人生は知っている
人生にはときに理不尽と思えることが起こる。
良い心がけをしていても、悪いことが起こることがある。
打ちひしがれて、ときには天に向かって文句を叫んで、それでも起き上がって
静かに自分を整えて再び進む人の胸には、やがて個性の光が輝き始める。
人生は自分の夢をじゃましようとしているわけではない。
人生は自分が他のだれかにはできないようなやり方で、起き上がって進むことを知っている。
誠実に生きていたとしても、不運なことが起こる。
それは罰ではなく、ただ起こる。
それがただ起こったとき、
自分に他の誰かにはできない起き上がり方ができるのは、
人との違いを見いだそうとするからではなく、
ただ自分にとっての真実を生きるから。
人生はそれを知っている。
そのたびに起き上がって、時間がかかっても起き上がって、
自分を整えて再び歩き始める人の目には、やがて魂のヴィジョンが写し出される。