ヴァーヴェイン(バーベイン/Vervain)のフラワーエッセンス

先端にはまだ固い蕾、下から順に開いていくヴァーヴェインの花
先端にはまだ固い蕾、下から順に開いていくヴァーヴェインの花

正しいと信じることに、つい熱が入りすぎてしまうときに。ヴァーヴェイン(バーベイン)のフラワーエッセンスがどんなときに使えるかを、道端に細長い花穂を立てるクマツヅラの姿とあわせて紹介します。

目次

ヴァーヴェインはどんなときに使える?

ヴァーヴェインは、エドワード・バッチが最初につくった12種「12ヒーラーズ」のひとつで、「人の幸せを気にしすぎる」というカテゴリーに置かれたエッセンスです。

バッチはヴァーヴェインについて、こう書いています。

確固たる主義や思想を持っている人です。彼らは、自分の考えが正しいことに自信があるので、めったに考えを変えません。周囲の人全員を、自分と同じ人生観を持つようにしたいと強く願っています。(*1)

信念をもっていることや、それを伝えたいと願うこと自体が問題なのではありません。バッチが書いているのは、その確信が強いために、相手の考えが入ってくる余白が小さくなってしまうときのことです。

大事なことだと思うからこそ、つい力が入る。気づくと、自分の体が疲れていることにも気づかないまま走り続けていることがあります。

ヴァーヴェインのフラワーエッセンスは、視野を広げて相手の立場を理解できるように、そして生まれもった情熱を、理想を体現するために使えるように助けます。

ヴァーヴェインと共鳴する心

ヴァーヴェイン

【ヴァーヴェイン(バーベイン)が助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・自分の理想や信念に執着し、相手を自分の理想に同意させようとする傾向。その際に熱狂的になったり、極端な感情や行動をとる傾向。

【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・広い視野とバランス感覚をもって理想を体現していくことができる。

日常生活で使う

・自分と同じだけの熱量を、まわりの人にも期待してしまうときに。相手に寛容でいられるよう助けます。

・神経が張りつめて、速度をゆるめられなくなっているときに。

・自分以外の人にも、その人なりの正しさがあるかもしれない——そう認められるように。

・「正しいか、間違っているか」の二つしかないように思えるとき、その中間があると気づけるように。

植物としてのヴァーヴェイン

クマツヅラ科クマツヅラ属 学名:Verbena officinalis 和名:クマツヅラ

アジア、ヨーロッパ、北アメリカに分布する、高さ30〜80cmになる多年草です。日本では本州、四国、九州、南西諸島に分布し、道端や山野に生育します。

太い地下茎をもち、茎の断面は四角形で、直立して上部で枝分かれします。葉は対生し、3〜5裂して、裂片はさらに羽状に切れ込みます。

開花期は6〜9月。枝先に細長い花序をつくり、下のほうから順に開いていきます。花は直径4mmほどの淡い紅紫色で、花冠は5裂し、雄しべは4個です。

茎は、はじめは柔らかくしなやかですが、やがて乾いて木質化します。畝(うね)のような筋が入り、側面が平らなので、水平に切るとやや角ばった形になります。(*2)

「よい植物」と呼ばれた草

属名の Verbena は、「よい植物」を意味するラテン語 herba bona が転じたものと言われます。verbena はこの植物を指す名前であると同時に、「祭壇に用いる植物」一般を指す言葉でもありました。(*3)

イギリスの地方名には frog’s foot(カエルの足)というものもあり、繁った葉のかたちから来ています。(*3)

漢方では、長く伸びた花穂が鞭のように見えることから、馬鞭草(バベンソウ)と呼ばれます。石垣島では「あきちゃみよ」——とても驚いたときに使う沖縄の言葉——と呼ばれてきました。

ヨーロッパでは十字軍の時代に、キリストの手に釘が打たれたとき、ゴルゴタの丘に生えていた草だと信じられました。そこからクマツヅラは十字架の植物として知られるようになり、聖水を振りかけるときに用いられたと伝えられています。(*3)

砂利の上から、群れて育つ

空き地や道端に生えるため、種子は砂利や石のあいだから芽を出し、やがて力強く群生します。(*2)

種子は乾いた萼の残りごと落ちるので、羊毛や布、動物の毛に引っかかります。コートやスカートの裾に拾われて運ばれることもあります。(*2)

ヴァーヴェインのフラワーエッセンスを使ってみる

ヴァーヴェインのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。
私が運営しているフラワーエッセンス個人輸入代行SEEDSでもお取り扱いがあります。海外からのお取り寄せのため、お手元に届くまでに発送から2週間ほどかかります。為替の状況によっては、少量のご注文の場合、国内で購入される方が安価なこともあります。(→ 個人輸入について詳しくは[こちら])

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ヴァーヴェインの写真

ヴァーヴェインの花
ヴァーヴェインの花は、直径4mmほど。花冠が5つに裂け、うっすらと紅紫色を帯びています。
ヴァーヴェインの葉
ヴァーヴェインの花が咲く前の株。葉は向かい合ってつき、深く切れ込みます。
ヴァーヴェインの花
茎が枝分かれして四方に伸びます。花は穂の下のほうから開いていきます。

参考文献

・エドワード・バッチ『エドワード・バッチ著作集』ジュリアン・バーナード編、谷口みよ子訳、BABジャパン、2008(*1:「12の癒し手とその他のレメディー」1936)
・ジュリアン・バーナード『バッチフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき』(*2:p.103)
・J.アディソン『花を愉しむ事典』(*3:p.93)
・ジュリアン・バーナード/マーティーン・バーナード『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Julian Barnard, Collected Writings of Edward Bach, Ashgrove Press Limited, 1994
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990


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