンドウは自分さえ信じられなくなっているゲドに、真の友人だけが与えうるゆるぎない信頼のしるしを贈り物として差し出してくれたのだ。(*1)

真の名を呼び合う

植物を観察していても同じようなことを思うのです。相手の真の名を知るには、自分も真の名で対峙しないといけないと。…というか、自分が真の名で対峙しているときに植物は真の名を明かしてくれるんじゃないかと。植物の真の名に触れるとき、自分も真の名で呼ばれるように感じます。

フラワーエッセンスの植物観察は、植物との間で互いに真の名を明かすことかもしれません。そう、その真の名の交流がフラワーエッセンスなんじゃないかなあ…。

 

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*1:アーシュラ・K. ル=グウィン 『影との戦い ゲド戦記1』清水真砂子訳 岩波書店、126p-127p

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