ミムルス (ミムラス) のフラワーエッセンス「恐れと憧れ」【光と影の関係】

2020年12月9日

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1.ミムルス (ミムラス) のフラワーエッセンス「恐れと憧れ」【光と影の関係】

フラワーエッセンスの性質の光と影の関係を体感的に理解するのはなかなか難しいことかもしれませんが、実際の経験談を知っていただければ少し実感をもっていただけるのではないかと思います。

1-1.フラワーエッセンスの光と影

ということで、「フラワーエッセンスによって目覚めるものや育まれるものは、本来自分に備わっているもの、本来自分のなかに眠っているもの」ということを自分の経験から書いてみたいと思います。

たとえば、信じる気持ちを失って落胆する人がゲンチアンで信じる気持ちを取り戻したというと、やっぱり欠けているものを補っているんじゃないかとも思えます。自分を疑う気持ちと自分を信頼する気持ちはまったく逆のもので、別々のもののようにも思えます。

けれども、フラワーエッセンスではそれらは光と影のような関係だと捉えます。このことの実例として僕自身の過去の経験を書きたいと思います。それは、2002年ハワイ島の海での出来事だったのですが、僕にとっては光と影が体感を伴って一つに溶け合うような経験でした。

2.水への怖さ、海への恐怖

僕は子どもの頃から怖がりでした。山奥で育ったこともあって、泳ぎは苦手で、というかほとんど泳げなくて、水や海に対する怖さがずっとありました。

生まれ育った故郷の谷川は、川というより渓流に近かったのですが、膝までの深さしかないその川でさえ、小学校か、幼稚園の時に仰向けに転んで溺れかけた思い出があります。

なので背の立たない深さは恐怖以外の何物でもない。海底に着くと思って降ろした足が届かない深さだと察知しようものなら、必ずパニックになる自信があります。大学のとき一度はそれで15メートル先の陸を見失い、さらに深い方へ進んだ実績もありました。

3.ミムルス属(モンキーフラワー)のフォーミュラ

ミムルス属(モンキーフラワー)のフォーミュラ

そんな海とのかかわりが2002年6月に School of Healing Arts and Sciences 主催で行われたハワイ島でのリトリートに参加して変わりました。

リトリートではシュノーケリングをやることになっていたので、この機会に「水への怖さ、海への恐怖」に向き合ってみようと思ったのです。「水」は無意識や感情とも象徴的につながっていると思ったので、それも含めてミムルス(ミムラス)のフラワーエッセンスをメインに組み合わせをつくりました。

当時はまだフラワーエッセンスのプラクティショナートレーニングに入って1年ほどしか経っていなかったので、今思うとひたすら頭で考えてつくったフォーミュラでした。

バッチのミムルスとFESのミムルス属のフラワーエッセンスを五芒星で組み合わせるという荒業?です。

ミムルス属のフラワーエッセンスには共通のテーマがあり、それらは「恐れ」と「恐れを超えて直面する勇気」という極性ではたらきます。

花の色が紫のパープルモンキーフラワーは精神的なアイデンティティに関して、

ピンク色のピンクモンキーフラワーはハートを通して触れ合うことに関して、

オレンジのスティキーモンキーフラワーは肉体的な触れ合い、親密さに関して、

赤のスカーレットモンキーフラワーは怒りなど強い感情を表現することに関して、

それぞれ恐れとそれに直面する勇気がテーマになっています。

チャクラの色に対応しているという感じですね。

この組み合わせをハワイ島に行く少し前から服用し始め、ハワイ島にいる間かなり頻繁に服用しました。

4.ハワイ島でのシュノーケリング体験

ハワイ島でのシュノーケリング体験

ハワイ島でのシュノーケリングの体験を通して経験したことです。

4-1. 一日目:プチパニック

シュノーケリングの機材は日本から買っていったものの、
まったく使ったことがありませんでした。
そりゃー、泳げないのだから使うはずもないです。

 

そういう超初心者は、簡単な器具の説明を聞いて、
早速挑戦ということになりました。

 

覚悟を決めて海に入りかけると、
すぐ横の海面にはウミガメの甲羅が見えるではないですか。
「こんなところまでウミガメが来るのか」と思いましたが、
僕にとってはウミガメどころではない状況です。

 

ゆっくりと体を海に浮かべてみます。
呼吸はできると頭ではわかっているのに、わかっているはずなのに、
どうもうまく吸ったり吐いたりできません。
過呼吸みたいになってしまいます。

 

けれども、何とか浮いて
顔を水につけたまま呼吸している!
ちょっとうれしい…いや、実はかなりうれしい気持ちです。

 

ぷかぷか浮きながら、マスクの向うに広がる魚たちの世界に
思わず引き込まれていきました。
子どもの頃、地べたに這いつくばって蟻を観ていたときと同じように。

 

何度か立ったり、浮かんだりしているうちに、呼吸もだんだんリズムを持ってきて、
少し慣れてきたかなというときに、
何かの拍子にシュノーケルの中に少し水が入ってきました。

 

後でわかったのですが、器具の取り付け方に多少不備があったようです。
そのときの僕にとってプチパニックが起きるのに十分すぎる材料でした。
口から水が入ってきたので、
鼻で息をしようとして、パニックはさらに加速・・・。

 

何度か手足をばたつかせた後、

やっと両足をついて何事もなかったかのように立つことができました。
もし、藁があったら絶対つかんでいたでしょう。
かろうじて両足が海底に届く深さだったことに感謝しました。

 

その後もプチパニックは何度かあったのですが、
それを何度か繰り返しながらも、
魚たちの世界を、海をこんなに身近に感じたことはありませんでした。

 

4-2. 三日目:海遠足

ハワイ島のイルカ

3日目の午後は海遠足でした。

 

1日目、2日目のホテルの近くのビーチではなくて
シュノーケリング・スポットまでは船で行くことになっていました。

 

船で外海に出ると、当然波はかなり高くなるので、
必然、船首は大きく上下に揺れます。
ジェットコースターのような迫力です。

 

手すりにつかまって立っていたのですが、
手すりがなければとても立ってはいられない揺れです。
波のリズムに身体をゆだねようと頭では思うのですが、
どうしても頑張って立ってしまいます。
海に対する恐怖をなんとか抑え込もうと頑張ってしまうのです。

 

やがて船が速度を落とし始めました。
到着かなと思ったら、そうではなくて「イルカたち」でした。
群れのイルカたちが船の近くにやってきたたのです。

 

船上はいっぺんに沸き立ちました。

「あっち、あっち」

「どこ、どこ?」

「あっ!こっちにも」・・・

 

気がつくと船の下を一緒に泳いでいるイルカがいました!
彼らの歓迎にみんな心から満足していました。

 

4-3. 本物の海へのイニシエーション

シュノーケリング・スポットは、このあたりでは少ない砂浜になって、
お昼のサンドイッチはその砂浜で食べましょうということになりました。

 

けれども、船を砂浜に着けることはできません。
ということは、船から砂浜までは自力で行かないといけない。
もちろん、ビート板は使えるのですが・・・。

 

距離にして100 m?、150 m?
海底は何メートル下だろう。5m?、10 m?
もうこうなったら、覚悟を決めるしかありません。
あるいは、船に残るか・・・

 

この3日間で浮いているだけなら、
シュノーケルを使って呼吸をすることに慣れ始めていたので、
ビート板なしで行くことに決意しました。
足に合うフィンを借りて、いざ出陣。

 

それは僕にとって本物の海へのイニシエーションでした。
船から下ろされた階段から、暗い海の懐に静かに体を預けます。
はるか(?)下に見える白い砂の海底。
はじめて身をゆだねた本物の海。

 

魚たちの世界を楽しむ余裕はとてもありません。
まずは砂浜よりも近い岩場を目指しました。

 

岩場で僕を迎えてくれたのは
岩に生える海草を食べにきたウミガメでした。
彼の泳ぎに、ひととき不安を忘れることができました。

 

ようやくなんとか砂浜にたどり着くことができました。
その日は曇っていて身体は震えるほど寒かったので、
砂をかけて身体をあたためながら、沖の波に揺れる船を見ていました。

 

ほとんど砂の中にいましたが、少しは海にも入りました。
ここでも1、2度プチパニックを経験・・・。
でも、一つわかったことは、フィンをつけていれば顔を上げても浮いていられること。

 

それがわかったので、帰りは船の近くまで泳いできて、
波に揺られながらしばらくそこに浮いて、
船に戻ってくる仲間を迎える余裕がありました。

 

4-4. 二つのものが一つに溶け合う

シュノーケリングを終えた僕らが戻るのを待って
再び船は動き出しました。

 

心地よい疲れを感じている体を
船の揺れに預けて
遠ざかっていく海をただ見ていました。

 

西の空の雲を夕日が赤く染めていて、
雲の切れ間から海へと幾筋かの光が差していました。
その光景はこの世のものと思えないほど美しかった。

 

サングラスをしてたので
涙が流れるのに戸惑うことはなく、
流れるままに波に揺れながらただ海と空を見ていました。

 

恐れを超えたときはじめて、
自分の中にある憧れを思い出す。
涙は、憧れを覆い隠していたものを静かに溶かして
恐れと憧れを一つにつなぎました。

 

胸の奥で二つのものが一つに溶け合うときの温度が
大海原をゆく船の上の自分を静かに満たしていました。

 

ずっと昔、砂の中に隠した宝物があったとしたら、
隠したことさえ忘れてしまった宝物に
自分の指が触れたような気持ちでした。

 

ずっと感じてきた恐れは
たましいの焦がれるような海への憧れと一つ・・・。

完全に船の揺れに身を任せて波に揺れているいる自分がいました。

 

まとめ

この経験は、僕にとってフラワーエッセンスの両極性を理解する土台になっています。別々のもののように思っていた海への恐怖と、海への憧れ、海に身をゆだねる勇気が自分の中で完全に一つに溶け合った経験でした。

・・・同じように、消えることのない希望の光をもつたましいだからこそ、絶望を経験する。自分を開いてあたたかな交流をすることを何より喜びとするたましいだからこそ、疎外感や孤独を感じる。

光と影、それらは両方で全体です。フラワーエッセンスは私たちの心にそれを思い出させてくれます。そして、かたまった心がほどけていけばいくほど、自由になればなるほど、より全体になればなるほど、放っておいてもたましいは光の方を目指す。なぜなら、それが生命の本質だから。植物が光に向かって伸びていくように。

 

ハワイ島の海に沈む夕日


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