
ワイルドオートは、何か特別なことをしたいと思っていろいろ試してみるけれど、「これだ」という内的な確信がもてないときに、自分にとって本当に価値のあると感じられるものとつながるのを助けるフラワーエッセンスです。
このページでは、ワイルドオートの性質とどんなときに使えるか、そして湿った土を好んで木陰に育つイネ科の草としての姿を紹介します。
ワイルドオートはどんなときに使える?
ワイルドオートは、1934年に7ヘルパーズの最後のフラワーエッセンス、つまり前半の19種の最後のフラワーエッセンスとしてつくられました。
バッチはワイルドオートを「不確かさ」というカテゴリーに分類し、1936年の『トゥエルブヒーラーズとその他のレメディ』に収めています。
ワイルドオートが助けになる人について、こう書いています。
人生で何か秀でたことをしたいと大きな望みを抱く人に。(……)彼らにとって難しいのは、どんな職業に就くべきかを決めることです。やる気はとてもあるのに、心に一番訴えかけてくる強い衝動を感じ取れずにいます。
『エドワード・バッチ著作集』「12の癒し手とその他のレメディー」1936
ワイルドオートのフラワーエッセンスが助けになる人は、何か特別なことをしたいと思い、いろいろなことを試してみるけれども、1つの物事に深くかかわったり、自分の立場を明確にすることを避けてしまうような振舞い方をする傾向のある人です。
そのため、自分が本当に喜びを感じるものは「これだっ!」という内的な確信がもてません。
しかし、そのような人のなかに本来眠っている可能性は、自分(のたましい)にとって本当に価値のあることに自分自身を賭けることのできる情熱です。
私たちは、やりたいことと「自分は誰か」ということが結びつくとき、自分が生きていることには意味があると実感できます。
そのような意味でワイルドオートのフラワーエッセンスは、自分が進む方向を探すときに、外側よりもまず内側で「私にとって」本当に価値があると感じられるものとつながるのを助けてくれます。
ワイルドオートと共鳴する心

【ワイルドオートが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・人生の方向を決められない。多くの活動を試みるが内的な確信が持てない状態。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・自分が世界に存在することには意味があり、それに喜びをもって取り組むことで、世界(他者)に貢献できるという内的な感覚。
日常生活で使う
・人生のあらゆる段階で現状に、満足できなかったり、意味を見出せないとき。
・新たな機会、新たな経験、新たなアイディア、新たな人間関係などに、自分自身をオープンにしておきたいとき。
・いまの仕事に満足できず、これが自分の仕事なのだろうかと感じるとき。
・自由でいたい気持ちが強く、かえって方向が定まらないと感じるとき。
植物としてのワイルドオート
イネ科スズメノチャヒキ属。学名:Bromus ramosus。
ワイルドオートは湿った土を好み、陽光が直接あたる空き地で育つことはほとんどありません。
夏の遅く、7月の終わりごろに開花します。
2枚の苞が蝶番のように開いて、黄色い雄しべ(雄性の花粉をつくり出す部分)と、白い羽のような柱頭(雌性の部分)が現れます。
これがすべて小穂から下がり、雄しべの花粉が柱頭に降りかかります。
(参照:J.バーナード『バッチフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき』)
38種の真ん中に置かれた花
ワイルドオートは、バッチが7ヘルパーズの最後に見つけたエッセンスです。
バーナードは、このエッセンスについて「おそらく誰にでも必要なレメディーです」と書いています。ほかのレメディーで変化が見られないときや、どれを選べばよいか決めかねるときに使う、汎用性のあるエッセンスとしてバッチが説明していたためです。
ある時バッチ博士は、レメディーをフォーメーション(陣形)に配置して分類し、ワイルドオートをポールポジション(最前列の一番内側)に置きました。またある時には、38種を円形に配置し、その中心にワイルドオートを据えています。
J.バーナード『バッチフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき』
方位磁石のように方向を示し、地図のように、いま自分がどこにいるのかを教えてくれる——バーナードはそう書いています。
38種の真ん中に置かれた花、というのがこのエッセンスの位置です。
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ワイルドオートのフラワーエッセンスを使ってみる
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参考文献
・ジュリアン・バーナード『バッチフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき』谷口みよこ訳
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
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