植物に親しむ【オオイヌノフグリを探しに行こう】

2023年10月24日

いつもフラワーエッセンス講座で「フラワーエッセンスを深く理解する鍵の1つは植物観察です」と言っているのですが、植物をあまり身近に感じたことのない方にとってはまず「植物に親しむ」ところから始めるのがいいと思います。

もちろん、自然のある場所に出かけていくだけでもいいのですが、知らなかった植物と知り合いになるのがお勧めです。言ってみれば、植物の友達をもつ!みたいな感じです。

フラワーエッセンスを何年も使っていらっしゃる方でも都会暮らしの方にとっては、フラワーエッセンスと植物が別のもとのして感じられるかもしれません。

たとえば、オオイヌノフグリの植物観察講座では植物を自分で用意していただくのですが、「自分で用意してください」と言われて、すぐに用意できる方は少ないかもしれません。どこへ行けばオオイヌノフグリを見られるか、いや、そもそもオオイヌノフグリだということをどうやって見分ければいいのかという最初のハードルがあるかもしれませんね。

まして、花が咲く前の植物を見て見分けることは、日ごろからかなり植物に関心をもっている方でなければ難しいでしょう。ということで、この記事では、オオイヌノフグリを知らない方がどうすればオオイヌノフグリを見つけられるかを書いてみました。

オオイヌノフグリを探しに行こう

準備

昭和な人間(自分のこと)なら「まず携帯できる植物図鑑を買いましょう」ということになります。僕自身実際、山と溪谷社から出ている『野に咲く花』や『山に咲く花』にはずいぶんお世話になりました。

しかーし、今は令和。『野に咲く花』や『山に咲く花』にもKindle版があります!いやいや、そもそも写真検索できるアプリがあるでしょ!と突っ込みたくなる人もいるかもしれません。

アプリについては実際に使ったことがないので特定のものを紹介することは控えますが、スマホカメラで撮影するだけで名前や種類を調べることができる無料アプリもあります。事前に使いやすいアプリを調べてインストールしておけば、出かけた場所で簡単に調べることができます。

どこへ行けばいいか

オオイヌノフグリは早いものだと冬至のころから咲き始めますが(岡山県)、多くは2~5月ごろ花を見ることができます。(雪の多い地域では開花し始めるのが5月のはじめになるところもあります)

日当たりの良い道ばたや空き地などで見ることができます。オオイヌノフグリは帰化植物で、日本に入ってきたのは明治のはじめと言われています。(*1) 都市部では土のある河川敷に探しに行ってみるのがいいと思います。

どんな大きさで、どんなかたちをしているか

最終的にアプリで調べるにしても、大まかにどんな感じの植物を探せばいいかわからないと探しようがありません。オオイヌノフグリは地面を這うように伸びて10cm~20cmくらいになります。

葉っぱはこんな感じで、長さは1~2cmほどあります。周囲には大きめのギザギザがあります。この葉っぱが目印ですね。

どんな花をしているか

花の大きさは直径1cmあるかないかくらいで、特徴的な青色をしています。花びらは4枚です。花びらの根元は白いのですが、途中から青色で濃い青い筋が入っています。

フラワーエッセンスのための植物観察・基礎講座

フラワーエッセンスのための植物観察は、ゲーテ的な自然観察のアプローチを土台にしています。私たち日本人に身近な植物を観察するワークを通して、フラワーエッセンスの土台となる植物と私たちの心の関係を学びます。

参考文献

*1:牧野富太郎、『牧野富太郎植物樹1 野の花1』