エルム(Elm)は、背負っているものの重荷に圧倒されて、自分の能力に自信を無くしてしまうときの助けになるフラワーエッセンスです。このページでは、エルムの性質と使いどき、そして植物としてのエルムの姿を、僕が実際に観察してきた写真とあわせて紹介します。
エルムはどんなときに使える?
エドワード・バッチは、エルムのフラワーエッセンスを必要とする人の典型的なタイプについて「立派な仕事をこなしている人で、人生の呼び声に従い、何か大切なことをしたいと望んでいます。しかもその行いのほとんどは人類の利益のためです。しかし、時折、自分の担った責務があまりに難しく、人間の力では及ばないかのように感じられ、落ち込んでしまうことがあります」(*1)と説明しています。
私たちがエルムを必要とするのは、背負っているものの重荷に圧倒されて、自分の能力に自信を無くし、落ち込んでしまうようなときです。エルムは「落胆、失望」のカテゴリーに分類されていますから、ただ自信が持てないというだけでなく、自分自身に失望し、情けなくなり、消耗してしまうパターンがあるときに助けになります。
エルムと共鳴する心
経験しやすいパターン
自分の役割や仕事の重荷に圧倒され、やり遂げることができないのではないかと自信を失う。
パターンのなかで目覚めようとしている性質
責任をもって仕事を成し遂げる自信。自分の能力への信頼。
日常生活で使う
- あまりに多くの責任に圧倒され、一時的に仕事をやり遂げられない感じがするときに。
- 大きな責任を担う仕事や、難しい仕事に携わっている人に。
- エルムは注意力を現在の瞬間に維持しておくのを助けます。
- 動物が移動の過酷さに圧倒されるときに。猫を車に乗せて移動するときや、動物を飛行機に乗せるときなど。
植物としてのエルム(ヨーロッパニレ)
エルムはニレ科ニレ属の落葉樹で、高さ30m以上にもなる高木です。たくさんの枝を放射状に広げ、葉は互生します。葉の根元に近い部分は左右対称ではありません。花は小さな赤褐色の両性花で、花粉は風で運ばれます。2〜3月頃、葉が出る前に花を咲かせます。果実は平べったい翼果(よくか)で、熟すと風に乗って飛んでいきます。
イギリスのエルムは1960〜70年代にニレキクイムシによるオランダエルム病(ニレ立ち枯れ病)にかかり、数が激減しました。
ニレ属の木は神話の中でも重要な役割を果たします。北欧神話では、エルムから最初の人間の女(Embla)が生まれたとされています。興味深いことに、アイヌ神話でも「アイヌラックル」は雷神カンナカムイと春楡(ハルニレ)の木の精霊チキサニ姫との間に生まれたとされています。日本に自生するニレ属は、ハルニレ、アキニレ、オヒョウの3種です。
エルムの木に会いに行く——観察メモ

2月の晴れ渡った空を背景に立つエルムの姿は、ずっと見上げていたくなるような心地よさがあります。光に照らされる枝は白、あるいはシルバーの輝きをもって風に揺れ、枝先の冬芽はすでに膨らんでいました。

3月、葉が出る前に小さな赤褐色の花が咲くと、木全体の印象がまったく変わります。堂々とした冬の姿に、温度が加わるような、柔らかさが加わるような感じがします。
💡 エルムの木の観察の記録と、僕自身が3か月エルムを飲んだ経験については、こちらの記事に詳しく書いています。
あわせて読みたい エルムのフラワーエッセンス|重荷に圧倒されたときの助けと植物の姿 エルム(Elm)は、背負っているものの重荷に圧倒されて、自分の能力に自信を無くしてしまうときの助けになるフラワーエッセンスです。けれども、エルムのことを本当に理解…
エルムのフラワーエッセンスを使ってみる
- エルムのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。僕が運営しているフラワーエッセンス個人輸入代行SEEDSでもお取り扱いがありますが、海外からの発送のため、お手元に届くまで2週間ほどかかります。また為替の状況によっては、少量のご注文の場合、国内で購入される方が安価なこともあります。国内では手に入りにくいエッセンスをお探しのときや、まとめてのご注文の際にご利用いただくのが向いています。
- どのエッセンスが自分に合っているか迷うときは、バッチフラワーエッセンスの選び方 も参考にしてください。
- 一人で選ぶのが難しいときは、個人セッション でご一緒に探すこともできます。
- エルムのような一つひとつのエッセンスと植物のつながりを深く学びたい方は、フラワーエッセンス基礎講座 で。エルムは講座でも実際に扱うエッセンスの一つです。
引用・参考文献
*1:ジュリアン・バーナード、マーティーン・バーナード『Dr.バッチのヒーリング・ハーブス』スミス・マキコ訳 BABジャパン 2003, p.66
*2:ジュリアン・バーナード『バッチのフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき』谷口みよ子訳 英国フラワーレメディー・プログラム 2013, p.186
*3:パトリシア・カミンスキ/リチャード・キャッツ『フラワーエッセンスレパートリー』王由衣訳 BABジャパン 2001
- 園芸植物大辞典 3 小学館, 1989
- 金田一京助『金田一京助全集 第11巻』三省堂, 1993
- Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
- Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990
読んでくださってありがとうございました。もし、何か参考になったり、この記事いいなと思われたら、💚のボタンを押していただけるとうれしいです。


