
オリーブのフラワーエッセンスは、苦しい経験や過度のストレスが長く続くとき、肉体的にも精神的にも消耗し、枯渇してしまうような状況に陥りやすい人が、再び活力を取り戻すのを助けます。
このページでは、オリーブの性質とどんなときに使えるか、そして千年を超えて生きるオリーブという木の姿を紹介します。
オリーブはどんなときに使える?
オリーブは、エドワード・バッチが12ヒーラーズのあとにつくった7種「7ヘルパーズ」のひとつです。
バッチはオリーブを「いまへの関心の薄さ」というカテゴリーに分類し、こう書いています。
精神的、あるいは肉体的に大きな苦痛を経験している人に。消耗しきってしまい、これ以上頑張る力が残っていないと感じています。毎日の生活が、何の楽しみもない重労働になっています。
『エドワード・バッチ著作集』「12の癒し手とその他のレメディー」1936
がんばり続けてきて、心も体も、もう頑張る力が残っていない。
一時的な疲れではなく、深いところまで染み込んでしまった消耗です。
「オリーヴを必要とする人は通常、肉体や物質次元と一体感を持ち過ぎて」(*1)いて、体と心のつながりやバランスを失っていることがあります。
オリーブのエッセンスは、私たちの中にはたらく「いのち」が存在全体に浸透するのを助けます。
オリーブと共鳴する心

【オリーブが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・極度の肉体的、精神的疲労。長い間苦闘し、消耗している状態。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・内なる自然の源とのつながりによって回復力や活力を得ることができる。
日常生活で使う
・とくに長く続いた苦しい体験の後に消耗しているとき。
・長い病気の後の回復期に。
・長時間労働など、過剰なストレスを受けるような状況で。
・24時間介護や看護の必要な家族の世話をしなければならないとき。
・赤ちゃんの授乳や世話のためにほとんど眠ることができず、疲れているとき。
植物としてのオリーブ
オリーブは、モクセイ科オリーブ属の常緑高木です(学名:Olea europaea)。
ジャスミン、キンモクセイ、ライラックなどと同じ科で、日本のヒイラギもモクセイ科の植物です。
葉のつき方や花のようすに、似たところがあります。
樹高は5メートル前後から、10メートル前後にまで及ぶものもあります。
樹齢は非常に長く、地中海沿岸では千年を超えるものも少なくありません。
原産地は小アジアで、日当たりのよい温暖な気候を好みます。
春先に新芽を伸ばし、初夏に、花弁の外側がクリーム色を帯びた、香りのある白い小さな花をたくさんつけます。
花粉の運び手は風と虫です。
オリーブは「自家不和合性」という性質をもっていて、自分自身の花粉で受粉することをできるだけ避けようとします。
栽培される苗の多くは挿し木で育てられ、株のDNAが同じなのでその花粉も自分自身と見なすため、果実をつけるには通常2品種以上を植えることが必要です。
果実は秋から初冬になるにつれて、黄緑色から黒紫色に色づきます。

小さな蕾が、4枚の花弁に開くまで
ベランダの鉢のオリーブに、今年も花芽がつきました(2026年5月5日)。
きれいに十字に対生してついた、小さな蕾。その一つひとつに、十字の線が入っています。
このときはまだ淡い緑色で、これが白くなって花になります。

それから10日ほどで、花が咲きました。
白い、小さな4枚の花びらと、黄色い雄しべ。蕾のときに見えていた十字の線が開いて、そのまま4枚の花弁になっていました。
よく見ると、一つの花序の中に、すでに開いたもの、いままさに開こうとしているもの、まだ堅い蕾と、いくつかの段階を同時に見ることができます。
蕾が開くと、まず花冠の先端が4つに分かれて2本の雄しべが現れ、雄しべが熟して花粉が散ると、中央から雌しべが現れます。

日本にオリーブが根づくまで
オリーブの苗木が日本に初めて入ってきたのは1862年のこと。蘭方医の林洞海によってでしたが、育てることはできませんでした。
その後も各地で栽培が試みられましたが、失敗に終わっています。
1908年に三重、鹿児島、香川(小豆島)でアメリカからの苗木による試験栽培が始まり、小豆島ではじめて栽培に成功しました。
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オリーブの写真



引用・参考文献
(*1)パトリシア・カミンスキー/リチャード・キャッツ『フラワーエッセンス・レパートリー』王由衣訳、BABジャパン、2001、p.334
・石井由紀『伝説の花たち-物語とその背景』山と渓谷社、2000
・岡井路子『オリーブ』NHK出版、2011
・ジュリアン・バーナード『バッチフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』谷口みよこ訳
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990
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