ドングリは私を超える自然の力
ドングリは完全な木になるすべを知っている
ドングリは生まれた木から何千キロも離れたところに運ばれ、誰に教えてもらわなくても、完璧なオークの木になるすべを知っている。(Dr. Edward Bach)
エドワード・バッチ ジュリアン・バーナード編集、谷口みよ子訳 『エドワード・バッチ著作集―フラワーレメディーの真髄を探る』 BABジャパン 2008 50p
わたしを超える自然の力
私たちのなかに眠るドングリとつながりをつける鍵の一つは、ドングリは「私」を超える力だということを理解することだと思います。ドングリは僕らの中にあるかもしれないけれども、必ずしも僕らが思い通りにできる力じゃない。
ドングリの力は「私」を超える自然の力。私が知らない知恵をもち、私が気づかないタイミングを知っています。完全な木になるすべを知っているし、完全な私の木になるイメージを、私の物語を生み出す力をすべてもっています。
そんなドングリが、そんな種子が私の中に眠っている。
ドングリの力を信頼する
だから、まずドングリの力を信頼することから始めたい。自分を超える自然の力に敬意を表して、ドングリの声に耳を傾けることを始めたい。ドングリの力は僕らの都合通りにはならないかもしれないけれど、ドングリと協力し合うことはできるし、その力を借りて本当に私らしく希望を生きることができます。
私の中には完全な私の木になるすべを知るドングリが眠っている。
ドングリに敬意を表わせば、ドングリは応えてくれます。たとえば、あなたのドングリが夢の中でプレゼントを届けてくれたりするかもしれません。
フラワーエッセンスを通して
普段、僕らは経済活動や消費活動に忙しかったり、周りに気を使うことで忙しかったりして、自分の中に眠っているドングリのことなんかにかまけていられない。そんなことしてたら置いてかれかねないから。今の社会の流れの中ではそんな感じかもしれません。なかなかドングリのために時間を取ったりできない。
そんなときはフラワーエッセンスを生活に取り入れよう。そうすれば自然に自分に意識を向ける時間をつくることができます。フラワーエッセンスを選ぶときや、その効果を評価するときには自ずと自分の内側に目を向けるようになります。
そして、フラワーエッセンスは心の少し深いところで感じたり、考えたりしていることに気づくのを助けてくれます。それはつまりドングリの声に耳を傾け始めることですね。
ドングリは芽吹く前に安全な場で眠る
ドングリの芽吹きを実現するための二つ目の鍵は、種子の休眠期間だと思います。植物の種子はたいてい発芽する前に、眠りの時間(休眠期間)をもっています。短いものもありますが、中には10年を超えるようなものもあります。眠って時を待ちます。そして外的な環境、たとえば水分とか、温度とか、酸素とかの条件が揃ったことに加えて、休眠状態が解除されてはじめて、眠りから覚めて発芽するわけです。
僕らの中のドングリも眠りの時間をもっているんだと思います。安全な場で眠ること。安全な場で守られながらドングリと一緒に夢を見ること。
ドングリが硬い殻で守られているように、僕らも外界としっかりした境界を保って、安全な場で守られながらドングリと一緒に夢を見ていいんだと思います。ドングリが暗い大地に根を伸ばして、発芽して成長していくのに必要なエネルギーを吸収できる態勢が整うまで待ちましょう。
その間は、大切なドングリを無闇に外界に晒したり、理解のない人にドングリの話をしたりしないで、安全な場でドングリとの信頼関係を育てていきましょう。安全じゃないところでは自分の胸の中にしまっておく強さ、秘密にしておく強さ、それはつまりドングリを守る殻でもあります。
殻が弱かったり、脆かったりすると、自分の外側にエネルギーが漏れ出してしまいます。もし、無意識に自分以外のことにエネルギーを使って消耗しやすいようなら、自分が本当にやりたいことに使えるエネルギーを増したいですね。ドングリのために使うエネルギーの優先順位を上げましょう。
もちろん、ドングリは完全な私の木になるすべを知っています。けれども、ドングリが芽吹くには、そして芽吹いた後その芽が成長していくには、それを支えるだけのエネルギーが必要です。休眠期間は自分のエネルギーの使い方をドングリに向け直すための時間でもあると思います。
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