チコリのフラワーエッセンスと花
昨日の講座「花とたましい」は
チコリとヴァーヴェインでした。
とくにチコリは印象的で、
チコリに対してある「感情」を伴うような
つながりを感じました。

空の色とつながっているような青い花
――しかも午前中で閉じてしまう、
あるいは雨に濡れると青を失ってしまう
――のもつ繊細さと、
それとは対照的に、
大地をしっかりとつかむ肥大した根や、
次と次の茎を伸ばして花をつける
たくましい生命力のコントラストが際立って印象的です。

それは何か、地上(人が生きるこの世界という意味)の困難さが宿す
天上(精神的なという意味)的な真実のエッセンスを表しているかのような、
そんな姿が浮かび上がってきました。
チコリの解説には、
「無私の愛」という言葉が使われることがありますが、
自己中心性をすべて捨てて、
無私の愛を体現するなんてことが、
私たちに本当にできるのでしょうか。

僕には、とうてい無理っぽいです。
いつも、「こうであってほしい」という気持ちが
自分の中にはあって、
それが本当に相手のためになるのか、
自問自答したり、葛藤するばかりです。
まして、自分の中から
「こうであってほしい」や
「自分のそばにいてほしい」がなくなって
「無私の愛」に変わるなんて、とうてい思えません。
おそらく一生、チコリのフラワーエッセンスに助けられながら、
その都度自問自答してなんとか答えを出していんじゃないかと思います。

そんなことを考えていると、
チコリの花の仕草、
先ほどふれた、たくましさと繊細さのコントラストは、
チコリが紡ぎ出している物語の一面のようにさえ感じられます。
困難なこの世界を生き抜いていくときに、
おそらく誰もがどこかで経験する深い「悲しみ」のような感情と、
たくましくそれを越えていくときに味わうことのある、
まるで天上的な真実に触れたような喜びの、
その両方がチコリという植物と重なって、
広がっているように感じられるのです。
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