種を育てるプロジェクト

— 小さないのちと、静かにつながる —

小さな種から、なにが生まれるだろう。

このプロジェクトは、自然のなかで採取した植物の種を、必要な方へと手渡し、
それぞれの暮らしのなかで育ててもらうことから始まります。

植物は、土地や環境、そこに生きる人とともに、静かに、しかし確かに息づいています。
小さな種をまくという行為のなかには、いのちと向き合い、受け取り、見守る時間が宿っています。

種は、一方的に「贈る」のではなく、受け取る方の思いと手によって育まれてこそ、
次の風景へとつながっていくものだと、私たちは感じています。

「育てる」ということを、もう一度ていねいに

いま、世界のさまざまなところで、種子が商品として大量に流通し、
時には「手軽に咲く」ことだけが求められていることもあります。

このプロジェクトでは、それとは少しちがう視点から、
「育てること」そのものの意味や豊かさを見つめ直す場をつくっていきたいと思っています。

植物の声なき声に耳を澄ませ、自分のペースで関わっていく。
その過程で感じたことを、他の誰かとゆるやかに分かち合っていく。
そんな時間を、大切にしていきたいのです。

参加できるプロジェクト

現在は、下記の種子プロジェクトを行っています。ご興味のある方は、詳細ページをご覧ください。

今後も、採種や育成が可能になった植物があれば、少しずつプロジェクトを増やしていく予定です。


種子の提供について

・営利目的ではなく、種子を育てることを通じて自然との関係性を見つめる活動です
・必要な実費(送料・封筒・手数料等)のみを頂いています
・育て方や交流のためのオンラインコミュニティも用意しています(参加は自由です)


最後に

植物の種は、静かに、ときに何年も眠りながら、芽吹くときを待っています。
人のなかにも、そんな眠っていたいのちの感覚が、植物との出会いを通して目覚めていくかもしれません。

このプロジェクトが、そのようなきっかけの一つになれたらうれしく思います。

Posted by takahara.daisuke