植物の形成運動・・・ドクダミの葉の配列と苞の形
ちょっと、というか、かなりマニアックな資料ですが、写真を整理していて出てきたので紹介します。季節も無視ですが、この辺で出しておかないと日の目をみないんじゃないかと(^_^;)・・・。
もしかしたら、・・・植物を、変化し続ける存在として捉えるのに役立つかも。
植物に作用している自然の力というか、形成力というか、そういう動的なもののはたらきを観察できる視点というか・・・。
以下の写真は、以前ドクダミを観察していたとき、どのように拡大と収縮が葉の配列に表れているを調べたときのものです。
これってどういう順番で並んでいるかわかりますか。
左下から時計回りに、1本のドクダミについていた葉(花も)を下から順番に並べたものです。
これを部分的に見ていくと、・・・
広がる活動について見ていくと、葉の広がりは3番目のものか、それと同じくらいのものが、5番、8番とあって、その後収縮していきます。
伸びる活動については、葉身の長さがもっとも長いものは3番目か5番目、その後収縮していきます。
葉の先端の突起の鋭さ(芽吹く活動)を見ていくと、9番目たありでしょうか。
葉の根元のくびれはやはり5番目あたりがピークでその後は徐々に丸みを帯びてきます。
こうしてみると、拡張してきた葉は5番目辺りでピークになり、だんだんと収縮していって苞(ほう:ドクダミの白い4枚の十字)の形に近づいていくのがわかりますね。苞には葉の先端の突起のなごりもちゃんと残っています。写真ではよくわからないかも。
植物に浸透している自然の力って不思議ですよね!
・・・不思議だ。
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