
人の多い場所にいるだけで、何をしたわけでもないのに、帰るころにはぐったりしている。
ヤローは、繊細で傷ついたり、消耗しやすい人が、繊細さを保ちながら自分の中心に戻ることを助けてくれる花です。
ヤローはどんなときに使える?
ヤローのフラワーエッセンスが助けになるのは、自分と自分以外のものとの境目が、あいまいになりやすいときです。
たくさんの人のなかにいるととても疲れてしまう。まわりで起こっていることを、超感覚的なことを含めて敏感に感じ取って消耗してしまう。人のネガティブな感情や意図に反応して傷つきやすい。そうした傾向があるときに助けになります。
こうしたとき、私たちの意識は知らないうちに外へ散らばっています。
FESは、私たちが体のまわりにエネルギーの場(エネルギーフィールド)をもっていると考えます。繊細で敏感な人のその場は、透過性が高く、他者のエネルギーに無意識のうちに共振しやすい。そのため、自分のエネルギーを自分の内側に保っておくことが難しくなります。
ヤローのフラワーエッセンスは、本来の繊細さや敏感さを保ちながら、自分の中心を安定させ、意識を自分の内側に留めることを助けます。
中心に戻って、そこから感じることで、自分が感じていることと、まわりで起きていることとが、おのずと分かれていきます。
このはたらきを「盾(保護シールド)」と表現することもできます。ただ、それは自分の中心とは関係なく、それだけで立っている壁のようなものではありません。自分の中心にいられて、はじめて持つことのできるものです。
守りと、中心にいられる強さとは、同じことの2つの面なのだと思います。
ヤローと共鳴する心

【ヤローが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
環境や他者との境界があいまいで、他者の痛み、苦しみ、あるいは怒りや敵意などを無意識に受け取りやすく、それによって消耗したり傷ついたりしやすい。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・自分の中心に戻り、エネルギーフィールドの繊細さを守ることのできる強さ、活力、統合性を保持できる。
FESは『フラワーエッセンス・レパートリー』のなかで、ヤローという植物について次のように述べています。
ヤロウはこのように、繊細さと強さの極性の両面を内に統合している。
『フラワーエッセンス・レパートリー』p.81
日常生活で使う
・人の多い場所で消耗するとき。電車のなか、人の集まる場所などで。感覚や精神的な不協和音に過敏で、消耗するときに。
・環境のネガティブな影響から自分を守りたいときに。環境ストレスに過敏なために集中できないときも。
・人のネガティブな態度や意図に、容易に影響を受けて、傷ついたり、消耗しやすいときに。
・自分の中心に戻りたいとき。まわりの環境をストレスに感じて、自分のなかに落ちついていられないときに。
植物としてのヤロー
キク科ノコギリソウ属の多年草で、学名を Achillea millefolium といいます。和名はセイヨウノコギリソウです。
種小名の millefolium は「千の葉」を意味する言葉に由来します。その名のとおり、細かく深い切れ込みのある葉(2〜3回羽状複葉)をしています。
小さな花がたくさん集まって、平らな面をつくるように咲きます。

真上から見たヤロー
真上から見ると、羽のような葉が放射状に開いて、中心の軸がはっきりしています。

小さな苗を抜いてみたことがあります。地上部はまだ数センチなのに、根は手のひらを横切るほど伸びていました。

名前の由来
属名の Achillea は、ギリシャ神話の英雄アキレウスに由来しています。
トロイアへ向かうギリシャ軍は、テーレポスの治めるミューシアーに寄航し、そこをトロイアだと思って攻め入りました。上陸を阻もうと戦ったテーレポスは、アキレウスの槍によって傷を負います。
8年後、「傷つけた者がまた癒すであろう」というアポローンの神託を受けたテーレポスは、みずからアキレウスのもとへ出向き、傷を癒してくれるならトロイアへの航路を教えると約束しました。アキレウスが槍の錆を拭い取ったとき、その屑が地面に落ちて生えたのがこの植物で、テーレポスの傷はこの草によって癒えたと伝えられています。
かつてヤローには身を守る力があると信じられ、洗礼者ヨハネの祝日(6月24日)の前夜には、悪霊からの守護を祈って家々や教会に飾る花冠に編みこまれました。
FESの参考動画
体験談や関連する記事


ヤローのフラワーエッセンスを使ってみる
FESのエッセンスは、国内のショップで扱いのあるものもありますが、種類がそろわないことがあります。Seeds of Angelica では、FESをはじめとした海外のフラワーエッセンスの個人輸入代行をしています。発送からお手元に届くまでの目安は2週間ほどです。
- エッセンスを購入する・個人輸入代行について → https://shop.seedsofangelica.net/
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同じノコギリソウ属のフラワーエッセンス
ピンクヤロー——ヤローと同じ種で、花の色だけが違います。ヤローが環境や人から受け取るもの全般に過敏に反応する人を助けるのに対して、ピンクヤローはそのなかでもとくに感情に影響を受けやすい人を助けます。
ゴールデンヤロー——同じ属の別の種です。人前に出ることそのものが難しいときに助けになります。
ヤローの写真



参考文献
・パトリシア・カミンスキ,リチャード・キャッツ(王由衣訳) 『フラワーエッセンス・レパートリー』BABジャパン 2001
・J. アディソン(樋口康夫・生田省悟訳)『花を愉しむ事典』八坂書房 2002
・アポロドーロス(高津春繁訳)『ギリシャ神話』岩波文庫 1953
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