フラワーエッセンスの取り組みと下位の3つのチャクラ

2023年10月22日

フラワーエッセンスの取り組みと下位の3つのチャクラ

社会の中での生きづらさ(繊細であったり、敏感であったり、内向的であったり)や、自分の実現したいことへの取り組み方を、チャクラの視点から解説したいと思います。

フラワーエッセンスの取り組みとチャクラ

チャクラとかエネルギーフィールドに関して実感のない方は以下の記事が参考になるかもしれません。2011年の震災後にヒーリングクリニックに参加したときのエピソードです。

前置きが長くなってしまいましたが、この記事では「チャクラ」を取り上げてフラワーエッセンスの取り組みについて解説したいと思います。

チャクラとは

チャクラは体と心の両方の機能に関連するエネルギー器官で、私たちには主要なチャクラが7つあります。それぞれのチャクラには身体的に対応する内分泌や器官、臓器がありますが、同時に精神的なテーマや象徴性にも関連をもっています。こうしたそれぞれのチャクラの身体や心への対応関係は学派(?)によってある程度、というか結構かな?幅があります。

ですから、これから取り上げるチャクラの対応関係とは違う場合もあると思いますが、その点予めご了解ください。

下位の3つのチャクラ

では、最初の3つのチャクラの対応関係を確認しておきましょう。第1チャクラは生殖腺(卵巣、精巣)との対応があって、肉体(細胞)の生命力や足・脚、骨髄などが関連部位です。また、テーマとしては、肉体を通しての経験、肉体の生存、グラウンディング、生み出す力といったことを担っています。

第1チャクラ

第2チャクラは、対応する内分泌腺はパイエル板、関連の深い肉体の部位はリンパ・免疫系、小腸、大腸、下腹部、骨の緻密質、象徴性やテーマとしては、快/不快の感情(を健全に満たすこと)、自分を守ることといった感じです。

第2チャクラ

第3チャクラは、対応する内分泌はランゲルハンス島(膵臓)や副腎。関連の深い肉体の部位は、胃、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化器官、腎臓、副腎、骨膜。象徴性やテーマは、思考や意見を形成すること、自我の機能といった感じです。

第3チャクラ

下位の3つのチャクラと、変容のための器

社会の中での生きづらさに向き合ったり、自分のやりたいことを実現していくために、フラワーエッセンスを助けに大きな変化を通り抜けようとする場合、まず下位の3つのチャクラ(「下位」は単に下にあるという意味です。上にあるチャクラに比べて価値が低いといった意味ではありません)の機能を高め、安定させることを考えるのがいいと思います。

なぜかといえば、これらのチャクラは心身の健康の土台となるチャクラで、地に足をつけて現実を経験したり、自分が快いと感じることで自分を満たしたり、自分の意見や考えをもって起こってくる出来事を経験し、消化し、行動を取捨選択して生きていくことを担っています。

つまり、自分の中心軸を安定させる土台を担っています。フラワーエッセンスを深いレベルで使いたいときには、まずこの3つのチャクラの機能を高め、変容のための器を安定させることを目指すのがよいでしょう。

内面て起こる大きな変化は、それを内包している器が安定していてはじめて可能になります。もし器が弱ければ内側の変化を支え切れずに、それが外側に漏れ出して不安や混乱が現実の生活に大きな影響を与えてしまう可能性があります。

別の言い方をすると、生きづらさを感じている方や居場所のなさを感じている方の中のかなりの人は、この3つのチャクラの機能が弱かったり安定していない場合が多いのではないかと思います。ともすると、精神的なことに意識が向きやすいかもしれませんが、精神的なことに本当の意味で取り組むためには、はじめに、あるいは同時並行で足元を固めるのがいいと思います。

また、第2チャクラ、第3チャクラは「境界」のテーマと強く結びついてもいます。この3つのチャクラの機能を少しずつ高め、安定させていくことをコツコツと継続していくことができれば、それはそのまま内面の深い変容につながっていきます。そして、少しずつ自分の生まれ持った資質を生きることが喜びになり、自分自身のそのままを受け入れることができるようになっていくでしょう。ああ、自分は自分でいいんだと。

チャクラの視点でフラワーエッセンスの取り組みを見る

フラワーエッセンスは、内面の世界に変化をもたらすことで、自分自身と外側の現実の世界との関係に影響を与えることができるわけですが、内的な世界に深く向き合うときには、変容のための下位の3つのチャクラの視点で「器」の機能を育てていくことが大事です。では、それぞれのチャクラの機能を高めるには、何を意識してどのように取り組めばいいでしょうか。

第1チャクラの機能を高める

第1チャクラは、肉体や細胞の生命力と関連していて、肉体の健康の土台です。世界を体を通して経験するときに基本となるチャクラです。

このチャクラの機能を高めるには、物凄く当たり前のことですが、栄養バランスのとれた食事を心がけたり、十分な睡眠をとったり、運動したり、筋力をつけたりといった、肉体にとってよいことを行うことです。第1チャクラに関連の深い足・脚を鍛えることも大事です。もちろん、フラワーエッセンスの中で助けになるものもありますが、実際の食事や運動の代わりにはなりません。

一応一番使いやすいものを挙げておくと、FESのマジェンタセルフヒーラーなどが使いやすいと思います。

マジェンタセルフヒーラー

第2チャクラの機能を高める

第2チャクラの機能は体的には免疫系、心理的には「境界」のテーマに関連していて、自分と自分以外のものを分けて自分を守ることや、快/不快の感情、セクシャリティにも関連しています。

免疫は体内に入った病原菌などの異物を「自分」と「自分以外のもの」により分けて対処することで体を守っているシステムです。

これが心理面のテーマになると、快いと感じることで自分を満たし、不快に感じることを健全に避けることです。言い換えると、自分自身にイエス!という感情(この場合ハートではなく腹とか身体に近い感じ)です。

つまりこのチャクラは、敏感や人や、繊細な人、つまりHSPやエンパス傾向のある人の境界のテーマに深い関連があります。

ただ、ここで覚えていてほしいのは、自分がHSPやエンパスの傾向があるからといって第2チャクラの機能が問題だと思いすぎる必要はありません。チャクラの状態と自己価値は関係ありません。足が速いか遅いかと同じくらいと思っていいんじゃないかと思います。

ときどき、個人セッションに来られる方の中に、以前にヒーラーから〇〇チャクラに問題があると言われたんですけど…と、エネルギーフィールドに残っているような形で、ものすごくそのことを気にされている方がいらっしゃいます。

こういうのを聞くと、それを言ったヒーラーの方に腹が立ちます。言われた側の人の中にいつまでも恐れが残るような言い方はやめてくれと思います。

とはいえ、自分の言動に常に注意を払っていないと意図せず受け取られることもあるので、口でいうほど簡単ではありません。・・・他山の石とします。

お伝えしたいことは、チャクラの機能のことを必要以上に心配しなくていいということです。目に見えないことはとくにその道の権威の言葉をそのまま鵜呑みにしてしまいがちですが、できる限りご自身の感覚を大切にして、それを判断の基準にしていただきたいと思います。

筋肉量の多い人もいれば、少ない人もいるように、ある程度はエネルギーフィールドの個性でもあるし、発達していないところは地道に育てていけば必ず発達します。チャクラの機能も同じです。

話をもとに戻すと、第2チャクラは敏感な人、繊細な人にとって大事な境界のテーマに関連が強いということです。

それで、第2チャクラの機能を高めるための取り組みは、

1.自分のものなのか、自分以外のものなのかに意識的になること

2.できるだけ快いと感じることで自分を満たし、不快に感じることを健全に避けること。自分がほしいものを自分に与えること。自分を自分で守ること。

このことをサポートしてくれるフラワーエッセンスを摂りながら取り組むのがいいと思います。もちろん、すぐに行動が変わらなくてもOKです。意識すること、気づいていることが大事です。

たとえば、バッチのフラワーレメディーのカテゴリー「周囲の人の考えや影響に過敏」や「過剰に人のことが気にかかる / 人に干渉しすぎる」などから選ぶことができます。FESではヤロウ(セイヨウノコギリソウ)属の植物のフラワーエッセンスなどが助けになります。

FESのフォーミュラ、ヤロウエンヴァイロメンタルソリューションもお勧めです。

ヤロウエンヴァイロメンタルソリューション

第3チャクラの機能を高める

第3チャクラに対応する内分泌はランゲルハンス島(膵臓)や副腎で、関連の深い肉体の部位は、胃、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化器官や、腎臓、副腎、骨膜などです。象徴性や心理的なテーマは、思考や意見を形成すること、いわゆる自我の機能です。

ところで、自我って何でしょう?

私たちは毎日を生きながら、同時にその経験を自分の考えというか、生き方の体系の中に収めていく、ということをやっています。(*1)

「私はこういう性格」とか、「私はこんなことが好き」とか、「私は絶対こんなことしない」というのは、その生き方の体系のようなものを一人ひとりがもっているからです。そういうことをずっと積み重ねてきて、今の「私」があるわけです。今を生きながら、その経験を「私」の体系の中に収めていくという2つのことを、ほとんど意識することなくやっています。

そして、そういう歴史をもっている「私」があるからこそ、日々起こってくるいろいろなことをその体系に照らし合わせて判断したり、選択したりできます。

自我というのはそういう「私」ですね。「私」の意見や考えをもって起こってくる出来事を経験し、消化し、行動を取捨選択して世界の中で生きていく「私」。そういう「私」という意識の主体、私という軸のようなものと言えると思います。

ですから、第3チャクラの機能を高めるための取り組みとして思いつくことは、

1.現にどうかを確かめる。先入観や〇〇であるはずだけで判断しないで実際にどうかを確かめる。

2.日常の小さなことから「私はどうしたいか」、何を選びたいかに意識的になる。

3.自分の考えていることをアウトプットする。自分の考えや思っていることを表現したり主張する。

4.自分の内面で起こっていることや起こったことを意識する。自分の感情や考えがどのように動いているか、または動いたかに意識を向ける。(感情を切り離して俯瞰するような見方とは違います。)

第2チャクラ関連のものでヤロウ属のものを含め、自分の軸や中心を安定させてくれるようなものも使えると思います。また、今ここに意識を向けるのを助けるようなもの(たとえば、バッチのカテゴリー「現在の状況に十分関心をもてない」)や、現実に向き合うことへの恐れ(バッチの「恐れ」のカテゴリー)を超えて直面できるように助けるものも、あるいは、自分を表現したり、主張することを助けるものも使えると思います。

ここでは、詳細にフラワーエッセンスの解説をする余裕がありませんが、取り組むフラワーエッセンスを自分なりの視点や考えで選んで決めていくこと自体、第3チャクラを鍛えることになると思います。

まとめ

下位の3つのチャクラの視点からフラワーエッセンスの取り組みは

1.第1チャクラ:栄養バランスのとれた食事を心がけたり、十分な睡眠をとったり、運動したり、筋力をつけたりといった、肉体にとってよいことを行うことです。第1チャクラに関連の深い足・脚を鍛えることも大事です。

2.第2チャクラ:自分のものなのか、自分以外のものなのかに意識的になる。できるだけ快いと感じることで自分を満たし、不快に感じることを健全に避ける。自分がほしいものを自分に与えること。自分を自分で守ること。

3.第3チャクラ:自分の内面で起こっていることや起こったことを意識する。自分の感情や考えがどのように動いているか、または動いたかに意識を向ける。自分がどうしたいかを小さなことから意識する。

それぞれに対応するフラワーエッセンスを服用しながら、上のようなポイントを意識して取り組むのがいいと思います。大事なのは自分の内面の動きに意識を向けることです。すぐに行動につながらなくても大丈夫です。そして、上のような意図をもって取り組みを継続していくことです。それが自分が物事を見る見方の変化や行動の変化につながります。

エネルギー器官であるチャクラも体の器官と同じように使えば鍛えられ、鍛えれば発達します。また、チャクラ自体互いに関連し合って(エネルギーのネットワークでつながって)機能しています。人間の体の器官や臓器がつながりをもって機能しているのと同じです。

下位のチャクラのテーマは、とくに敏感な人や、繊細な人、HSPやエンパス傾向のある人の境界のテーマと関連が深いので、そのような傾向があると感じる方は取り組みの参考にしていただけると嬉しく思います。

※以下の記事も参考になるかもしれません。

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参考文献

*1:河合隼雄著 『コンプレックス』 岩波書店 1971


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