チコリ(チコリー/Chicory)のフラワーエッセンス

チコリの花
チコリの花。花びらの先は細かく裂け、中心では濃い青の雌しべが巻いています。

大切な人を思うあまり、「こうしてほしい」という気持ちが強くなってしまうときに。チコリ(チコリー)のフラワーエッセンスがどんなときに使えるかを、午前中だけ青い花を開くキクニガナの姿とあわせて紹介します。

目次

チコリはどんなときに使える?

チコリは、エドワード・バッチが最初につくった12種「12ヒーラーズ」のひとつで、「人の幸せを気にしすぎる」のカテゴリーに置かれたエッセンスです。

バッチはチコリについて、こう書いています。

他の人が何を必要としているのかを、非常に気にかける人です。子どもや身内、友人の世話をやき過ぎることがよくあり、いつも正すべきことを見つけようとします。自分の気にかけている人たちが、そばにいてくれるのを強く望んでいます。(*1)

その気づかいは、深く豊かなものです。けれども、相手を思いどおりにしたい気持ちが強くなると、世話を焼くことと、自分の願いを満たすことが、区別しにくくなっていきます。

チコリのフラワーエッセンスは、他の人が必要としているものをいつも気にかけていて、それを自分の独占欲や願望と一緒に満たそうとしてしまうときに、相手の自由や個性を認め、尊重することのできる無私の愛とつながるのを助けます。

チコリと共鳴する心

チコリ

【チコリ(チコリー)が助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・感情的にいつも誰かが必要で、自分の独占欲や願望を満たすような形の愛情を表現する傾向。

【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・相手の自由や個性を認め尊重することのできる無私の愛。母性的な慈しみ深さ。

日常生活で使う

・よかれと思って世話を焼きすぎて、家族のことまで管理してしまうときに。

・相手を操るような形で面倒を見ることで、自分のニーズを満たそうとしてしまうとき。

・かんしゃくや泣き言、責める言葉や過剰なほめ言葉で、相手を思いどおりに動かそうとしてしまうときに。

・親しい人が自分から離れて自由に何かをするのを、受け入れがたく感じるときに。

・「あなたのためを思ってしてあげているのに」という言葉が出てきそうなときに。

体験談や関連する記事

植物としてのチコリ

キク科キクニガナ属 学名:Cichorium intybus 和名:キクニガナ

ヨーロッパ原産の多年草で、古くはギリシア、ローマ時代から栽培されていたと考えられています。日本へは明治元年に渡来した記録があり、『西洋蔬菜栽培法』に「チコレ」として紹介されています。

葉は茎の基部からロゼット状に互生し、開花期になると、長いもので1.5mほどの茎を伸ばして、青色の頭状花序をつけます。根は肥大して地中深くまで伸びます。

属名の Cichorium は、「サラダ」あるいは「根菜」を意味するギリシャ語の kichora に由来すると言われます。

午前中だけ咲く、青い花

チコリの姿で印象的なのは、なんといっても、午前中だけ咲いてしぼんでしまう、あの淡いブルーの花です。

茎はとてもしっかりしていますし、根も太く肥大して地中深くまで伸びます。そういう「土」との親和性を感じさせる姿とは対照的に、青い花弁は薄く、風にひらひらと揺れ、午後になると閉じてしまう敏感さをもっています。

チコリのエッセンスのテーマになっている「独占欲を満たすような形の愛情表現/無私の愛」との関連を考えてみると、興味深いところです。

太陽に見つめられた娘

チコリは Succory とも呼ばれます。ルーマニアの伝説によると、Succory は若く美しい女性だったそうです。

その女性に太陽が結婚したいと望んだのですが、彼女はそれを拒みました。太陽はそのことをとがめて、日が昇ってから沈むまでずっと自分を見つめているように、彼女を花に変えてしまった。それがチコリだというのです。(*2)

チコリのフラワーエッセンスを使ってみる

チコリのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。
私が運営しているフラワーエッセンス個人輸入代行SEEDSでもお取り扱いがあります。海外からのお取り寄せのため、お手元に届くまでに発送から2週間ほどかかります。
為替の状況によっては、少量のご注文の場合、国内で購入される方が安価なこともあります。(→ 個人輸入について詳しくは[こちら])

同じ「人の幸せを気にしすぎる」のカテゴリーのエッセンス

チコリの写真

早朝、花が開く前のチコリ
早朝、まだ開く前の花。チコリの花は午前中に開き、午後には閉じてしまいます。
チコリの花
花は茎に沿ってつきます。まだ固い蕾も見えます。
チコリの雄しべと雌しべ
チコリの雄しべと雌しべ(雄しべは5本が合着して集約雄しべとなります。集約雄しべの先端から雌しべが出始めています)
チコリの雄しべと雌しべ
チコリの雄しべと雌しべ(雌しべは伸びて先端が2つに割れます)
チコリの根の上部(2015/2/1 @東京都薬用植物園)
チコリの根の上部(2015/2/1 @東京都薬用植物園)

引用・参考文献

・エドワード・バッチ『エドワード・バッチ著作集』ジュリアン・バーナード編、谷口みよ子訳、BABジャパン、2008(*1:「12の癒し手とその他のレメディー」1936)
・J. アディソン著、樋口康夫・生田省吾訳『花を愉しむ事典』八坂書房、2002(*2:p.240)
・『園芸植物大事典3』小学館、1989
・ジュリアン・バーナード/マーティーン・バーナード『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990
・Eleanour Rohde, A Garden of Herbs, Applewood Books


読んでくださってありがとうございました。もし、何か参考になったり、この記事いいなと思われたら、💚のボタンを押していただけるとうれしいです。

目次