人の助けになることと、「影」にどうかかわっていくかということ

人の助けになることと、「影」にどうかかわっていくかということ

僕はフラワーエッセンスのプラクティショナーや講座の講師として人の心にかかわる仕事をしているわけですが、そうすると、そういう仕事を選んだ自分の動機は、クライエントの人や受講している人たちの助けになりたい、人を援助したいということだと思っているし、おそらく周囲からもそう思われているだろうと思います。 けれども、このような仕事に正面から向き合っていると、人の心はそんなに単純ではないということがわかってきます。  ...
届けたいところ

届けたいところ

人が心に抱える悩みや苦悩、苦痛は、 その人が属している社会のあり方と無関係ではないように思います。 大きな意味では裏と表の関係といえるかもしれません。   その社会が価値を置くもので網をつくって、 それですくえば必ずそこにはこぼれ落ちるものがある。 こぼれ落ちるものを見れば、どんな網なのかは大まかにわかる。 その社会の価値観の網からこぼれ落ちるものの中には   社会のあり方とは関係なく尊いものがあると思うし、 その社会にとって本当は物凄く大切な種子が眠っている。   そんな種子が芽吹くための  ...

『大人の友情』(河合隼雄)を読む

いろいろな人間関係のベースに「友情」がある、ということは、 年齢を重ねるにつれて実感がわいてくるように思う。 友人との関係が深くなるにつれて、その影の部分が明らかになるにもかかわらず、なお友人関係が続くためには、そこに「やさしさ」がなくてはならない。...

傷を負った癒し手 – 4 (ところでアーキタイプって?)

(「傷を負った癒し手 – 3 (2つの極をもつアーキタイプ)」からの続き) 助けを求める人と、その人のために助力する人の出会いとその後の関係は、「傷を負った癒し手」のアーキタイプ、言い換えると「傷を負った者ー癒し手」という2つの極をもつアーキタイプの影響を受けることになる。   アーキタイプ(元型)は、われわれの心の深い層に生れながらに備わっている行動の様式のようなもので、それは個人を超えて共有されている。大雑把に言ってしまうと、人類共通ということだ。...