心を開いて何もしないでいる

河合隼雄先生の言葉 ・・・僕らの仕事の物凄いむつかしいところなんです。 その子の立場に立ってというか、 その子に心を開いてということと、 その子にこちらがなんかしてやるのとは違うんですねぇ。   ところが、どーーーしてもはじめは、ついしてやることになります。 これはもう物凄い恐ろしいことです。   あの、偉そうに言ってますが、 今でも私は自分でそう思います。   もうこんなむつかしいことはありません。   その、心は開いているけれども、 何もしないなんてのは、...
人の助けになることと、「影」にどうかかわっていくかということ

人の助けになることと、「影」にどうかかわっていくかということ

僕はフラワーエッセンスのプラクティショナーや講座の講師として人の心にかかわる仕事をしているわけですが、そうすると、そういう仕事を選んだ自分の動機は、クライエントの人や受講している人たちの助けになりたい、人を援助したいということだと思っているし、おそらく周囲からもそう思われているだろうと思います。 けれども、このような仕事に正面から向き合っていると、人の心はそんなに単純ではないということがわかってきます。  ...
届けたいところ

届けたいところ

人が心に抱える悩みや苦悩、苦痛は、 その人が属している社会のあり方と無関係ではないように思います。 大きな意味では裏と表の関係といえるかもしれません。   その社会が価値を置くもので網をつくって、 それですくえば必ずそこにはこぼれ落ちるものがある。 こぼれ落ちるものを見れば、どんな網なのかは大まかにわかる。 その社会の価値観の網からこぼれ落ちるものの中には   社会のあり方とは関係なく尊いものがあると思うし、 その社会にとって本当は物凄く大切な種子が眠っている。   そんな種子が芽吹くための  ...

『大人の友情』(河合隼雄)を読む

いろいろな人間関係のベースに「友情」がある、ということは、 年齢を重ねるにつれて実感がわいてくるように思う。 友人との関係が深くなるにつれて、その影の部分が明らかになるにもかかわらず、なお友人関係が続くためには、そこに「やさしさ」がなくてはならない。...