バッチフラワーエッセンス
バッチフラワーエッセンス
バッチフラワーエッセンスは、
イギリス人医師で
腸内細菌を使ったワクチンの研究をしていた
エドワード・バッチ(Edward Bach)によって
1920年代の終わりから
1930年代半ばにかけて開発されました。
エドワードバッチが開発した
38種類のフラワーエッセンスと
1種類のコンビネーションエッセンスは、
ヨーロッパなどでは
伝統療法の1つとして受け入れられ
薬局で購入できる国もあります。
現在では他の国や地域(イギリス以外)で、
自生する植物の花から
フラワーエッセンスをつくるメーカーが誕生し、
バッチフラワーエッセンス以外にも
たくさんのフラワーエッセンスが存在しています。
バッチ医師の開発したフラワーエッセンスは、
バッチフラワーレメディ(バッチフラワー)と呼ばれ、
他のフラワーエッセンスと
区別されることがあります。
最初にフラワーエッセンスを開発した英国人医師エドワード・バッチ
39のフラワーエッセンスが心に与える作用・効果一覧
バッチフラワーエッセンス(バッチフラワーレメディ)は、ヨーロッパなどでは伝統療法の1つとして受け入れられ薬局などで購入できる国もあります。現在ではネットショップで購入も可能です。
エドワードバッチは38のフラワーエッセンスと、1つのコンビネーションエッセンス(フォーミュラ)をつくりました。コンビネーションエッセンスは複数のエッセンスを組み合わせたものです。
『12の癒し手とその他のレメディ』のなかで、彼は38のフラワーエッセンスを誰でも簡単に使うことができるように、7つのカテゴリーに分類し、できるだけシンプルな文章で表しました。
以下は、39のエッセンスそれぞれの簡単な解説と、詳細な解説へのリンクです。38のフラワーエッセンスについては、カテゴリー別に分けて、できるだけ簡潔に「こんな心の状態や傾向を経験しやすい」と「こんなふうに変化する可能性がある」(フラワーエッセンスを使うことで心に育っていく可能性)という形に表現したものです。
ファイブフラワーフォーミュラ(レスキューレメディ)
もっとも有名な緊急用のフラワーエッセンスです。エドワード・バッチがつくった唯一のフォーミュラ(単独の花のエッセンスをいくつか組み合わせたもの)です。
① 恐れや不安
さらに詳しい解説は下のフラワーエッセンス名をクリック(↓) | こんな心の状態や傾向を経験しやすい人が使うとよい | こんなふうに変化する可能性がある |
ロックローズ | 死や消滅を意識するような恐怖を感じる状態。あるいは物事に過敏に反応して興奮したりパニックになりやすい。 | 恐れを勇気と冷静さに変え、危機や恐怖に直面できる。 |
ミムルス (ミムラス) | 世俗的、日常的な事柄の、何か特定のものに恐れを抱いて心配し、直面できず内向しやすい。 | 恐れているものに向き合う勇気をもつことができる。 |
チェリープラム | 心が張りつめていて、自制心を失うのではないかという恐れ。破壊的な衝動。 | 緊張が和らぎ落ちついて委ねることができる。 |
アスペン | 漠然とした怖さや不安を感じることが多い。よくないことが起こるんじゃないかという心配や恐れ。 | 未知のものや見えない世界に自信をもって向き合うことができる。 |
レッドチェスナット (レッドチェストナット) | 特に自分の愛する人たちに何か悪いことが起こるのではないかと心配しすぎる。 | 穏やかで深い愛情と信頼に基づいて人を気遣うことができる。 |
② 確信が持てない
さらに詳しい解説は下のフラワーエッセンス名をクリック(↓) | こんな心の状態や傾向を経験しやすい人が使うとよい | こんなふうに変化する可能性がある |
セラトー (セラト) | 外の情報や他者からのアドバイスに頼り、自分の選択からたやすく逸れてしまう傾向。 | 知恵や直感を信頼して意思を決めることができる。 |
スクレランサス (スクリランサス) | 二つの選択肢の間を揺れ動き迷って決められない傾向。 | 明確な目的意識をもって決断できる |
ゲンチアン(ゲンチアナ、ジェンティアン) | 少しでもうまくいかないことや困難なことがあると自信を失って落胆しやすい。 | 挫折や後退があっても持ち続けることのできる信頼。 |
ゴース | 希望を見いだすことができない。物事を悲観的に予期する。 | 期待と喜びの視点から物事を見ることができる。 |
ホーンビーム | やり始めればできるが、一日の仕事を前に、向き合う強さやエネルギーがないと感じ、気が重い。 | 熱意と新鮮なエネルギーを回復する。 |
ワイルドオート | 多くの活動を試みるが、1つのことにコミットできない。内的な確信が持てない。 | たましいが求めるものを人生の方向性や仕事に表現し、喜びをもって取り組むことで、自分が存在する意味を経験できる。 |
③ 現実の状況に十分な関心を払えない
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クレマティス(クレマチス) | こうなったらいいなあという未来を夢想して時間を過ごす傾向。 | 今このときに意識を向けることができる。 |
ハニーサックル | 幸せに思える過去に思いをめぐらせたり、過去の記憶に感傷的に浸りがち。 | 過去に向けていたエネルギーを今に向けなおすことができる。 |
ワイルドローズ | 自分の状況をよりよく変えることなどできないとあきらめている。 | 生きる喜びや熱意を回復することができる。 |
オリーブ(オリーヴ) | 肉体的にも精神的にも長期に渡って消耗している状態。 | 回復力や活力を取り戻すことができる。 |
ホワイトチェスナット (ホワイトチェストナット) | 考えようと思わないことを気づくと繰り返し考えている状態。 | 考えが治まり心の静かさを経験できる。 |
マスタード | 訳もなく暗い憂鬱な気分に襲われ落胆する。 | 感情的なバランスを取り戻し、穏やかな喜びを感じることができる。 |
チェスナットバッド(チェエストナットバッド) | 経験を次に活かすことがむずかしい。習慣的なパターンを繰り返してしまう。 | 経験の全体や細部に意識を届かせ、洞察を得ることができる。 |
④ 孤独
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ウォーターバイオレット(ウォーターヴァイオレット) | 穏やかで独立心が強く独りを好む傾向。社交性よりも自身の内的な価値観を重視する。 | 内的な価値を他者と共有する喜びを経験できる。 |
インパチェンス(インペイシェンス) | すべてを自分のペースで早く済ませたい。他者のゆっく りとしたペースにいらだつ傾向。 | 忍耐強く穏やかに人や周りの世界とかかわることができる。 |
ヘザー | 自分を認めてくれる相手を探していて、相手のことを考えずに自分のことばかり話してしまう。 | 自分にばかり向いていた関心を他者を思いやることに向けることができる。 |
⑤ 周囲の人の考えや影響に過敏
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アグリモニー(アグリモニ) | 周囲の人たちとの間の緊張や不和にとても敏感で、悩みや心配を抱えていても快活に寛容に振舞う傾向。 | 抱えている痛みや葛藤を正直に認めることで心の安らぎを得ることができる。 |
セントーリ (セントーリー) | 従順で人のために何かしたいという気持ちが強く、人の言いなりになりやすい。 | 自分を満たした上で、人を思いやり行動できる。 |
ウォルナット(ウォールナット) | 他の人の強い意見や価値観などに影響され、自分の目標から外れる。 | 自分を縛るような影響から自由になり、新たな局面へ進むことができる。 |
ホリー | 自分がまわりから切り離されているように感じられて(疎外感)、嫉妬や妬み、不信感などを感じる。 | 心を開いて人を受け入れ、温かく神聖な心でつながり(愛)を感じることができる。 |
⑥ 落胆、失望
さらに詳しい解説は下のフラワーエッセンス名をクリック(↓) | こんな心の状態や傾向を経験しやすい人が使うとよい | こんなふうに変化する可能性がある |
ラーチ | やっても自分には無理だろうと結果を悲観的に予測して自分で自分を抑えてしまう傾向。 | 自分への制限や疑いを超えて自分を信頼して創造性を発揮できる。 |
パイン | 自分を責めたり卑下する傾向。些細なことも自分が悪いのではと考えてしまいがちになる。 | 自分自身を許し受け入れる。 |
エルム | 引き受けた役割や仕事の重荷に圧倒され、やり遂げることができないのではないかと落胆する。 | 自分を信頼して、仕事を成し遂げることができる。 |
スイートチェスナット | 耐えられないほどの苦悩に、途方にくれ、もう打つ手がないと感じる状態。もう限界だと感じる。 | 新しい可能性を生きる勇気。 |
スターオブベツレヘム | 痛みや悲しみに沈んでいる。あるいは、過去のショックや傷つきを抱えている。 | 痛みや悲しみを和らげ癒しをもたらす。内面の安らかさと神性さ。 |
ウィロウ(ウィロー) | 苦労や逆境に苦しんできて、自分は犠牲者だと苦々しく感じる。 | 人生(運命)を自分のものとしてを受け入れ、その責任を引き受ける覚悟。 |
オーク | 困難に立ち向かい、自分に無理を強いるような形で奮闘する。 | 限界を受け入れる柔軟性をもった忍耐強さ。 |
クラブアップル | 完全でない、純粋でない、清潔でないことを受け入難い。自分が汚れていると感じ自己嫌悪に陥る。 | 浄化し純粋さや秩序の意識をもたらす。不完全さを受け入れることができる。 |
⑦ 過剰に人のことが気にかかる
さらに詳しい解説は下のフラワーエッセンス名をクリック(↓) | こんな心の状態や傾向を経験しやすい人が使うとよい | こんなふうに変化する可能性がある |
チコリー(チコリ) | 自分の独占欲や願望を満たすような形の愛情表現。他の人が必要としているものを気にかけていて、それを自分の願望と一緒に満たそうとする。 | 相手の自由や個性を認め尊重することのできる無私の愛。 |
ヴァーヴェイン(バーベイン) | 相手を自分の理想に同意させようとする狂信的な態度。 | 現実に根ざした理想主義。バランスされた理想への情熱。 |
ヴァイン(バイン) | 自分が正しいと思う行動を、他者にもそれが正しいと信じて強いる。支配的な態度。 | 他者の個性を尊重し、リーダー性を他者のために使うことができる。 |
ビーチ | 物事や人の悪い面や欠点ばかりが意識される傾向。批判的で寛容さがなく過敏に反応する。 | 人や状況の中の良い面を見ることができる。 |
ロックウォーター | こうあるべきという融通の利かないやり方や、規則や決まりに従うことで完璧であろうとする。 | 心がもっている自然な欲求や柔軟さを経験できる。 |
どうやって使う?【フラワーエッセンスの使い方】
子どもはもちろん、動物や植物にも使うことができます。ただし、子どもやアルコールに敏感な人の場合には、保存料がリンゴ酢や植物性グリセリンのものを使う必要があります。
フラワーエッセンスは飲用が一般的ですが、生体エネルギーフィールドに取り込むことができれば作用するので、体の周囲にスプレーしたり、手首など経絡の集中している部分に塗ったりして使うこともできます。
飲用の場合は、1日4回を目安に、1回につき2~4滴を直接または水やお茶に落として服用します。
販売されているボトル(ストックボトル)から直接使うこともできますが、希釈して服用ボトルをつくって使うこともできます。
服用ボトルの作り方
どうやって選ぶ?【フラワーエッセンスの選び方】
何が入っている?
フラワーエッセンスは一般に10ml前後~30ml程度のドロッパータイプ、またはスプレータイプの遮光瓶に入っています。内容物は、花の特性(エネルギー)を保存するための保存料と、花から抽出した液体です。詳しくは「フラワーエッセンスの製法」をご覧ください。
保存料には一般にブランデーが使われます。植物性グリセリンやアップルヴィネガーのこともあります。
どんなふうにつくられる?
どんなふうにはたらく?
私たちは自然の一部です。けれども、現代の社会生活では自然とのつながりを失いがちです。フラワーエッセンスは、私たちの心が自然とのつながりを取り戻し、自由で柔軟な強さを回復するのを助けます。
不安になったり、緊張したり、沈んだり、頑なになったりしたとき、バランスと調和を取り戻すのを助けてくれます。さらに感情面、心理面のパターンを緩めて私たちの心が本来もっている可能性を発揮するのを助けます。