
ウィローのフラワーエッセンスは、自分ばかりが不当な目にあっていると感じ、苦々しい思いが心の奥に残るときに、その思いを自分自身を愛する力へと変えていくのを助けてくれます。
このページでは、ウィローの性質とどんなときに使えるか、そして刈り込まれてもまた伸びてくるヤナギという木の姿を紹介します。
ウィローはどんなときに使える?
ウィローは、エドワード・バッチが1935年につくった19種「セカンド19」のひとつです。
バッチはウィローを「落胆と絶望」というカテゴリーに分類し、こう書いています。
苦労や逆境に苦しんできた人に。(……)こんなにひどい試練を受けるいわれはないのに、不公平だと苦々しく思っている人です。
『エドワード・バッチ著作集』「12の癒し手とその他のレメディー」1936
過酷な人生が自分を不当に扱っている、自分は被害者だ。
そのような気持ちが、心の奥に苦々しい思いとして残ります。
普段からこの気持ちをたびたび感じる人もいるかもしれませんが、多くの場合、そうした苦々しさは心の奥の方にしまってあって、そのままの形で表に出てくることはあまりありません。
けれどもそれは、外側の世界の見え方や、他の人をどのように感じるかということに、少なからず影響を与えます。
ウィローのフラワーエッセンスが助けるのは、その思いを消すことではありません。
外に見ていた失望や憤りを自分の内に見出し、自分自身を愛する力へと変えていくこと。
自分の人生を自分のものとして引き受け、その流れと共にしなやかに枝を伸ばして生きることが可能なのだと、ウィローは教えてくれます。
ウィローと共鳴する心

【ウィローが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・苦労や逆境に苦しんできて、自分は犠牲者だと苦々しく感じ落胆する。憤りや敵意を感じる。人生は不公平だという態度。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・人生(運命)を自分のものとして受け入れ、その責任を引き受ける覚悟。人生の流れをいかして進むことができる。
日常生活で使う
・「なぜ自分ばかり、こんな目に」と思ってしまうときに。
・報われない経験が重なって、人生は不公平だと感じるときに。
・幸せそうに見える人や、うまくいっている人に対して、苦々しい思いがわいてくるときに。
植物としてのウィロー
バッチがウィローのフラワーエッセンスに使ったのは、英国でゴールデンウィローと呼ばれるヤナギです。
セイヨウシロヤナギ(Salix alba)の変種で、学名は Salix alba var. vitellina。
vitellina は卵黄という意味で、その名のとおり枝が明るい黄色をしています。
ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木で、葉は細い披針形です。
表は光沢のある緑色ですが、裏は綿毛で覆われ、灰色がかったオリーブ色をしています。
この白みを帯びた葉の裏の色にちなんで、Salix alba は「ホワイト」ウィローと名づけられました(*3)。
下の写真は日本に自生するカワヤナギですが、ホワイト。ウィローと同じように葉の裏は白っぽい色をしています。


雄花と雌花は別の株につき、細長く、やや硬い緑色の花をつけます(*2)。
属名の Salix は、「水の近く」を意味するケルト語の2つの語(sal=近く/lis=水)に基づくといわれます。
なお、この変種を日本で見るのはなかなか難しいようです。
ヤナギ科の植物を集めた「ヤナギ園」のある東北大学植物園にも出向いて探してみましたが、見当たりませんでした。
(バッチのエッセンスのなかのもうひとつのヤナギ科植物、アスペンはあります。)
刈り込まれても、また伸びる
ウィローは、枝を切って地面に挿しておくと根付いて成長するほど生命力が強く、成長のスピードもとても速いので、人間がさまざまな用途に利用してきました。
ウィロウはたいてい、川岸の湿った低地に育ちます。自然に成長すれば、高さは20mに達することもあります。しかし、非常に多くの場合、この木はその前に刈り込まれます(特に昔はほとんどが刈り込まれていました)。成長している樹冠が切られ、幹は3mまで低くなります。(*3)
日本に暮らす私たちにはあまり馴染みがないかもしれませんが、ウィローには、人間の都合に合わせて利用されてきた歴史があります。
けれども、刈り込まれた株はそこで終わりません。
大地深く根を張って水分を吸収し、持ち前の生命力でまた枝を伸ばします。
岡山県美作市上山で、日本に自生するカワヤナギが伐られているのを見つけたことがあります。
2023年4月に切り株になっていたものが、1年半後の2024年10月にはそこから新しい枝が2〜3m伸びていました。

ウィローのフラワーエッセンスを使ってみる
ウィローのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。
私が運営しているフラワーエッセンス個人輸入代行SEEDSでもお取り扱いがあります。海外からのお取り寄せのため、お手元に届くまでに発送から2週間ほどかかります。為替の状況によっては、少量のご注文の場合、国内で購入される方が安価なこともあります。(→ 個人輸入について詳しくは[こちら])
- どのエッセンスが自分に合っているか迷うときは、バッチフラワーエッセンスの選び方も参考にしてください。(→ バッチフラワーエッセンスの選び方)
- 一人で選ぶのが難しいときは、個人セッションでご一緒に探すこともできます。
- 一つひとつのエッセンスと植物のつながりを深く学びたい方は、フラワーエッセンス基礎講座や講座「花とたましい」で。
同じ「落胆と絶望」のカテゴリーのエッセンス







シダレヤナギの写真


参考文献
(*1)ジュリアン・バーナード『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』谷口みよ子訳、英国フラワーレメディ・プログラム、2013、p.215
(*2)ジュリアン・バーナード/マーティーン・バーナード『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003
(*3)秦寛博編著『樹木の伝説』
・エドワード・バッチ、ジュリアン・バーナード編、谷口みよ子訳『エドワード・バッチ著作集――フラワーレメディーの真髄を探る』BABジャパン、2008
ここまで読んでくださってありがとうございました。もし、何か参考になったり、この記事いいなと思われたら、💚のボタンを押していただけるとうれしいです。

