フラワーエッセンスと私を発見する旅
個人主義と、自然との関係
「フラワーエッセンスが私たちの心の根っこを『自然』につなぎなおしてくれる」というのは単なる比喩ではありません。
キリスト教(一神教)に支えられた欧米の個人主義は、自然と戦って自然を開拓し、自然から距離をとって自然を利用するという姿勢が基本になっています。自然と人間の関係は、意識と無意識の関係に反映され、その二つには距離があって、意識が無意識を統合するような形で自己実現や個性化ということがおこなわれます。簡単に言ってしまうと、自分というものを主体的な意識によって努力して獲得していく方向です。
FESの『フラワーエッセンス・レパートリー』などを読んでも、そういう心理的、哲学的背景がベースにあるなあと思います。若い頃僕はそういうところに物凄く惹かれていましたし、一種の憧れをもっていました。けれども、だんだんと日本人の意識と無意識のあり方というのは、ちょっと違うよねと思うようになりました。
自分を発見していく
ある時、講座を受講された方がおっしゃったんです。おおよそこんな内容だったと思います。
ここに来る前は、フラワーエッセンスって「なりたい自分になる」のを助けてくれるのかと思っていました。でも、そうじゃなくて、うまく言えませんが、自分が誰なのかを知るのを助けてくれるんだと思います。
僕はその言葉に物凄く感激しました!
自分が誰なのか。スミレなのか、タンポポなのか・・・。努力して自分というものをつくりあげていく(自我の)「なりたい自分」になることではなくて、無意識の自分(のなかの「自己」)に出会って、私を発見していく旅をフラワーエッセンスは手助けしてくれる。
日本人の心と自然
日本人は自然とも、無意識とも切れてしまわないで、調和やバランスの中に身を置いてきたのではないかなと思います、今の生活は欧米型になり自然と切り離されて、本来もっている日本人の心が乾いているように思います。
そういう意味で今の最大の興味は、日本の花のフラワーエッセンスよりも、「日本人のためのフラワーエッセンス療法とは?」というところです。
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