フラワーエッセンスと好転反応

起こるタイミング、実際例など

フラワーエッセンスと好転反応

フラワーエッセンスと好転反応

「好転反応」は、心身の状態が良い方向に向かって動き始めるときに、一時的に現れる(ネガティブな)反応という意味ですが、フラワーエッセンスを使うとそのような反応が経験されることがあります。ここでは、実際にどのような反応が起こる可能性があるか、どのようなタイミングで起こるか、どのように対処すればよいかなどについて解説します。

1.心身のバランスの回復過程で起こる

フラワーエッセンスは私たちが日ごろ使っている薬やサプリメントなどとは違った作用の仕方をします。薬やサプリメントは主に有効成分が身体の組織にはたらきかけますが、フラワーエッセンスはそうではありません。フラワーエッセンスは、私たちの心身の自然のバランスを整えることによって作用します。

フラワーエッセンスの好転反応はバランスを回復する過程で起こってくる反応の一つと考えることができます。 「好転反応」は、心身の状態が良い方向に向かって動き始めるときに、一時的に現れる(ネガティブな)反応という意味ですが、フラワーエッセンスを使うとそのような反応が経験されることがあります。

反応は必ず起こる?

いいえ。必ず誰にでも起こるというものではありません。ストレートにフラワーエッセンスの作用を感じる場合もたくさんあります。個人差があります。また、フラワーエッセンスのなかにも比較的反応の起こりやすいものとそうでないものがあります。

理論的には、本人が意識している(自覚している)感情や心理状態に関連するエッセンスの方が反応は起こりにくい傾向があります。逆に、自分がそうだとは意識していない感情や心理、あるいは、自分の傷つきに関連するような感情や心理に関するエッセンスは、反応が出やすい傾向があります。

2.反応にはどのようなものがあるか?

まず、使用直後から1週間程度の間に起こりやすい反応には次のようなものがあります。

(1)昼間でも眠くなったり、休息をとりたくなったりする

一番経験しやすい反応は、眠りに関連する変化です。服用を始めた日から昼間でも眠気を感じたり、休息をとりたくなったりするような反応が2、3日続くことがあります。

(2)印象的な夢を見たり、夢の中で強い感情を経験する

フラワーエッセンスには、意識と無意識の関係にはたらきかける作用があります。心のパターンを緩める作用といっていいかもしれません。その結果、自分のなかにあったんだけれども、これまで意識にのぼってこなかったような感情や考えが経験されることがあります。それも意識のコントロールの緩む眠っているときに夢として経験されることがあります。

(3)頭痛や皮膚症状、風邪に似たような肉体的な反応

まれに頭痛や皮膚症状(湿疹など)、また風のひき始めのような肉体的な反応が起こる場合があります。これも2、3日で治まるのが普通ですが、日常生活に支障をきたすようなら、いったんエッセンスを中止して、確認することをお勧めします。それで症状が軽減されるようなら、フラワーエッセンスによる反応だとはっきりわかるので、対処の仕方を決めやすくなります。

数日の間、使用頻度を通常の1日4回から1日2回とか1回に減らして作用を緩やかにして継続することもできます。症状が軽くなるようなら1週間ほど使用頻度を減らした後、もとの頻度に戻してみてください。

フラワーエッセンスの作用の強さは使用頻度によって調整することができます。 また、日常生活に支障が出るような反応があるエッセンスはめったにありませんが、反応が強すぎると感じるときには別のエッセンスに変更することも選択肢の一つです。

(4)イライラする、感情的な反応

イライラしたり、感情的な反応が経験されるのは、これまで意識にのぼってこなかったような感情や考えが意識され始めるときに起こる反応の一つです。

感情的な反応とは、 例としてあげるとすれば、たとえば、本当は腹が立っていたのを抑えてきたとか、本当は言いたいことを言わずにきたたけれども、これまではそんな自分を意識したことがなかったという場合、最初は腹立たしさや言いたいことがはっきり意識されず、何か感じているけれども言葉にならないでイライラした感じとして経験されるかもしれません。

こうした状態は意識されていない感情そのものがネガティブということよりも、それが自分にとってどれくらい受け入れがたいか、どれくらい否定的に感じられるか、普段どれくらい無意識に避けているかといったことに関連しています。自分がその感情を、嫌なもの、避けたいもの、苦しいもの…と捉えていたり、その感情が消化できない過去の経験と結びついていたりするときには余計に反応は強くなる傾向があります。

イライラしたときには、もしかしたら自分がまだはっきりと気づいていない気持ちや、表現していない感情があるかもしれないと意識してみることもできます。自分の本当の気持ちにつながることは、私たちが自分自身の根っことしっかりつながり、自分の中に眠っている可能性に栄養を届けることでもあります。

イライラや自分の気持ちへの気づきが意識にのぼらないままこの段階を通り過ぎることもあります。気がついたら落ち着いていたとか、気がついたら楽になっていたということもあります。あるいは、イライラする間もなく、自分の気持ちに気づくということもあります。そのような場合は服用したフラワーエッセンスのテーマとなる感情が本人にとって比較的受け入れやすいものだったと考えられます。

3.反応の実際例:オリーブのエッセンス

フラワーエッセンスを開発したバッチ医師はオリーブの解説に次のように書いています。 「精神的、肉体的にこれまで苦しんできて、もう何の努力をする力も残っていないと感じるほど疲れきっている人のためのものです。日々の暮らしは、少しも楽しくなく、ただ辛く感じられます。」

このようにオリーブは心身が消耗し疲労しているときに活力を取り戻すのを助けてくれるフラワーエッセンスです。 2015年時点でヒーリングハーブス社のジュリアン・バーナードさんは、38種類のエッセンスの中で日本で一番売れてるのはオリーブだとおっしゃっていました。

ですから、たくさんの人が疲労感を感じて活力を取り戻したいと思ってフラワーエッセンスを試していると思うのです。 ですが、もしオリーブのフラワーエッセンスが、たとえば栄養ドリンクを飲んだときと同じように「効く」ことを期待して使ったとしたら、「効果」を感じることは難しいかもしれません。

実際にオリーブのエッセンスを飲むと?

みなさんはオリーブのエッセンスを飲んで、どんな感じがするか試してみたことはありますか。講座ではオリーブを体感することが何度もあり、その時々で違うところもあるのですが、傾向としてはパキッとするよりは、リラックスする感じです。緊張が解けたり、呼吸が深くなったり…。 そういう実際に体感したことを考えてみても、オリーブのエッセンスは飲めばいきなりパキッとして活力モリモリという感じではないように感じます。

オリーブの反応

講座で実際にオリーブを1ヶ月飲んだ方にその感想を聞いてみると、何人かの方から、飲み始めてしばらくは眠気を感じたとか、ゆっくり休みたくなったという感想が語られることがあります。そして、中にはオリーブの服用をきっかけにして、自分の活動が自分に無理をしてやってきたと気づき、自分の生活や活動の仕方を見直して新しいものに変えていくような変化に入って行かれる方もいらっしゃいます。 この最初の反応を「好転反応」の一つと呼べるかもしれません。

「効果」の質の違い

このような反応が起るのは、オリーブのエッセンスの作用の仕方が、栄耀ドリンクのように「活力」を化学的な働きによって一様にアップする「有効成分」的なものを含んでいるわけではなくて、私たちの中の疲労や消耗と活力に関連する自然の力と響き合うことで、バランスを整え、調和を促して活力を回復するのを助けるものだからです。 もし心身に無理を強いるような生活習慣を続けているために疲労していてオリーブを使った場合には、自分のなかの自然のバランスが整う過程で、そのような生活習慣を維持できなくなるようなことも起こりえます。

関連記事:オリーブを服用した感想・・・自分に一番響く経験をしたフラワーエッセンス「オリーブ」

内なる自然を整える

誤解を恐れずに言えば、フラワーエッセンスの作用のゴールは、現れている症状を消したり、抑えたり、別のものに変えたりすることではありません。内なる自然とつながること、内なる自然と調和することです。その結果として現れている症状が治まったり、軽くなったり、よりポジティブな面を経験できるようになります。

その前提にあるのは、私たちの身体や心は内なる自然につながることによって、一面的になった状態から回復し、自由を取り戻し、もともと内包している可能性を発展させる力、自ら内包している種子が芽吹き成長していく力を発揮することです。フラワーエッセンスは、私たちが内なる自然との関係をより豊かなものにしていくうえで大きな助けになります。

4.どのように対処すればよいか?

では、上にあげたような反応が起こった場合、どのように対処すればいいでしょうか。まず、原則は現実的に対処すること、常識的な範囲で対処することだと思います。人によってはどんな状況でも「好転反応は浄化が起こっているのだからつらい状況になっても乗り越えるのがよい」と考える人もいるかもしれませんが、個人的にはそうは思いません。といっても、そのようなことが起こることは稀ですが。

(1)確かめられる場合は確かめる

まず、反応が日常生活に影響を与えるようなものの場合や、フラワーエッセンスを使い始めの方の場合には、好転反応と思われるものがフラワーエッセンスによるものかどうかを確認することをお勧めします。 いったん2、3日エッセンスを使うのをやめてみて、好転反応だと思っていたものがなくなったり、明らかに軽減されれば、やはりそれはエッセンスによる反応だとわかります。逆に反応だと思っていたものが変わらないようなら別に理由があることになります。

(2)継続するときは使用頻度を調整する

起こっている反応がフラワーエッセンスによるものだとわかった場合でも日常生活に差し支えるほどのものでない場合は問題ないのですが、あまりに眠かったり、あまりに感情が動いたりするようなときは、2つの選択があります。

1つは使用するのをやめて別のエッセンスに切り替えるという選択です。無理をせず、また別のタイミングで使うことをを検討します。 もう1つは使用頻度を減らして継続するという選択です。フラワーエッセンスの使用頻度の目安は1日4回程度ですが、頻度を上げれば作用は強くなり、頻度を下げれば作用は弱くなります。

ですから、たとえば1日2回とか、1回にしてみて、日常生活に支障をきたさない程度に反応が軽減されるようなら、使用頻度を下げて継続することができます。 とくに反応が出ている段階が後述する「フラワーエッセンスの作用の3つの段階」の最初の段階で起こっているものなら、使用頻度を下げて1週間程度継続すれば、そのあと通常の使用頻度(1日4回程度)に戻しても反応が出ないことが少なくありません。

(3)集中的に取り組む

もう1つの選択は、反応だとわかったうえで使用頻度を上げるという選択ですが、これは意識的な取り組みを継続している人で、安全な時間と空間が保証されている場合に限ります。通常の社会生活をしているような状況では避けることをお勧めします。

反応があるということは、別の言い方をすれば「フラワーエッセンスが作用している」ということです。その作用を意識的に先に進めるという選択です。先に進めるという表現は誤解を生むかもしれません。実際にはその反応を信頼してゆだねるという感じでしょうか。フラワーエッセンスの使用頻度を上げれば作用は強くなります。安全を確保したうえで、使用頻度を上げて集中して取り組む方法です。

(4)専門家のサポート

好転反応と思われるものが、「フラワーエッセンスの作用の3つの段階」最初の段階で起こっているものではなくて、後述する「目覚めの危機」の段階で起こっているような場合には、無理をしないで専門家にサポートしてもらうことも十分考慮したいことの1つです。

この「目覚めの危機」の段階で経験されることは、「反応」というよりはたましいの現実へのイニシエーションと呼ぶ方がふさわしいように思います。 専門家は、フラワーエッセンスによる心の変化や変容の過程について経験をもっています。

もちろん、フラワーエッセンスを使用する個人によってその経過や過程は一人ひとり独自のものですが、専門家はどのような段階で何が起こっているかというプロセスの全体像を見ることを訓練されています。そのような意味で自分に起こっていることの意味をわかっている人が見守ってくれていることは、他では得られない大きな支えになるでしょう。

好転反応と葛藤

FESのパトリシア・カミンスキーは、フラワーエッセンス療法を通して、私たちが経験する可能性のある癒しの段階を4つに分けて説明しています。(*1)

第1段階:解放、リラクセーション、活力の回復

第2段階:認識

第3段階:反応、抵抗、受容

第4段階:再生、再構築

「反応、抵抗、受容」と「再生、再構築」の段階は深い変容過程を想定したもので、通常この段階に進むには長期での意識的な取り組みが必要だとP. カミンスキーは指摘しています。 「反応、抵抗、受容」の段階はそれまで受け入れることの難しかったテーマや領域に直面する段階です。ですから強い葛藤や恐れが起こって当然です。いわば内的な死と再生の段階です。古い自分が死んで新しい自分が生まれてくる大きな変化の過程です。

目覚めの危機と変容

「反応、抵抗、受容」の段階で「目覚めの危機」と呼ばれる状態が経験されることがあります。古いパターンと目覚めようとする新しい可能性の間に対立が起こり、内的な緊張が増します。そのような状態を通して、徐々に痛みに触れ、閉じ込められていた生命エネルギーが自由を取り戻し始めると、古いパターンと目覚めた性質が新たなバランスへと大きくシフトします。

次の「再生と再構築」の段階は古いパターンから自由になって、新しい可能性を意識的、創造的に生きる段階で、自分自身のあり方を再構築していく段階です。

これら4つの段階は直線的に上昇していくものではなくて、内的な取り組みの中で大きなサイクルと小さなサイクルが何重にも折り重なりながら、螺旋的に繰り返し経験されるのが普通です。

また、フラワーエッセンスに取り組むすべての人が、必ずしもこれら4つの段階すべてを経験するわけではありません。日常的に経験される段階は第2段階くらいまでと考えられます。

まとめ

フラワーエッセンスの好転反応はバランスを回復する過程で起こる反応の1つですが、必ず起こるとは限りません。一般的な反応には、

(1)昼間でも眠くなったり、休息をとりたくなったりする。
(2)印象的な夢を見たり、夢の中で強い感情を経験する。
(3)頭痛や皮膚症状、風邪に似たような肉体的な反応。
(4)イライラする、感情的な反応。

フラワーエッセンスの作用は使用頻度を高めれば強くなり、低くなれば穏やかになります。この性質を利用して反応が日常生活に支障をきたすような場合は、数日間使用頻度を低くして、その後もとに戻すという方法で対処できる場合が多いです。

ただし、(4)の「イライラする、感情的な反応」が「目覚めの危機」の段階で経験されるような反応の場合は、専門家にサポートを依頼することを考慮するのがよいと思います。この変容の段階をうまく通過することができれば、自分との関係や世界との関係を結びなおすことができる掛けがえのない機会となります。

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*1:Patricia Kaminski “Flowers That Heal: How to Use Flower Essences”  Newleaf 1998 48p-51p

※フラワーエッセンスは医薬品の代用になるものではありません。心身の病気の場合には必ず医療機関を受診し、主治医に相談してください。

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