ツユクサが語ってくれたこと
いのちを潤す
露に満たされて
わたしたちは朝を待ちます。
輝く露を揺らす
微かな風に
わたしたちは朝を感じます。
朝の足音を聞きながら
折りたたまれた
空の青を
ゆっくり開いてゆきます。
あたなは思い出すことができますか。
あなたのなかに折りたたんで
しまわれた空の青を。
あなたは思い出すことができますか。
あなたの胸にしまわれている
青い翼のことを。
青い翼は変化することをためらいません。
わたしたちの葉に残る
露が消えても、
青い花弁が融け去っても、
透明な輝きに満ちた青を
わたしたちはあなたのなかに
見ることができます。
いつでもあなたが求めれば、
求めることを
あなた自身に許すことができれば、
開くことのできる青い翼。
つながることのできる空の青。
どうぞわたしたちと一緒に
あなたのなかにしまわれた
青い翼を思い出してください。
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