ゲンチアン(ジェンティアン/Gentian)のフラワーエッセンス

ゲンチアンの花
ゲンチアン(Gentianella amarella)の花

ゲンチアン(ジェンティアン)は、ちょっとした後退や自分の思いどおりに事が運ばないことがあると落胆し、自分を疑ってしまうときに、心が本来の弾力性を取り戻し、自分と世界を信頼して進むのを助けるフラワーエッセンスです。
このページでは、ゲンチアンの性質とどんなときに使えるか、そして乾いた丘の草地に咲く植物としての姿を紹介します。

目次

ゲンチアンはどんなときに使える?

ゲンチアンは、エドワード・バッチが最初につくった12種「12ヒーラーズ」のひとつです。
バッチはゲンチアンを「不確かさ」というカテゴリーに分類し、1936年の『トゥエルブヒーラーズとその他のレメディ』に収めています。

ゲンチアンが助けになる人について、こう書いています。

失望しやすい人に。病気の経過や日常生活の問題で、良い方向に進んでいるのに、少しでも遅れや、うまくいかないことがあると、疑って、すぐにがっかりします。
(『エドワード・バッチ著作集』「12の癒し手とその他のレメディー」1936)

順調に進んでいたはずなのに、ひとつつまずいただけで「やっぱり自分はだめなんじゃないか」と気持ちが沈んでしまう。
ひとつの後退が「全部だめだった」に膨らんで、自分のことも、物事がいい方向に展開していくことも、信じられなくなってしまう。

ゲンチアンは、そんなときに心の弾力性を取り戻す助けになるフラワーエッセンスです。
つまずきを終わりとしてではなく、道の途中にある段差のひとつとして受け止め、歩き続けられるように。

ゲンチアンと共鳴する心

【 ゲンチアンが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・ちょっとした障害や困難に出会うと自信がもてなくなり気落ちする。懐疑的になる。

【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・挫折や後退を経験しても持ち続けることのできる揺らぐことのない信念、不屈の精神。

日常生活で使う

・人生の難局に直面していて、後退や挫折があったときにはいつでも。

・後退すると、意気消沈したり投げやりになる。

・信念・信仰・信頼(faith)を持ち続けることが必要なとき。

・困難に直面するとすぐにあきらめる。

・人生の方向性についてすぐに気落ちしたり悲観的になる。

植物としてのゲンチアン

リンドウ科チシマリンドウ属。学名:Gentianella amarella。

乾燥した丘の石灰質の土壌を好む二年草で、1年目はロゼットをつくり、2年目に花茎を伸ばしてトランペットのような形の花をつけます。
葉は披針形で対生し、花冠は鐘状の筒形で、紫からすみれ色をしています。

花は日が差すと開き、雨のときや気温が下がると閉じます。この反応がとてもはっきりしている花です。

バッチの『The Twelve Healers & Other Remedies』では、ゲンチアンは Gentiana amarella、つまりリンドウ属とされています。
これはリンネによる広義のリンドウ属(Gentiana L.)で、この属は内容の幅が非常に広いため、のちに細分化されました。その分類に従えば、バッチがフラワーレメディーに使ったゲンチアンはチシマリンドウ属(Gentianella)に含まれます。

チシマリンドウ属は、花冠裂片の間に副片がないこと、花冠の喉部に細く裂けた内片があることなどで、リンドウ属と区別されます。

日本のリンドウとの違い

日本に自生するチシマリンドウ属は、チシマリンドウ、ユウバリリンドウ、オノエリンドウの3種です。
ゲンチアン(Gentianella amarella)に近いのはオノエリンドウとユウバリリンドウということになりますが、ネットで写真を比べて見ると、やはり花のもっているニュアンスは違うように思います。

日本で秋を彩る代表的な花として親しまれてきたリンドウ(Gentiana scabra)は、リンドウ属のほうです。
私が育った岡山の田舎では、子どものころ山の道端などで普通に見られましたが、いまはまったく見かけなくなりました。農薬などの影響ではないかと思います。

写真:ゲンチアン(左)と日本のリンドウ(Gentiana scabra、右)の比較——花冠の喉部に細く裂けた内片があるのがゲンチアン、花冠裂片の間に副片があるのがリンドウ。

ゲンチアン(左)と日本のリンドウ(Gentiana scabra、右)の比較
ゲンチアン(左)と日本のリンドウ(Gentiana scabra、右)の比較——花冠の喉部に細く裂けた内片があるのがゲンチアン、花冠裂片の間に副片があるのがリンドウ
ゲンチアン(左)と日本のリンドウ(Gentiana scabra、右)の比較

日本のリンドウの写真

リンドウ(Gentiana scabra)
リンドウ(Gentiana scabra)
リンドウ(Gentiana scabra)の花
リンドウ(Gentiana scabra)の花

名前の由来

リンドウという名前は、漢名の竜胆(りゅうたん)から転じたといわれています。
根が非常に強い苦味をもっていることから、竜の胆のようだ、という意味です。竜胆は、晩秋に根を掘って天日に干したものを指します。

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ゲンチアンのフラワーエッセンスを使ってみる

ゲンチアンのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。
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  • どのエッセンスが自分に合っているか迷うときは、バッチフラワーエッセンスの選び方も参考にしてください。(→ バッチフラワーエッセンスの選び方
  • 一人で選ぶのが難しいときは、個人セッションでご一緒に探すこともできます。
  • 一つひとつのエッセンスと植物のつながりを深く学びたい方は、フラワーエッセンス基礎講座で。ゲンチアンは講座の「自分を信頼する」の回で実際に扱うエッセンスの一つです。


参考文献

・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳 BABジャパン、2003
・『日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類』平凡社 1981
・ 豊田秀夫 「リンドウ類の概観
・松岡敏郎・山原條二 『京都の薬草百科』京都新聞社 1986
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Julian Barnard『Collected Writings of Edward Bach』Ashgrove Press Limited.1994
・Jessica Bear 『Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies』Balancing Essentials Press, 1990


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