個々のフラワーエッセンスのイメージをバージョンアップ

講座「花とたましい」でやりたいこと

講座「花とたましい」では、毎回Bachの2つのフラワーエッセンスを深掘りして解説しています。解説するには、そのフラワーエッセンスについて改めてBach自身の説明や他の解説書を確認したり、植物としての個性や、関連する神話や伝説などが、フラワーエセンスの性質とどのように関係しているかなどについて調べることになります。考えてみると、僕はこれまで教えることを通して学ぶ機会に恵まれてきました。

フラワーエッセンスについて教えることを通して、教えられてきたように思います。そして、教える側と学ぶ側の役割を越えて、共有されるものに支えられてきたと思います。この講座も例外ではなく、以前に調べたときには見つけられなかった情報を見つけることができ、とても意義深いものになっています。

この講座でやりたいことの1つは、みなさんがもっている個々のフラワーエッセンスのイメージをより豊かなものにバージョンアップしていただくことです。

たとえば、ウィローのフラワーエッセンス

たとえば、第4回はウィローとビーチについて深掘りしました。皆さんは、ウィローのイメージってどんな印象がありますか?

「被害者意識」とか、
「恨みがましさ」とか、
「苦々しい思い」とか、
「不公平感」とか・・・・

もしかしたら、そんな言葉が思い浮かぶ方が多いかもしれません。

実際にウィローのフラワーエッセンスは、「自分はどうしてこんな目に会わなければならないのか?!」とか、「こんな試練を受けるいわれはないのに、人生はどうしてこんなにも不公平なのか?!」といった気持ちを感じやすいときに、助けになるフラワーエッセンスです。

Bachも次のように説明し、「落胆、絶望」のカテゴリーに分類しています。

苦労や逆境に苦しんできた人に。人生がもたらす成功によって多くを判断するため、困難な経験を不満や憤りなくして受け入れるのが難しい人に。 こんなにひどい試練を受けるいわれはないのに、不公平だと苦々しく思っている人です。多くの場合、以前は楽しんでいた人生の物事にさえ関心が薄くなり、活発に行動することが少なくなっています。

ですから、「被害者意識」とか、「恨みがましさ」とか、「苦々しい思い」とか、「不公平感」というのは、Bachの説明の通りなのです。しかし、そうすると、ウィローを使うのがなんとなくためらわれたりしませんか。

植物の個性とフラワーエッセンスの性質

ウィローの例を挙げましたが、個々のフラワーエッセンスについて「調和が乱れたときのパターン」の印象を強くもたれている方が結構多いのではないかと思います。それはフラワーエッセンスを選ぶ際に必要なことなのですが、それに縛られすぎてはもったいないと思います。

先ほどのウィローの例で言うと、その個性や、人間との歴史を知り、神話や伝説を知ると、ウィローのフラワーエッセンスを違った視点で捉えることができます。ここで詳しく解説することはできませんが、Bachがフラワーエッセンスに使ったヤナギ、(セイヨウシロヤナギの亜種で「ゴールデンウィロー」と呼ばれる)は、非常に生命力が強く、また枝が非常に柔軟性に富んでいます。そうしたゴールデンウィローの植物としての特徴や、物語を丁寧に見ていくと、ウィローのもつ本来の個性が浮かび上がってきます。

今回の講座では、最終的にウィローの個性を次のような文章で表現してみました。

何度切られても再生し、
伸びやかに枝を広げるウィロー。
ウィローのフラワーエッセンスは、
過酷な人生の重みに
押しつぶされた自分自身を内から受けとめ、
内から愛するしなやかさを教えてくれます。

外に見ていた失望や憤りを自分の内に見出し、
自分自身を内から愛する力へと
変えることが可能だと教えてくれます。

ウィローは暗い地中をその豊かな根で輝かせ、
わたしがわたしの人生を愛し、
その流れと共にしなやかに枝を伸ばして
生きることが可能なのだと教えてくれます。

ウィローを改めて深掘りしてみて、僕はウィローが大好きになりました。ウィローのパターンが自分のなかにあることも改めてわかりました。その個性をもっと知りたくなって、日本に自生するヤナギを育ててみたくなりました。

講座「花とたましい」は興味のある回だけ受講していただくことも、アーカイブ受講も可能です。


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