ミムルス (ミムラス)
フラワーエッセンス・ミムルス (ミムラス)

エドワード・バッチが最初につくったフラワーエッセンスは、インパチェンス、ミムルス、クレマティスだったと言われています。
ミムルスは、個人的にはフラワーエッセンスを学び始めたころから、幾度となくとても助けられてきたエッセンス/植物の一つです。今のような活動の原点の一つもFESの研修でのミムルスの花との出会いでした。
「恐れ/勇気」という極性ではたらく
ミムルス(ミムラス)のフラワーエッセンスは
何かに直面する「恐れ」と「勇気」
という極性ではたらくエッセンスです。
何かに直面するのが怖くて
思い悩むような傾向があるときに、
使うことができます。
とくに感じている恐れを
自分から人に話せず、
一人で抱えているなときに、
直面し行動する勇気を
思い出させてくれます。
ミムルス(ミムラス)と共鳴する心
【ミムルス(ミムラス)が助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・普段の生活の中で経験する特定の事柄を恐れる。恐れに向き合うことができず内向する傾向。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・勇気を持って人生のチャレンジに立ち向かうことができる。恐れを乗り越えて成長し、現実に対して興味や熱意を持って生きることができる。
日常生活で使う
・高いところ、水、暗いところ、他人、一人になることなど特定の何かに対する恐れに。
・ミムルス (ミムラス)タイプは恥ずかしがり屋で内気な性格であることが多く、感じている恐れを自分から人に話さず一人で抱えている。
・新しい概念を学ぶとき、精神的なブロックを経験したとき。
・どもったり、口ごもったりする場合に人前で話すことに付随する気おくれ。
・ミムルス (ミムラス)タイプは音に敏感なことが多い。嵐、音楽、街の喧騒などに影響されて眠りの浅い人。
流れる水が好きな、植物としてのミムルス
ミムルス (ミムラス)は19世紀の初めに北米から英国に帰化した多年草の植物です。水辺や湿地を好み、とくに雪解け水などの清らかな速い流れの脇や流れの中に根を下ろします。
これまで2度自然の中でミムルスを見たことがありますが、どちらも雪解け水の流れを楽しむように、流れの中やそばに咲いていました。
恐さや直面したくない気持ちに身動きが取れなくなっているようなとき、ミムルスは、流れる水のように心に動きをもたらし、自分の中に眠っている、直面する勇気が目覚めるのを助けます。直面できず、内向してしまうようなときには、ぜひミムルスのフラワーエッセンスを試してみてください。
ミムルス (ミムラス)の名前の由来
Mimulusという名前の由来には2つの説があるようです。 1つはギリシャ語の’mino’(an ape = 類人猿、猿)から来ているという説で、花から猿の顔が連想されることに由来します。
もう1つはラテン語の’mimus’(an actor or mimic = 道化役者)から来ているとするもので、花から古代ギリシャ・ローマ時代に道化役者が着けたマウスピース(歯をむき出して笑っている)が連想されることに由来します。
どちらにしても、花が猿や道化師など動物の顔に見立てられていることが興味深いです。
体験談
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ミムルスの写真






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参考文献
・ジュリアン・バーナード、『バッチフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』 谷口みよこ訳 Lindisfarne Books http://fremedy.main.jp/
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990