2016 チェリープラム植物観察会の感想

2023年10月25日

2016 チェリープラムの植物観察会に参加された方の感想

京都では今桜が満開です。

毎年、そのサクラよりも少し前に咲くのが大阪市立大学附属植物園のチェリープラム(和名:ミロバランスモモ)です。それはちょうどカタクリの咲く時期と重なります。(ミロバランスモモとチェリープラムの関係は前の記事「チェリープラムとミロバランスモモとベニバスモモ」に書いた通りです。)

昨年に続き今年も観察会を実施しました。開花し始めてから3回足を運びましたが、昨年の印象とは少し違っていました。植物は日々変化していて同じではないんだということを改めて感じました。

参加された方々からそれぞれに感想が届いているのですが、その中から許可をいただいたものをご紹介します。感想を寄せてくださったみなさん、ありがとうございました。

観察会お疲れ様でした。

今日の観察会は、チェリープラムはやわらかでやさしいと自分の中の記憶になってよかったです。実際にチェリープラムの幹を手でぐっと押してみると、かすかに手の平がはね返されるような感覚がありました。樹皮がまるでクッションのように強い衝撃をやわらげているように思えたからです。

これからも自分だけの生きた感覚を身体で覚えていきたいです。

(Aさん)

初めての植物観察会でした。

最初 写真や本で見ていたチェリープラムでは、わさわさと胸に侵入されるようなイメージを勝手に持っていました。植物園でのチェリープラムの幹に茂っているフェルトのような感触の苔と、柔らかい葉と小さな花をルーペで見ているうちに次第に心落ち着きました。木の下に寝て木を見上げるのにちょうどいい天候でした。良い日に観察会に来れたなと思います。これまでの自分の過程の中で、観察するということを、どれほどしていなかったか、いかに先入観で見ているかに気づきました。まだ始まったところなんだなあと、あらためて理解できました。

また植物園に足を運んだり、観察会に参加したいと思います。

(TIさん)