セントーリ(セントーリー)

フラワーエッセンス・セントーリ(セントーリー)

セントーリのフラワーエッセンスは
自分のことよりも
他の人のことを優先しがちで
自分のためにエネルギーを
保持しておくことが難しい人が、
自分自身を満たした上で
他者を思いやり他者のために
行動することができるように助けます。
フラワーエッセンス・セントーリ (セントーリー)と共鳴する心

【 セントーリ (セントーリー)が助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・意志が弱く、他者の言いなりになりやすい 。他者を喜ばせることに依存する。自己のニーズよりも他者のニーズを優先するために、「ノー」と言うことが出来ない。
【パターンに内在されている芽吹こうとしている性質】
・自分自身を満たした上で他者を思いやり他者のために行動することができる。
日常生活で使う

・セントーリは意志の力を強めます。
・人に喜んでもらうことを大切に思う人が、自分のために人に対して「ノー」というのを助けます。
・他者の要求に応えるために自分の人生をあきらめることを当然と思うような人に。たとえば、子供たちのためだけに生きている完璧な母親。慈善事業の奉仕のために消耗し切っている人たちなど。
・人に対して、優しさだけでなく「愛のむち」が必要なとき。
体験談

植物としてのセントーリ (セントーリー)の特徴

リンドウ科シマセンブリ属 学名:Centaurium erythraea 和名:ベニバナセンブリ
セントーリ(セントーリー)はリンドウ科の二年草で、高さ30~40cmになる帰化植物です。茎の断面は四角形で、葉は対生し、長楕円形です。根生葉はロゼット状に広がります。開花期は6月~8月で、茎の先に集散花序をつくり、直径1cmほどの淡紅色の花をつけます。合弁花で花冠は5裂します。
属名のErythraeaは赤を意味するギリシャ語のerytrosに由来しています。古い属名はChironiaと呼ばれていていました。これは ギリシャ神話に登場するケンタウルスのケイローン(キロン)に由来しています。彼はあらゆる薬草を用いた治療法をマスターし、一説には、ヒュドラーの血に毒された弓矢で負った傷をこの植物で治療したと言われています。英語名のCentaury(セントーリ)も同じ由来によるものです。古代の人々はこの植物が非常に苦かったことから、Fel Terrae(大地の胆汁)とか、地球の胆汁と呼んでいました。
日本ではベニバナセンブリと呼ばれていますが、非常によく似た近縁種のハマハナセンブリも帰化していて、ハマハナセンブリの方が見つけやすいようです。
セントーリ(セントーリー)に出会う
ここからは個人的な経験を書かせていただくと、2014年のセントーリの開花時期に、京都の桂川の河川敷や、大阪の淀川の河川敷を捜して歩いたことがあります。けれども、その年は見つけることができませんでした。そして、翌年やっと出会うことができたという経験があります。
下の写真はよく似た近縁種のハナハマセンブリですが、本当によく似ていて、ネットなどの情報ではこのハナハマセンブリをベニバナセンブリと間違っているところも結構あります。写真のハナハマセンブリは枚方市の淀川の河川敷で撮影したものです。

ベニバナセンブリは近年生育場所も少なくなってきているようで、なかなか出会うのが難しい植物かもしれません。
翌年になって、神戸の北鈴蘭台駅近くの空き地に咲いていると、ジュラ2591さん教えていただき、やっと会うことができました。(ジュラ2591さん、ありがとうございました!)
フェンスで囲まれたかなり広い空き地があってその中に咲いているのですが、フェンスの入り口が空いていないときはフェンス越しでしか見られないとのことでした。また、草刈りがあって刈られてしまうこともあるという情報を教えていただきました。
それで、もし会えたらラッキーだと思って行ったのですが、最初駅からの道を間違えて30分くらい余分に歩く羽目になりました。けれども結果的にその遅れがよかったのか、到着した時間は、なんとフェンスが空いていたのです!
はじめてセントーリの花を見ましたが、第一印象は、その「たくましさ」でした。広い空地の中で他の植物に負けない存在感をもっていました。もっと控えめな感じを予想していました。光を求めてヒメジョオンの高さに負けまいと生長しているからなのか、本に書かれていた高さ30~40cmよりかなり高く生長しているように見えました。
そして、その色の鮮やかさ!とくに蕾のときの色は花の色よりも濃いピンクで遠目には赤に近い感じに見えました。茎は細いけれど、とてもしっかりした強さをもっています。やさしい美しさと、クリアなたくましさが共存しているように感じられました。
Healing HerbsのJ.バーナードさんはセントーリ(セントーリー)のフラワーエッセンスについて、「慎み深く控えめな美しさを保ちつつ、断固とした明晰さを、謙遜しすぎる弱々しい人々にもたらしてくれる(*1)」と述べています。そのフラワーエッセンスの性質そのものを自然に咲いているセントーリの花から感じた経験でした。


参考文献
*1:ジュリアン・バーバード 『バッチのフラワーレメディー植物のかたちとはたらき』 谷口みよ子訳 英国フラワーレメディー・プログラム 2013
・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳 BABジャパン、2003
・A Modern Herbal https://www.botanical.com
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990