『影の現象学』(河合隼雄著)を読むZoom読書会
『影の現象学』第1章「影」を読む
河合隼雄先生の著作『影の現象学』の第1章「影」を読む読書会です。
自分がより自分自身になっていく過程を、ユングは自己実現の過程とか、個性化の過程と呼びました。一般に使われる「自己実現」という言葉は、「自我」の願望をかなえることを指す言葉になっているように思いますが、ユングのいう個性化の過程で向き合うことになるのが「影」です。『影の現象学』の第1章「影」を読むことで、影がどのようなもので、それは自分とどのような関係にあり、どのような危険と発展の可能性を秘めているかということが理解できます。こうした理解は、フラワーエッセンス療法などで私たちがより自分自身になっていこうとする変容の過程で助けになるでしょう。河合先生は「学術文庫版への序」のなかで次のように述べています。
影との「つきあい」は危険に満ちているが、その意義も深い。影は「もう一人の私」の存在として自覚されることが多く、私がもう一人の私とどうつき合うか、ということが本書の課題とも言うことができる。読者が本書を通じて、自分なりにもう一人の自分とのつき合い方を見出してゆかれるならば、著者として真に嬉しいことと言わねばならない。
内容
『影の現象学』
第1章 影
1.影のイメージ
影を失くした男
影とたましい
イメージの世界
2.ユングの影の概念
「影」の夢
「影」の概念
心の構造
3.影の種々相
投影
影の肩代わり
永遠の少年
読書会の形式:解説と共有
少しずつ読みながら解説した後、みなさんと感想や疑問を共有したいと思います。オンラインで参加の方は書籍を入手して(アーカイブ参加の方も書籍は入手してください)事前に一読し、疑問に思った箇所、印象に残った箇所、感銘を受けた箇所、一緒に考えてみたい箇所などをチェックして参加してください。それぞれの方の感じたことを尊重する場にしたいと思います。
オンライン参加で聞いているだけもOKです。ビデオオフでの参加もOKです。
参加方法
オンライン(Zoom)での参加
開始10分以内に入室してください。10分を過ぎると入室できない場合があります。
音声アーカイブでの視聴も可能です。
音声アーカイブ視聴の方は、読書会開催の数日後にアクセス先をご案内いたします。(オンラインで参加された方もアーカイブを聞いていただくことができます。)
開催日時
土曜日 午前10時~11時30分 (90分)
2025年
第1回:1月11日
第2回:1月18日
第3回:2月1日
第4回:2月8日
第5回:2月22日
第6回:3月8日
※6回で読むことを想定していますが、もしかしたらもっと回数が必要かもしれません。その場合は、追加の回を設定します。
参加費
各回のお申込み:3,000円
6回分一括でのお申込み(第1回~第6回):18,000円
※お申込み後1週間以内に参加費をお振込みください。
申し込みフォーム
キャンセルについて
基本的にキャンセルはできません。欠席の場合は録音アーカイブをお聞きください。