自然の不思議と神秘、そして自分もその一部
昨日の午前は『百合と薔薇』の読書会第4回、
午後は植物観察上級講座第2回でした。
どちらも丹羽先生の『百合と薔薇』を
使わせていただいているのですが、
自然って不思議ですね~。
世界って神秘だよね~。
畏怖さえ感じる~。
という時間でした。
普段日常生活をしている目線だけでは、
決して出会うことのない植物の神秘、
自然の驚異、
世界の不思議に
眼が開かれていく感じです。
かといって遠い国の不思議な植物が
取り上げられているわけではなく、
チューリップやクロッカスといった
日常のなかで出会う植物から
世界の神秘を感じられるところが格別です(^^)
たとえば、昨日読んだところには、
「チューリップは私たちの心の状態に喩えれば
どんな状態と言えるでしょか?」
という問いに答えて
チューリップの仕草が語る心のあり様は
「希望」ですとあるのですが、
(そ理由についてはぜひ本を読んでください)
クロッカスは「憧れ」が
相応しいでしょうと書かれています。
クロッカスが、本格的な春には
まだ遠い時期に花を咲かせ、
その花の色も「内向的な」
青や紫といったものが多いということ。
そして、チューリップの場合
子房(受精して果実になる)が
花弁の付け根のところにあるのに対して
クロッカスは地面の下にあります!
花が終わって葉も枯れてくる頃に
クロッカスは花茎を伸ばして
地面のなかから果実を持ち上げていきます!
丹羽先生は次のように表現されています。
クロッカスの子房部分は、チューリップのように、空気中に高くもち上げられておらず、地面の下にひっそりと匿われています。ですから、チューリップの希望よりももっと内向きで秘められた希望、つまり「憧れ」という感情が相応しいでしょう。
ここには大宇宙と小宇宙の
見事な対応関係があります。
天と地をつなぐ植物たちは
それぞれに独自の天との関係、
地との関係をもっていて、
それは私たちの内的世界のあり様と
呼応し合っています。
自分をはるかに超える自然が
自分にも確かにはたらいていると実感するとき、
日々の変わらない日常が
ちょっと違って見えてきます。
キラ~ン☆彡
それは私たちの「生きる」を
支えてくれる力になるように思います。
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