Q.フラワーエッセンの効果を実感できない

2023年10月25日

Q.フラワーエッセンの効果を実感できないとき

Q.フラワーエッセンの効果を実感できないとき

この記事では「フラワーエッセンスの効果を感じられない」3つの理由とどうすれば効果を感じられるかについて解説します。

フラワーエッセンスにどんな効果があるかや、効果的な使い方については以下の記事をご覧ください。

⇒ フラワーエッセンスの効果

フラワーエッセンスの効果を実感できない理由

フラワーエッセンスの効果に関する質問

実際に以下のようなご質問をいただいていますので、これらの疑問に答えていきたいと思います。

(1)「まったくわからない、という人がたまにいるので、その時の対処の仕方など、教えていただければありがたいです。」

(2)「使用感が無くても、使用効果はあるのか?」

(3)「エッセンスによっては服用後即座に効果を実感できるものもありますが、長期服用してもなんだかよくわからないものもあります。その場合、自分に向いていないのか、続けて服用したほうがよいのかわからなくなります。」

参考:フラワーエッセンスの効果を実感するために (・・・追記:2011/3/2)

質問への回答

(1) この記事全体が回答になっていますが。

(2) ある程度は効果を期待できることもあります。たとえば、フラワーエッセンスを使おうと思った理由が、服用続けていくうちに気が付いたら以前ほど気にならなくなっていたけれども、それがフラワーエッセンスの効果だという実感がないということはあり得ます。また、本人は気づいていないけれども、周囲の人が変化を感じ取るということもあります。

内面の大きな変化は、それがフラワーエッセンスによるものかどうかを断言できるかどうかは別にして、知らないうちに起こることはないと思います。

(3) 4週間を目安に使用期間を振り返って、あまり実感がない場合は別のフラワーエッセンスに変えてみるのがいいと思います。振り返り方についてはこの記事にも書きました。頭の中だけで考えるのではなくて、書き出してみることが重要です。服用期間を十分振り返ることができると自分に合ったフラワーエッセンスは格段に選びやすくなります。

以下はフラワーエッセンスの効果を感じられないときに考えられる3つの理由です。

理由1.効果の質の違いと効果が表れるまでの個人差

理由1.効果の質の違いと効果が表れるまでの個人差

フラワーエッセンスの効果は、有効成分の含有量を増やすことではたらく薬やサプリメントのようなものではなく、基本的に心身の全体のバランスを整え、本来の自然の力が発揮されるように穏やかにはたらきかけるものです。ですから、薬やサプリメントと同じような効果を期待してしまうと期待外れになってしまう可能性があります。まず、その点について解説します。

薬の作用の仕方とフラワーエッセンスの作用の仕方の違い

フラワーエッセンスの効果がないと感じるもっとも大きな理由の一つは

私たちがフラワーエッセンスに薬と同じような効果を

期待してしまいがちだということではないかと思います。

フラワーエッセンスの作用の仕方は、

薬の作用の仕方とは根本的に違います。

まず、そのことを解説したいと思います。

薬は化学的・物理的な作用によって

ある程度一様に別の状態に変化させる力をもっています。

けれども、フラワーエッセンスの作用は共振(共鳴:ひびきあうこと)によるものです。

フラワーエッセンスには花のもっている自然の情報が含まれていますが、

それは自然の一部でもある人間にも同じようにはたらいているので、

それらが響き合うことで作用します。

ですから、心がどのような状態にあるかで作用の現れ方には個人差があるのがふつうです。

たとえば、共振作用というと音叉の実験を思い出す方も多いかもしれません。

同じ音叉を二つ並べておいて、一方だけを鳴らすともう一方もなり始めるというものです。

一つがフラワーエッセンス、もう一つがそれに響き合う心だとしたら、

人の心の場合は、その二つの間に壁があったり、すぐには近づけない距離があったり、

・・・いろいろあると思います。

最終的には同じように共振して鳴るとしても、

その音がどんなふうに鳴り始めるか、

どんなふうに聞こえるかは、

つまり、効果の感じ方には、かなり個人差があるのです。

フラワーエッセンスにできるのは、

響きあうことで、心の固まった古いパターンを緩めて、

私たちにはたらいている自然の力が

本来の自由な力を取り戻す方向に促すことです。

心にどこか固まって一面的になってしまったところがあるとしたら、

フラワーエッセンスはそこに穏やかにはたらきかけて、

心が本来もっている柔軟性や全体性を取り戻す手助けをしてくれます。

それはちょうど植物が倒れても、

また柔軟に起き上がってくるような自然の力を回復させること。

こころのもつ自然の力が

どれくらいの期間で

どんな道筋を通って

回復していくかも、

人によって違います。

そういうこころの動きが実感されると「効果があった」ということになります。

ですから、そもそも「薬が効く」というのと、

フラワーエッセンスの「効果があった」ということは

同列に並べられない面があります。

実際にはそういう心の動きが意識されることもあれば、

あまり意識されないで夢の中で起こって、

気づいてみると違っているかも、ということもあります。

どれくらいはっきり意識されるかは人によってかなり違いがあります。

フラワーエッセンスを飲むと夢をたくさん見る人もいます。

最初の数日妙に眠かったりする人もいます。

もちろん、フラワーエッセンスを使うときには、

こんなふうに効いてほしいという気持ちは誰にでもありますが、

こういうふうに効くはずだと思い過ぎない方がいいと思います。

そう思い込んでしまうと、

心身の全体のバランスがシフトする段階で起こってくることを、

「フラワーエッセンスは効かない」と判断してしまうことになりかねませんから。

フラワーエッセンスの作用の段階(一般に起こる変化の段階)

フラワーエッセンスの作用によって一般にどのような変化を体験するかを解説したいと思います。

服用し始めると、まず意識と無意識のバランス(体と心のバ ランス)が変化し始めます。最初の2、3日眠かったとか、 とても鮮明な夢を見たといった経験をされる方もいらっしゃいます。睡眠の質や時間が変化したり、緊張が緩んでリラックスしたり、体が休息を必要としていることを実感したり、活力が回復したり、まれに短期間頭痛などが起こることもあります。意識していないとそれがフラワーエッセンスによるものか、普段の生活の中で起こったことか見分けるのが難しいこともあるかもしれません。

その次の段階は、意識と無意識のバランスの変化によってそれまで無意識だったことが意識され始めるという段階です。つまり自分自身について「気づく」ということが起こります。これまで無意識だったこと、それも深い無意識ではなくて意識のちょっと下に隠れていた感情や考えが意識されやすくなります。たとえば、「今まで平気と思っていたけど本当は私、いやだったんだー」とか。ふと、そういうことに気づくことがあります。

そのような気づきによって自分や周りへの見方が変わり、行動や振る舞いが変化していくということにもつながります。こうした変化はあまり意識にのぼらないまま起こることもあるかもしれません。気がついたら落ち着いていたとか、気がついたら楽になっていたということもあります。自分に意識を向ける時間がないほど忙しかったりすると、余計に意識にのぼることは少ないかもしれません。

理由2.服用の仕方が適切でない場合

理由2.服用の仕方が適切でない場合

フラワーエッセンスを服用するときに重要なことは、服用頻度(回数)と服用期間です。

服用回数

バッチのフラワーエッセンスやFESのフラワーエッセンスでは、服用回数の目安は1日4回とされています。薬のように厳密なものではありませんが、フラワーエッセンスの作用は服用頻度(回数)をを上げれば強くなり、頻度を下げると穏やかになるので服用回数が少なすぎると、効果を実感するのは難しくなります。フラワーエッセンスの効果が実感できないというとき、1日4回以上服用したかどうかを振り返ってみてください。

服用期間

服用期間も重要です。FESの『フラワーエッセンス・レパートリー』には感情のバイオリズムを目安に4週間、あるいはその半分の2週間を服用期間とすることが勧められています。フラワーエッセンスの効果が実感できないというとき、服用期間が短すぎたりしていないかを振り返ってみてください。

理由3.フラワーエッセンスの選択が適切でない場合

理由3.フラワーエッセンスの選択が適切でない場合

もう一つ考えられる理由として、フラワーエッセンスの選択が適切でない場合があります。共振作用によってはたらきますから、自分と選んだフラワーエッセンスが響きあうようなものである必要があります。選ぶときの基本として大事なのは、「どうなりたいか」で選ぶのではなくて、「自分が本来もっているもの」に目を向け、普段「自分の心の中で起こっていること」を振り返って選ぶことです。

もちろん、「どうなりたいか」が本来自分のもっているものを土台にしているときはいいのですが、「こんな自分ならみんなから賞賛される」自分のように外側に描いた理想に対して選んだときには、効果を感じられないことが起こる可能性もあります。

フラワーエッセンスの作用を感じることが難しい場合に試したい2つのこと

フラワーエッセンスの作用を感じることが難しい場合に試したい2つのこと

まずエッセンスの作用を感じ取ることが難しい場合には、感覚や内面に自分を開く練習をすれば作用を感じやすくなります。昼間の、あれをやってこれをやって、こういう段取りでといった意識の菱倉レベルで忙しく働く思考や判断を緩めて、静かに感覚や内面に自分を開く習慣をもつことが役立ちます。

もしよろしければ「エッセンスを体感する」と「フラワーエッセンスの服用期間を振り返る」を試してみてください。このような習慣をもつことはエッセンスの作用を感じることはもちろん、体とこころの声に耳を傾け、健康を保つためにも役立ちます。

エッセンスを体感する

(1)ミネラルウォーターを1/3~1/2くらい入れたグラス(ガラス製)と服用中のフラワーエッセンスを用意する。

(2)軽く背筋を伸ばし、2、3度深呼吸をしてリラックスする。しばらく自然に呼吸しながら今の自分の体、気持ち、感情に意識を向けてみる。(5分程度)

(3)用意したグラスにボトルから4滴を入れ、飲む。(何度かに分けて飲んでもよい。)

(4)自然に呼吸しながら先ほど感じた自分の体、気持ち、感情に意識を向けて、変化があるかどうかを感じる。何か変化を感じたらメモしておく。

(5)エッセンスを感じるというより、エッセンスを服用したときの自分の反応に意識を留めたまま10分~15分程度自然な呼吸を続ける。(時間経過と共に感じが変わってくることもある。)

はじめての方は微妙でよくわからないことがありますが、5分ほどおいて別のフラワーエッセンスで試してみると、その違いがよくわかることがあります。

フラワーエッセンスの服用期間を振り返る

質問(2)の「使用感がない」というのが、エッセンスの選択が適切でなかったということなら効果を感じることは難しいでしょうが、フラワーエッセンスの作用を感じることが難しいということなら、本人があまり実感しないような形でエッセンスの影響を受けていることもあります。とくに自分の微妙な心の動きなどを振り返る余裕が ないようなときは余計に。

その場合は短くてもいいので、静かに自分に向き合って簡単な記録や日記をつける時間をつくることをお勧めします。

普段私たちの意識は自分の外側で起こっていることを察知して自分を守ったり、自分のニーズと他者のニーズを調整することに向けられていますが、フラワーエッセンスの作用を実感するには、普段の意識のコントロールを緩めて静かに自分の内側に向き合う習慣がとても助けになります。

5分でもいいので、忙しい毎日の中で静かに自分に向き合う時間をつくって記録やメモを残しておくのがいいと思います。「フラワーエッセンス日記」をつくってその日感じたこと、気がついたことや、夢を書き留めておくのもお勧めです。

服用期間が終わった時に、その記録を読み返してみてください。そこに書かれていることと、服用したフラワーエッセンスのテーマを照らし合わせてみると、記録がなければ気がつかなかったような思わぬ発見に出会うことがよくあります。

(3)の「長期服用してもよくわからない場合、自分に向いていないのか、続けて服用したほうがよいのか」という場合も、記録をとって服用期間を振り返って判断するのがいいと思います。また、態度や行動の変化だけでなく、感じ方の変化や葛藤に気づくこともフラワーエッセンスの効果です。

態度や行動の変化だけではなく、感じ方の変化や葛藤に気づくことも重要な変化

意識されていなかった葛藤が意識され始めたり、意識したことのなかった自分の気持ちや考え方に改めて気づいたりすることは、物凄く重要な変化です。それまでは自動的なパターンで選択の余地がなかったところに新しい選択が誕生しつつあるときです。ほとんど意識すらしなかったようなことが、それが起こったときに「あっ、私またやってる!」と意識に上ってくるとしたら、たとえ行動や態度が変わっていなくてもフラワーエッセンスは確かに作用しています。

意識されていなかった葛藤が意識され始めると、余計に暗い気持ちになったりすることもあります。その場合はフラワーエッセンスの服用回数を減らし(作用をスローダウンし)たりして調整しながら継続するのがいいと思います。

以上のようなことを考慮して振り返ってみても作用や効果を感じられないときは、一度組み合わせや取り組んでいるテーマ自体を見直してみるのがよいでしょう。効果を感じられないときの見直しは2週間くらいを目安にするといいと思います。

Posted by takahara.daisuke