オーク(Oak)のフラワーエッセンス

オークの雌花
オークの雌花
オークの雌花。枝の先に小さく、目立たないかたちでつきます。

オークのフラワーエッセンスは、限界を超えていると分かっていても手を止められず、多くを引き受けたまま奮闘し続けるときに、限界を受け入れて人の助けを得られる、柔軟な忍耐強さを目覚めさせてくれます。
このページでは、オークがどんなときに使えるかと、森の王と呼ばれてきたヨーロッパナラという木の姿を紹介します。

目次

オークはどんなときに使える?

オークは、12ヒーラーズのあとにつくった7種「7ヘルパーズ」のひとつで、そのうち2番目につくられたエッセンスです。
バッチはオークを「落胆と絶望」というカテゴリーに分類し、こう書いています。

病気を治すために、あるいは日常生活で必死になって奮闘している人に。希望がないように見える時も努力し続け、戦うのをやめません。病気のせいで、自分の役目が果たせなかったり、他の人の力になれないと、自分に腹を立てます。大きな困難に立ち向かい、希望を失わず努力し続ける、勇敢な人です。(*1)

その努力は、それ自体が強さです。
けれども、限界を超えてもなお引き受け続けていると、その強さは硬くなっていきます。
休むことも、人に頼ることも、自分を曲げてしまうことのように感じられてくるのです。

オークのフラワーエッセンスが助けるのは、その強さをなくすことではありません。

このレメディーを摂った人は、力が湧き決断力が増すのではありません。理解力が増し、直面している慢性的な人生の問題を捉え直せるようになります。(*2)

必要なときには手放し、他の人の力を借りることができる——硬直した忍耐力に、柔軟さと受けとる力が加わるのを、オークは助けてくれます。

オークと共鳴する心

オーク

【オークが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・限界を超えてまで過度に奮闘し続ける。自分に無理を強いる。柔軟性が欠けている。

【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・限界を受け入れる柔軟性をもった忍耐強さ。必要なときには手放し、他者の助けを得ることができる。

日常生活で使う

・限界を超えていると分かっていても、手を止められないときに。

・休むことや人に頼ることが、自分を曲げてしまうことのように感じられるときに。

・疲れきっているのに、まだ頑張り続けてしまうときに。

・高い目標を立てて、自分をむち打ってしまうときに。

植物としてのオーク

オークは、ブナ科コナラ属の落葉広葉樹です。
学名は Quercus robur、和名をヨーロッパナラといいます。

ヨーロッパからロシア西部、南西アジア、北アフリカにかけて原生し、樹高は25m以上になります。

葉は互い違いにつく。短い葉柄をそなえ、長さは4〜15センチ、幅は2〜8センチ。細長い楕円形で、基部は狭く、5ないし7の丸みをおびた切れ込みがある。表面は艶やかな深緑色だが、裏面は光沢がなく、色も淡い。(*3)

葉柄(ようへい)は、葉と枝をつないでいる柄の部分のことです。
葉のかたちは、日本のカシワによく似ています。

秋には、おなじみのドングリが実ります。
ヨーロッパナラのドングリはタンニンが少なく口当たりがよいため、飢饉のときの非常食とされていたのは、そう遠い昔のことではないといいます(*3)。

材は耐久性が高く、鉄道の枕木や建物の基礎杭に使われてきました。
燃やすと色鮮やかな炎を上げ、その炭はかつて金の鋳造にも用いられました。

この木に住み、恩恵を受けて暮らす昆虫などの生きものは、300種にのぼるともいわれます。

日本に自生する近縁種は、ミズナラ、カシワ、コナラです。
なお、oak が「樫(かし)」と訳されることがありますが、植物学的には正しくありません。

森の王

イギリスでオークは、King of Forest(森の王)と呼ばれてきました。
ケルトの神官ドルイド(Druid=「オークの賢者」の意)は、この木を神聖な木として崇拝し、特別に扱いました。

私たちの祖先はオークを最初に創造された木として、また枝が立てる音に至高の神の声を聞き分けるという最古の占いの手段として、崇拝していました。(*4)

ローマ神話の至高神ユピテルに捧げられた木でもあり、ギリシャではゼウスの聖なる木とされました。
自然と深く結びついた文化をもつケルト人は、天空と天候の神タラニスと結びつけています。
どれも雷の神です。

オークの木
見上げたオークの木。太い枝が四方へ伸びています。

ゴースとの違い

オークとゴースは、どちらも7ヘルパーズで、どちらも先の見えにくい状況で使われます。
違うのは、その状況をどう受け取っているかです。

ゴースが助けになるのは、もう望みがないと感じて、手を尽くすことをやめてしまいそうなとき。
オークが助けになるのは、望みが薄いと分かっていてもなお、倒れるまで奮闘し続けてしまうときです。

オークのフラワーエッセンスを使ってみる

オークのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。
私が運営しているフラワーエッセンス個人輸入代行SEEDSでもお取り扱いがあります。海外からのお取り寄せのため、お手元に届くまでに発送から2週間ほどかかります。為替の状況によっては、少量のご注文の場合、国内で購入される方が安価なこともあります。

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オークの写真

オークの雄花序
垂れ下がる雄花序。オークの花は花びらをもたず、風で花粉を運びます。
オークの冬芽
オークの冬芽。芽鱗(がりん:冬芽の外側を覆う、うろこ状の小さなの変形物)が幾重にも重なっています。

参考文献

(*1)エドワード・バッチ、ジュリアン・バーナード編、谷口みよ子訳『エドワード・バッチ著作集――フラワーレメディーの真髄を探る』BABジャパン、2008
(*2)ジュリアン・バーナード『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』谷口みよ子訳、英国フラワーレメディ・プログラム、2013、p.153
(*3)マーリオ・リゴーニ・ステルン『野生の樹木園』志村啓子訳、みすず書房、2007、p.89
(*4)J. アディソン『花を愉しむ事典』樋口康夫・生田省悟訳、八坂書房、2002、p.65


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