世界がわたしに語りかけている
やらない理由を見つけるよりも…
自分でも無謀で唐突と思いながら、2週間前にフラワーエッセンスをつくる研修(2泊3日)のミニバージョンを開催しますとアナウンスしました。しかも、ゴールデンウィークの3泊4日の研修が終わった直後に。
フラワーエッセンスをつくる研修をもっと届けたい。ただただそう思ったから。
しかし、以前の自分ならいろいろやらない理由を見つけてやらなかったと思う。研修を終えたばかりだとか、スタッフ一人だと十分なサポートができないとか…。
しかも、この研修はフラワーエッセンスをつくる花を「ノイバラ」に設定したもので、フラワーエッセンスをつくることのできる状態でノイバラが咲いているかどうかは、実際のところ当日が近づくまでわからない。天気についてはいつもそうだが、晴れる保証はない。
それにもかかわらず、参加者の方を募りました。
天のはからい
本当に有難いことに研修は実現しました。つまり、最少催行人員の二名を満たす参加者の方がいてくださったということです。
研修開始の前々日、予定していた場所に行ってみると、満開のノイバラが出迎えてくれました。目の前の花の白いかたまりがたくさん風と共に揺れている。その風に乗ってノイバラの香りの空気が度々体を包んでくれる。9年前にノイバラのフラワーエッセンスをつくったときの、あの時のノイバラの香りと同じだと思いました。
フラワーエッセンスをつくる日、有難いことに空は晴れ、参加者の方たちには快晴の空の下でフラワーエッセンスをつくることを体験していただくことができました。
フラワーエッセンスをつくった日の夜には、参加者の方それぞれの体験を共有するためにミーティングの時間があります。研修のなかでこの時間はエッセンスづくりの時間と同じくらい大切な時間。研修に参加すると決めてからその日までに感じたことやどんなふうに心が動いたか、あるいは、フラワーエッセンスをつくる過程で起こった外的なこと、内界のことのつながりなどを一人ずつ自分の言葉で自分のペースで話してもらう時間。その語りにたましいを通して耳を傾けます。その方の世界をそのまま共有させていただく時間。
ミーティングが終わって外に出てみると天には星がたくさん輝いていました。しばらく見上げた夜空から目をそらすことができませんでした。
世界がわたしに語りかけている
これまでの5回の里山でのフラワーエッセンス研修は、それぞれにかけがえのないものでした。そのたびごとにキセキだと思い、それぞれが心に残る経験でした、今回はといえば、世界が自分に語りかけていると感じられる経験だったように思います。
たとえば、ずっと向き合っているけど答えの出ない問いの答えを、人は何かに求めようとようとするのだと思います。求める先は人それぞれで、占いであったり、スピリチャルな世界であったり、心理学であったりするかもしれません。起業であったり、農業であったり、田舎暮らしであったりするかもしれません。みんなそれぞれに答えを求めて人知れず毎日を賢明に生きています。
フラワーエッセンス研修を続けてきて、今回とくに思ったのは、その答えはやはり自分のなかにしかなく、自分で見つけるよりしかないんだけれども、自分の問いに対して確かに世界が語りかけてくれている、世界が確かに見届けようとしているという感覚でした。
それは、やろうと思うことが思い通りに実現できるとか、そういうものではなくて、敢えて言うなら、思いを超えて起こってくることによって、世界はわたしたちに語りかけているという感覚です。
ノイバラからの手紙
9年前にノイバラでフラワーエッセンスをつくったとき、いったんはノイバラでつくることをあきらめそうになりました。そのときにあきらめなくていいと、ノイバラの香りに呼び止められて、フラワーエッセンスをつくることができました。今回もそのノイバラが、あきらめそうになった自分の肩を後ろからふわっとたたいて、呼び止めてくれました。
あきらめなくていい。
この道を行けばいい。
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